未来のお医者さんはロボットになるかも? 遠隔操作で回診までする技術

ガジェット通信 / 2012年9月13日 12時0分

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9月11日に開催されたiRobot社の新商品発表会。iRobot社は自動掃除機業界ではシェア90%を獲得し、掃除機だけには留まらず、医療の世界へも踏み込もうとしていることが発表された。記念すべき第一歩目となる遠隔医療マシンの試作機が『RP-VITA(アールピービータ)』だ。家庭で買えるような価格にはならないらしい。主に病院で使うためのものになるだろうとのこと。

一見動かないようにみえるんですが動きます。

驚くべきところは「こっちにきて」と『iPad』で指示を出すだけで、自動的に来てくれるところだ。このロボットにはセンサーが前の部分についており、自動的にマッピングをするのだ。そのマップ画像は『iPad』に送信され、指示を出すだけで自力で適切なルートを判断し、その場所へ行ってくれる。

例えば病院で使う場合。301号室の患者さんへ回診を行く際、医師はこれを使って、その患者さんの名前を押すだけで301号室へ行ってくれ、遠隔回診ができる。『ルンバ』の技術を応用しているのだが、これはスゴイ! 実際にデモンストレーションをiRobot社の社長自ら、会場で行った。

アメリカへコネクト!

『iPad』をおもむろに取り出し、「サンタバーバラの臨床試験センターにロボがいるのでここから動かしてみましょう」。えっ、そんな遠くにロボットがあるの!? 投影されていたスクリーンは『iPad』の画面へと切り替わり、試験センターが写った。そうするとロボットは動きだし、タッチひとつでスミスさんの元へと向かった。

お人形のスミスさん

「ではスミスさんと会話してみましょう。スミスさんどこがお加減悪いんですか?」

ボーナスに響くのは困るようです

と、人形のスミスさんに呼びかけるももちろん応答はない。「ボーナスに響きますよ」。と、社長がボソッとつぶやくとあわてて男の人が出てきた。

「ハ、ハーイ社長! スミスさんは人形なので喋れません。代わりに私が説明します。スミスさんは手を怪我して入院中です」。

穴が開いてるのか!?

「なるほど、穴が開いてるように見えるなぁ。誰かがドリルを使って開けたんでしょう。もっとクローズアップしてみよう」。

うんち!

「これっ! 穴だと思っていたらうんちじゃないか!? すぐに取ったほうが衛生的にいいだろう」。

会場の皆がブフッと噴きだし、社長はしてやったり。「次は真面目にやるからね」と、次の患者さんジョーンズさんの元へ向かった。

患者はジョーンズさん

「ジョーンズさんこんにちは! 頭が痛いのですか? まずは医療カルテを見てましょう」。

ふお!? なんと『iPad』の画面下にカルテが表示された。

心電図付き

次はリアルタイムの心電図、レントゲン等、患者さんにつながれているもの全てが見られるようになるという。実際の医者が診察するにあたってこの機能は役立つだろう。

ズームアップ箇所選択

「頭痛ですかー。目から来る頭痛がありますね。目を見てみましょう。超ズームします」。

超ズーム

「まつげの本数も数えられるくらいズームできます。私は医者ではないので、このぐらいのことしかできませんが、医者が使えば画期的な道具に変身すると思います」。

このように医者が患者の下へ直接行かなくても『iPad』のみで回診、診断ができる世の中になるのは時間の問題だろう。遠隔地や、無医村等、世界の向こう側でもこのマシン一つで多くの命が救えるようになるのではないだろうか。



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