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「全てが愛しい」「ペンタックス愛が溢れている」 人見知りなオオスズメバチ女子にお友達ができるマンガがやさしい世界だった

ガジェット通信 / 2020年10月3日 11時0分

虫や鳥が好きでイラストやマンガをTwitterで発表している木本森美さん(@uw6wd)が、『人見知りだけどお友達が出来たお話』を公開。コミュニケーションが苦手そうなオオスズメバチの女子が、カフェでデジタル一眼レフカメラをいじっている女子と出会うというストーリーになっています。

カフェでアイスのカフェオレを頼んだはずなのに、ホットで来てしまい、「ボンヤリしていたアタクシが悪いですわね。とは言えこんな時に、何も言えない」などとモヤモヤするオオスズメバチですが、視線の先に買ったばかりのカメラを触っている女子を見つけ、「なんと…息を飲む美しさ…」と見とれます。

「まさかペンタックス開封の儀に立ち会えるなんて…」と思わず夢中になっていたことに気づき、「ヤですわ、アタクシったら。せっかく彼女がアタクシの為に鞄をよけてくれたのに、会釈する機会すら見逃して見入ってしまったわ」と後悔。でも「…話しかけたい」と思います。

しかし、「アタクシ、キモいですわ。でもでも…気になる。うわっ、興奮して“うふ”って言っちゃったわ。アタクシ末期!キモさの末ですわ」と自分を卑下。「落ち着いてこの静謐な時間を見守るべきで…」と考えますが、「おや、ペンタックスKP。なかなかに渋いチョイスでございますな」と話しかけます。

言ってから「やっちまいましたわ」となるオオスズメバチ。「ございますな、って何ですの?今のアタクシは塊!怪しさの塊ですわ!」と思い、「あの…」と話しかけるカメラ女子にあれこれ言い訳をしますが、「愉しいひと時を邪魔してしまって申し訳ないですわ」としゅんとします。ですが、カメラ女子は「ここって何をするところなんですか?」と尋ね、「あぁ、それはホットシューって言ってフラッシュとかマイクとか別売りの製品を取り付ける場所で…」と答えて、スマホを取り出して詳しい説明をしはじめます。

ペンタックスをきっかけに、いろいろな話をすることになったふたり。チルト式のモニターの動かし方を教えたり、ポップアップ式の内蔵フラッシュを出してみたり……。お礼を言われて恐縮気味のオオスズメバチ。カフェを出た後で「優しいコ。楽しかった。信じられないけど、LINE交換した。うれしい」と喜びに浸るのでした。

「全てが愛しい」「こんな世の中だったらステキ」といった反応のほか、「ペンタックス愛が溢れている」といった感想も寄せられていたこのマンガ。ちなみに『KP』は2017年2月発売。小型設計でスナップ撮影などにも適していて、旅行や街撮りにも向いているデジタル一眼レフです。そんなカメラを描いているところも、読者の琴線に触れたのではないでしょうか。

※画像はTwitterより

https://twitter.com/uw6wd [リンク]

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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