「連続ドラマW 太陽は動かない -THE ECLIPSE-」⽻住英⼀郎監督インタビュー 「最近のWOWOWのドラマらしく、大人が見る骨太なドラマ」
ガジェット通信 / 2020年5月24日 12時0分
⼼臓に爆弾を埋め込まれた諜報組織エージェントの活躍を描いた吉⽥修⼀の⼩説<鷹野⼀彦シリーズ>を、ドラマから映画への連動で⼀挙映像化するメガプロジェクトの連続ドラマ版「連続ドラマW 太陽は動かない -THE ECLIPSE-」の放送がスタートします。すでに第1話はまるごと無料配信中なので、ご覧になった方もいるのでないでしょうか。
■【第1話まるごと無料配信】 連続ドラマW 太陽は動かない -THE ECLIPSE-【WOWOW】
主演に藤原⻯也さん、⽵内涼真さんという旬過ぎるトップキャストを初共演で迎え、映画版とは異なる新たなストーリーを描く本作。監督は、あの「MOZU」「海猿」シリーズなど、エンターテインメント超⼤作を次々と⼿掛けてきた⽻住英⼀郎さんです。このほど、⽻住英⼀郎監督のインタビューが到着!スターキャスト激突で贈る究極のノンストップ・サスペンスは、近⽇公開予定となっている映画版へと連なる仕掛けも随所にあり、連続ドラマWの新たな⾦字塔になり得るハイクオリティー。監督が込めた想いとは?
■関連記事:『連続ドラマW 太陽は動かない -THE ECLIPSE-』藤原竜也&竹内涼真がTVスポットをセルフアフレコ!そして今日は藤原竜也さんのお誕生日!
https://getnews.jp/archives/2540791
――今回の企画の立ち上がりの経緯は、どういったものだったのでしょうか?
2015年に吉田修一先生の「太陽は動かない」を映画化できないだろうかという話があり、続編の「森は知っている」が刊行されたタイミングだったのでその2冊を読んだんです。「太陽は動かない」も「森は知っている」も面白いので両方やりたいなと思っていたら、武田プロデュサーが、“2作を1本の映画にしては”と。目から鱗でしたね。そこから一気にプロジェクトが加速し始めました。ドラマを連動させようというのも当初から出ていた話でした。映画はその2作を原作にしている一方、ドラマのストーリーは完全にオリジナルです。吉田先生にもご快諾いただき、脚本ができるたびに読んでいただきました。送るたびに「面白かったです」と言っていただけましたし、ドラマもすごく楽しみにしてくれているようでしたね。
――演出面で気をつけたことは?
映画とドラマで色を変える必要はないと思っていました。映画は直球なエンターテイメントなのでアクションも多いですが、じゃあドラマはおとなしくしているかというとそうではありません。とはいえ全部を派手にすると疲れてしまうので、最近のWOWOWのドラマらしく、大人が見る骨太なドラマにしようと。ドラマオリジナルのキャラクターとして桜井という伝説の先輩が出てくるんですが、桜井を描くことも楽しみの一つでしたね。
――ドラマに登場する主演以外の強力な俳優陣の印象について教えてください。
安藤政信くんが演じた桜井は死んだはずの鷹野の先輩なので、あまりイメージがついていない人がいいと思いました。桜井を安藤くんと一緒に作れたことはすごく楽しかったですね。多部未華子さんが出ると絵が締まる。初めてなのですが、出ていただけて本当に嬉しかったです。佐藤浩市さん、石橋蓮司さん、吉田鋼太郎さんという男から見てもかっこいいおじさんたちがエネルギッシュに演じてくれて、まるでドリームチームですよね。他にも市原隼人くん、柿澤勇人くん、酒向芳さん……。どの方も本当に素晴らしかったです。
――ロケーションを含め、ドラマとは思えない破格のスケールですよね!
冒頭の爆破現場はブルガリアで撮影しました。日本ではなかなか撮れないシーンですし、それぐらい徹底して作れた作品です。何度見ても楽しめるように作っているので、好きなように楽しんでもらいたいですね。
『連続ドラマW 太陽は動かない -THE ECLIPSE-』特集
https://getnews.jp/taiyoeclipse
<監督>羽住英一郎
1967年生まれ、千葉県出身。ROBOT所属。
2004年、『海猿 ウミザル』で劇場映画監督デビュー。「海猿 UMIZARU EVOLUTION」(05/CX)、『LIMIT OF LOVE 海猿』(06)、『THE LAST MESSAGE 海猿』(10)、『BRAVE HEARTS 海猿』(12)の海猿シリーズをはじめ、『暗殺教室』(15)、『暗殺教室〜卒業編〜』(16)など大ヒット作を次々と手掛ける。「ダブルフェイス」(12/TBS・WOWOW)では東京ドラマアウォード2013単発ドラマ部門グランプリを獲得。TVドラマ「MOZU」シリーズ(14・15/TBS・WOWOW)、『劇場版MOZU』(15)も話題に。その他の作品に、『逆境ナイン』(05)、『銀色のシーズン』(08)、『おっぱいバレー』(09)、『ワイルド7』(11)、『OVER DRIVE』(18)など。
<ストーリー>
ニュース配信会社を隠れみのに暗躍する諜報組織「AN通信」のエージェント鷹野(藤原⻯也)と新⼈の⽥岡(⽵内涼真)は、3年後に開催予定の国際都市博覧会の建設地に潜⼊していた。建設地選定をめぐってはさまざまな謀略が動いており、政界のフィクサー中尊寺(⽯橋蓮司)と秘書・永島(吉⽥鋼太郎)からの依頼で、その情報戦に⼀役買っていたのだ。しかしその現場は爆破され、2⼈は上司・⾵間(佐藤浩市)の指令で⾸謀者の調査を開始。同僚の⼭下(市原隼⼈)の協⼒で⾒えてきたのは、中尊寺側の思惑に介⼊しようとする中国企業勢⼒と、そこに雇われた元AN通信エージェント桜井(安藤政信)の存在だった。⼀⽅、NPO職員の落合(多部未華⼦)は、政界の陰謀を追って危うい接近を試み、無関係に思われた⼆世議員・桐野(柿澤勇⼈)までもが、暗躍を始める。やがて、都市博開催をはるかに超える巨⼤利権の存在が明らかに…。
ストーリー原案:吉⽥修⼀
監督:⽻住英⼀郎
脚本:林⺠夫
⾳楽:菅野祐悟
主題歌:King Gnu「泡」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
出演:藤原⻯也、⽵内涼真、安藤政信、多部未華⼦、市原隼⼈、柿澤勇⼈、⾦井勇太、⽇向亘、酒向芳、宇梶剛⼠、⽩⽻ゆり、松本実、⼩市慢太郎、⽯橋蓮司、吉⽥鋼太郎、佐藤浩市
制作会社:ホリプロ・ROBOT
5⽉24⽇(⽇)スタート(全6話)[第1話無料放送]
毎週⽇曜 夜10:00
(執筆者: ときたたかし)
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