144Hzディスプレイに水冷&ターボファン機構搭載のゲーミングスマホ「RedMagic 5」レビュー アプリだけでなくクラウドゲームにも有用なプレイ環境
ガジェット通信 / 2020年7月31日 21時0分
リフレッシュレート144Hzの6.65インチAMOLEDディスプレイ、CPUにSnapdragon 865、水冷+ターボファンの冷却機構搭載とスペックが充実したNubia Technologyのゲーミングスマートフォン「RedMagic 5」のレビューをお届けします。
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高級感のあるガラスの背面に、発光をカスタマイズできる「REDMAGIC」のLEDロゴを搭載。レビューに使用した「Eclipse Black」は、筐体が黒で12GB RAMと128GBストレージを搭載するモデル。さらに、赤い筐体で8GB RAMと128GBストレージを搭載する「Hot Rod Red」の計2モデルをラインアップします。
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3眼のカメラは、ソニーのIMX686センサー搭載の6400万画素メインカメラ、800万画素広角カメラ、200万画素マクロカメラの構成。
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6.65インチAMOLED 2340×1080解像度のディスプレイは、リフレッシュレートが最大144Hz。インカメラは800万画素で、指紋認証センサーも画面に搭載します。
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画面に向かって左側面には、後述するゲーミングハブにモードを切り替えるゲームブーストスイッチと、冷却用の空気穴を搭載。空気穴は左右の側面に配置し、水冷式の冷却と最大1万5000RPMの内蔵ターボファンによる冷却を組み合わせることで、前モデルの2倍のCPU冷却性能を実現しています。
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画面に向かって右側面には、両手で横持ちにした際にトリガー操作に使える静電容量式のトリガーボタンを搭載。300Hzのタッチサンプリングレートで2msのタッチ遅延と、高レスポンスな操作が可能になります。
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インタフェースはUSB Type-C。付属の18W充電器で急速充電が可能なほか、別売りの充電器で55Wの急速充電に対応します。
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ゲームブーストスイッチをONにすると、ゲーミングハブ「Game Space 2.1」の画面が起動します。「荒野行動」「Fortnite」「PUBG Mobile」など対応アプリを既にインストールしている場合は、カルーセル状のユーザーインタフェースにゲームのアイコンが表示されます。インストールしたゲームを手動でカルーセルに追加することも可能。
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画面右端から左にスワイプすると、各種設定のショートカットを表示。ディスプレイのリフレッシュレートはデフォルトで90Hzに設定されているので、ここから144Hzに切り替えができます。着信やメッセージの受信をブロックする設定や、バックキーの操作もここから実行可能。
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細かい設定は「Personal Center」を使用します。ファンやLEDの設定、1日のゲームのプレイ時間を確認できるダッシュボードなどが利用可能。設定を追い込んで使うのに慣れたゲーミングPCユーザーには、かゆいところに手が届く仕様になっているのではないでしょうか。
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ベンチマーク結果は、「3D Mark」の「Sling Shot Extreme」ではOpenGL ES 3.1の結果が7272、Vulkanの結果が6659。いずれも「Galaxy S10」「OnePlus7」といった端末を超え、すべての端末の99%を超える高スコアでした。「Geekbench 5」の結果は、CPUベンチマークのスコアがシングルコアで903、マルチコアで3095。いずれも「Galaxy Note 10+」「OnePlus 7T」を超える高スコアを記録しています。
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トリガーボタンの操作は、ゲームブーストをONにしてプレイ中にショートカットから「Shoulder Triggers」のボタンをタップして設定。画面上に表示された「L」「R」のマーカーをゲーム画面のバーチャルパッド上にドラッグして操作を割り当てます。バトルロイヤル系ゲームなら照準をLボタン、トリガーをRボタンに割り当てると、ゲームコントローラーと同じ快適さでプレイできます。
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ゲームのプレイ感は、とにかくヌルヌルサクサク。「Real Racing 3」のようなレースゲームでは、特に144Hzの滑らかな表示を強く実感することができます。PUBG Mobile、荒野行動などはプレイ中の動作に問題がないどころか、遠方のターゲットへの照準はRedMagic 5を使った方が正確なのではないかと思えるレベル。
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スマートフォンの画面操作でも申し分ないプレイが楽しめるのですが、ゲームコントローラーでもプレイしてみたい……ということで、USB-C端子にOTGアダプターを介してマイクロソフトのゲームコントローラーをつないでみました。操作に対して遅延なく快適なゲームプレイが楽しめますが、アプリがゲームコントローラー対応タイトルかどうかを確認のうえ遊んでみることをオススメします。
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一方、ゲームコントローラーとの相性がバツグンなのがクラウドゲーム。「Geforce Now」で配信されているゲームはSteamやEpic Games、Uplayなどから配信されているPCゲームをラインアップしているため、画面を覆いつくすバーチャルパッドよりゲームコントローラーの方が遊びやすいのです。「The Awesome Adventures of Captain Spirit」をプレイしてみましたが、PCゲームをゲームコントローラーで遊ぶ感覚で快適にプレイできました。RedMagic 5は5G通信とWi-Fi 6に対応していることから、今後発展が期待されるクラウドゲームのプレイ環境としても最良の端末として利用できそうです。
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USB-C端子は映像出力に対応し、USB-Cケーブル1本で外部ディスプレイに接続することも可能。ミラーリングで画面を表示することができ、横画面のゲームを大画面で楽しめます。
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USB-Cケーブルで本体とディスプレイを接続した状態で、本体とゲームコントローラーをBluetoothで接続したところ、ゲームコントローラーでプレイ可能なことが確認できました。これはもう、超コンパクトなゲームコンソールと言っても過言ではないですね。
ゲーミングスマートフォンというと、これまではコアゲーマーがゲームアプリを高いパフォーマンスでプレイする端末という印象がありましたが、クラウドゲームの登場やUSB-Cによるデバイス連携により、これまでのイメージを超える幅広いゲームプレイ環境として利用できるRedMagic 5。コアゲーマーだけでなく、ゲーム好きなら注目できる端末なのではないでしょうか。
RedMagic 5は、記事執筆時点で8GB RAMと128GBストレージを搭載するHot Rod Redが直販サイトで628米ドルで販売中。12GB RAM、128GBストレージのEclipse Blackはグローバルサイトから購入できます。
RedMagic 5 ゲーミングスマホ – RedMagic(日本)
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