実話を題材にした“史上最もダークなシリアルキラー映画”『アングスト/不安』危険な予告編[ホラー通信]
ガジェット通信 / 2020年5月26日 22時0分
オーストリアに実在した殺人犯を描き、数多あるシリアルキラー映画の中でも“史上最もダークなシリアルキラー映画”と評された、80年代の異常な傑作『アングスト/不安』が7月3日より日本初劇場公開。予告編が解禁となった。
1980年にオーストリアで起きた殺人鬼ヴェルナー・クニーセクによる一家惨殺事件を映画化した本作は、日本でのレンタル用ビデオ発売時(88年)の『鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜』というタイトルでも知られている。
予告編は、イタリアの詩人ダンテによる長編叙事詩「神曲 地獄篇」より、「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」という一節から始まる。これは、ジェラルド・カーグル監督の要望により今回の日本版の予告のみに入れられたものであり、この映画を観る者への警告ともとれる。
瞬きひとつせず、あたりを見回しながら歩いている主人公K.。一軒の屋敷を訪ねると、出てきた老婆をなんの迷いもなく銃殺し、刑務所へ収監される。服役中も彼の思考は変わることなく、さらなる危険な幻想を抱いたまま出所の日を迎えてしまう――狂人が世に放たれるのだ。狂人の行動と心理に観る者を没入させるような独特のカメラワークは、ジョン・レノン、ミック・ジャガーらのMVも担当した映像作家ズビグニェフ・リプチンスキによるもの。冷たく脈打つようなエレクトロサウンドは、元タンジェリン・ドリーム、アシュ・ラ・テンペルの作曲家クラウス・シュルツが手掛けている。
本作は、世界各国で上映禁止となり、日本の映倫審査員からは「R15+だが精神的に滅入る内容」との判定を受けている。実際の事件を題材にし、途方も蛮行が描かれる危険な作品だけに、鑑賞するかどうかは予告編を観て慎重に検討されたし。
『アングスト/不安』
7月3日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
(C)1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion
―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』この記事に関連するニュース
-
ハリウッド史上空前の詐欺事件の裏側とは?「ハリウッド・コン・クイーン」Apple TV+で配信開始
cinemacafe.net / 2024年5月8日 19時0分
-
シャマラン監督の新作「Trap」でジョシュ・ハートネットがシリアルキラーに
映画.com / 2024年5月6日 11時0分
-
仏大ヒット『コンセント/同意』、公開日が8.2に決定&予告解禁 14歳の少女と50歳の小児性愛作家のいびつな関係描く
クランクイン! / 2024年5月2日 11時0分
-
早速どんでん返し!『シックス・センス』監督の新作、衝撃の予告編が公開
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月19日 10時31分
-
A24三部作ホラー完結編『MaXXXine』予告編が初公開 80年代のLAに殺人鬼の脅威
シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月9日 19時10分
ランキング
-
1「iPad(第10世代)」が大幅値下げ、「iPad mini」は値上げ 価格改定で明暗分かれる
マイナビニュース / 2024年5月8日 13時31分
-
2「新紙幣出てきたんだけど」 レジで“千円札”見た若者がポツリ→まさかの正体にショック広がる 「そうだよねえぇ」
ねとらぼ / 2024年5月7日 12時0分
-
3「既存作品と類似している」と指摘 上演中の演劇が急遽中止で劇団側謝罪
ねとらぼ / 2024年5月8日 13時13分
-
4「天才なのか狂気なのか」 ガソリンタンクに液体窒素を入れてみたら…… 海外の“とんでもない実験”に心臓バクバク
ねとらぼ / 2024年5月6日 8時0分
-
5LINEヤフー、韓国ネイバーへの委託終了「前倒しで進める」 PayPay連携は延期へ
マイナビニュース / 2024年5月8日 18時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください