“香川県ゲーム条例”の法的正当性を問う……高校生が裁判費用をクラファンで募集
ガジェット通信 / 2020年6月25日 13時0分
香川県が4月に施行した「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」について、同県在住の高校3年生・現在17歳の渉(わたる)氏が、県を相手取り、同条例が憲法違反であることの確認と、議員の立法不作為責任を求める国家賠償請求訴訟のための資金を、6月19日からクラウドファンディングサイトCAMPFIREと同サイト内コンテンツGoodMorningで募集している。
動いたのは同県在住の現役高校生
渉氏は条例に反対する立場で活動し、595通の反対署名を香川県議会事務局に対して提出したが、条例は3月に可決され、4月に施行された。同条例は18歳未満を対象に、ゲームの利用時間を1日60分、休日は90分までを目安としたもので、スマートフォンは中学生以下が21時まで、それ以外は22時までとする目安を設け、家庭内でのルール作りを促しているという。
https://twitter.com/n1U5E6Gw119ZjGI/status/1273948842870755330?s=20
目標金額やリターンは?
目標金額は500万円で、資金の使い道は、弁護士報酬(手付金)、成功報酬、印紙代、憲法学者の意見書作成、その他調査費用や実費用。担当弁護士は作花知志氏で、訴訟は9月を予定している。
支援は1000円以上から可能で、リターンの内容は、お礼のお手紙、活動報告メール、9月頃に香川県高松市で開催を予定している報告会への招待(交通費は各自負担)。もし遠方在住などで報告会に参加できない場合は、インターネットでも閲覧できる。
プロジェクトはAll-in方式で、期限は8月22日まで。6月25日現在、目標金額の80%以上となる400万円以上を集めており、1200人以上が支援している。
香川県ゲーム条例が憲法違反の確認と、議員の立法不作為責任を求める国家賠償請求訴訟 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー):
https://camp-fire.jp/projects/view/271398[リンク]
(執筆者: ガジェット通信ゲーム班)
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