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「現実を生きている自分自身の変身願望にも気付かせてくれる」 幼馴染ヤンキーが女体化してモヤモヤする女子のマンガの続きが気になる!

ガジェット通信 / 2020年9月30日 11時0分

『メイデン/エイド』(ヤングチャンピオン烈コミックス)などの作者の恩田チロ先生(@OndaChiro)が、2019年3月28日発売の『週刊少年チャンピオン』17号に掲載された読切『ヤンキーくん♂♀メタモルフォーゼ』の前日譚となるマンガをTwitterに公開。ヤンキーだった天月が満月が来ると女体化して、新月で元に戻る体質になってしまい、幼馴染の美青が困惑しつつ接するストーリーになっています。

天月が女体化して一週間。最初の3日間は部屋に引きこもっていましたが、なんとか登校できるようになり、友達とも普通に仲良くしていることをついつい見つめてしまう美青。「よかった…。天月、女の子になっても友達と上手くやれてるみたい。-けど、なんだかなあ…。男の子のままの天月でも、どんどん変わっていっちゃうなんて思ってたのに-……」と複雑な心境に。

ずっと天月を視線で追っていることにハッとして、「なんであたしが天月のことでこんなモヤモヤしなきゃなんないの!!」と思いつつ、「天月ー帰ろ」と声をかける美青。「おう」と一緒に帰る二人を見て、男子たちは「…あいつらってあんな仲よかったっけ」「さあ?」「幼馴染ってことも今回の事件で知ったわ」「それな」と噂します。

二人きりの帰り道で「-ねぇ、女になって男友達と接するのってどんな感じ」と訊く美青。「なんか優しくしてもらってるよね」と言われて、天月は「へ? ないない!あいつら珍しがってるだけだって!」と言いますが、美青は「実はけっこう満喫してるとか~~?」とからかいつつ頬をぐりぐり。「……っな、ワケねーじゃん……」という天月のことをめちゃめちゃかまい倒していました。

「高橋留美子先生の『らんま1/2』のようなコメディタッチのTSFが昔から好きで、自分でも描きたいと思いました」という恩田先生。TSFの魅力について、「現実的な性別の話を持ち出したら複雑になってしまうテーマではあると思いますが」と前置きしつつ、「自分が魅力を感じるのは、少なくとも今現在の時点ではフィクションじゃなきゃ絶対に出来ないことを題材にしつつ、現実を生きている自分自身の変身願望にも気付かせてくれる点です。もっと自由に性別を行き来出来れば面白いだろうな、と想像・妄想の余地が無限大なので。性差があるからこそ違いが面白かったり、補い合えたりする事や、入れ替わることで逆の立場に気付けるのもいいなと思います」と語ってくれました。

「商業活動については現在準備中です。合間の息抜きにこの作品をシリーズで、Twitter・pixivに描いていければと思っています」という恩田先生。天月と美青の関係性が変化していくのか、要チェックです。

※画像はTwitterより

https://twitter.com/OndaChiro [リンク]

―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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