「イヤホンはノイズキャンセルにして小さめの音量で聴いて」 騒音性難聴について耳鼻科医が警鐘
ガジェット通信 / 2020年6月2日 10時30分
在宅勤務やテレワークが推奨されて、イヤホンやヘッドホンを使う機会が増えたという人は多いのではないでしょうか。
総合病院勤務の耳鼻咽喉科専門医のひまみみ先生(@ent_univ_)が、「イヤホンはノイズキャンセルにして小さめの音量で聴いていただきたいです」といい、騒音性難聴になる危険性について警鐘を鳴らしています。
大事なので、耳鼻科医としてまた言いますが、
イヤホンはノイズキャンセルにして小さめの音量で聴いていただきたいです。特に周りがうるさい時は音を大きくしてしまいますから。騒音性難聴のリスクになります。
僕個人はうるさい所ではノイズキャンセルのヘッドホンにしてますね。
安全に気をつけて。
難聴には外耳や中耳に何らかの障害があって起こる伝音難聴と、内耳・蝸牛神経・脳の障害によって起こる感音難聴がありますが、ひまみみ先生によると、騒音性難聴は前者にあたり、「難聴そのもので自覚される方もいますが、耳鳴りなどの症状のこともあります」とのこと。
その上で、「年齢と騒音性難聴の関係については自分の知る範囲では関連を知りません。ただし、一般に若者の方が大きい音量に暴露することが多いことから、若者により注意を促す傾向にはあります」と、イヤホンやヘッドホンを大きな音で聴くことの危険性を指摘。「ノイズキャンセリングがないイヤホンの場合は、周りがうるさいと大きい音量にしてしまいがちですから、より騒音性難聴のリスクが高くなります」と注意を促しています。
「騒音性難聴自体が病気」というひまみみ先生。一般的に難聴は認知症発症のリスクやうつ状態に陥る可能性が指摘されています。ひまみみ先生は「大事なのは“音の大きさ×時間”です。音を抑えて、時間を短くして、耳を守りましょう」と強調。特にデスクワーク中などの際は、眼と同様に耳を労ることに気を配る必要があります。長い時間イヤホンやヘッドホンを使うという人は、ノイズキャンセル機能のあるものを選ぶことで予防した方がよさそうです。
ひまみみ先生のTwitter
https://twitter.com/ent_univ_ [リンク]
※参考 難聴について(日本耳鼻咽喉科学会)
http://www.jibika.or.jp/owned/hwel/hearingloss/
※画像は『AC』より
―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』この記事に関連するニュース
-
「もしかして難聴? それとも更年期?」と思ったら試してみて。セルフチェック方法【医師が解説】
OTONA SALONE / 2024年6月26日 16時31分
-
40代から難聴は始まる?「最近、聞こえづらくなってきた…」更年期にひそむ難聴リスク【医師が解説】
OTONA SALONE / 2024年6月26日 16時30分
-
ACジャパン支援のもと近藤真彦さん出演の難聴啓発キャンペーンを開始します!
PR TIMES / 2024年6月25日 16時45分
-
イヤホンメーカーADV.の新感覚「耳栓」をレビュー! 騒音は防ぐのに声は通す、不思議な装着感!!
ASCII.jp / 2024年6月25日 11時51分
-
耳の奥の「キーン」を放置しないで!更年期以降の人に急増する、危険な梅雨シーズンの“耳鳴り”
週刊女性PRIME / 2024年6月22日 13時0分
ランキング
-
1札幌市イオンモールの駐車場が子育て世代に優しいと話題 気遣いの“言葉”に「これ素敵すぎる」「涙が出ちゃった」と称賛の声
ねとらぼ / 2024年7月18日 8時0分
-
2サイバー攻撃による流出情報元に「突撃取材するのはやめて」 ニコニコ運営代表が新聞社に警告、記者名も把握
J-CASTニュース / 2024年7月18日 19時35分
-
3「会社のWindows PCが突如ブルースクリーンに……」 世界中で報告相次ぐ 「仕事ができない」
ITmedia NEWS / 2024年7月19日 14時49分
-
4Type-Cケーブル1本で、4K映像を2画面出力できる!ドッキングステーション
ITライフハック / 2024年7月19日 11時0分
-
5コンテンツサービスで相次ぐ突然のクレカ決済停止の問題点 今後どう対応できるのか、議員と弁護士に聞いた
ねとらぼ / 2024年7月19日 12時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください