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フェィスブックで元恋人を追跡する人たちへ

ガジェット通信 / 2012年9月26日 15時0分

フェィスブックで元恋人を追跡する人たちへ

そんなに忘れられないものなのだろうか……。「荒川強啓 デイ・キャッチ!」(TBSラジオ)のニュースランキング(2012年9月25日付)で、「フェィスブックユーザーは失恋が癒えない?英研究者」というネタが第7位にランクインしていた。

番組によると、「交流サイト・フェイスブックで元恋人と友だち関係を続けると、失恋から立ち直る上で障害になるという調査結果を、イギリスのとある研究者が発表しました。この研究者は、フェィスブック利用者のうち推計で1/3が、フェィスブックを使って元恋人の活動をチェックしたことがあると指摘しています。こうした行為は、別れの苦しみや相手への未練を助長し、ひいては精神的な成長をさまたげる可能性がある」とのこと。

視聴者の声として紹介された会社員の男性(40代)は、「元恋人を探しますよ~。友だち申請はしませんけどね。何年も前に別れた人が今どうなっているのか。あの会社に勤めてるのか。へぇ、引っ越したんだ。あっ、結婚したの~。と、いろいろ想いを馳せています」と、フェイスブックで元恋人を探すのが当たり前のようなことを言っていた。

コメンテーターの国際ジャーナリスト・小西克哉氏は「失恋したら、そこで世界をぶったぎらなきゃダメ」、司会の荒川強啓氏は「ばっさり切らなきゃ。苦悩の日々はどうなるんだ」とそれぞれコメント。フェイスブックをまともに利用していないこのふたりは、「失恋したらフェイスブックなんてやめてしまえ」という意見だった。筆者は、基本的にふたりと同意見である。

人は、嫌な思い出を忘れることで新しい道を開いていくものであろう。恋愛もまったくそうで、辛い別れを味わったら、きっぱりとそれを忘れ、別の相手を探し、新しい恋愛の道を進んでいくのが基本ではないのか。仮に、嫌な思い出ではなく甘い思い出だったとしても、別れた相手に新たな恋人がいるのなら、自身はそこにコミットするのを控えるべきだ。

これは、恋人の携帯電話の中身を見てもろくなことがないのと同じパターンだと思う。フェイスブックやミクシィなどのSNSに書かれる個人情報は、ある意味で携帯電話の中身と似たようなものなのだから。見たくない情報も含め、そこを覗けばその人に関する様々な情報が手に入ってしまう。元恋人のそれを知って何になるというのだろう。

筆者はフェィスブックをやっていないので元恋人をチェックすることができないし、したいとも思わない。SNSでも似たようなことができると思うが、人と余計につながる必要はないと思っているので、そういう機能は使っていない。そもそも、元恋人のことなど知りたいと思ったことがない。

その最大の理由は、「知りたい」と思いネットを使ってこちらから勝手に元恋人へコミットした場合、元恋人に対して迷惑をかける可能性があるからだ。もし筆者の恋人が何らかのかたちで元カレやら元カノとつながりを継続しているのを筆者が知ったら、決していい気持ちはしない。

ただし、知らないところでつながっているのなら別にかまわない。そもそも知らないのだから、何とも思わない。そういうつながりを継続しようと、筆者自身は思わないが……。

(谷川 茂)



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