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どんなクルマもAlexaが使えるコネクテッドカーに Amazonの車載デバイス「Echo Auto」レビュー

ガジェット通信 / 2020年10月5日 20時0分

クルマがインターネットに常時接続することで、さまざまな情報サービスを利用可能にする“コネクテッドカー”。Amazonが9月30日に発売した車載デバイス「Echo Auto」は、デバイスを設置してスマートフォンを併用すれば、どんなクルマも音声アシスタントのAmazon Alexaが車内で利用可能になるデバイスです。実際にクルマに載せて使ってみましたので、レビューをお届けします。

Echo Autoは、手持ちのスマートフォンにインストールしたAlexaアプリを介してインターネットへ接続することで、ハンズフリーでAlexaと会話が可能になる車載デバイス。4980円(税込み)と手ごろな価格で、既存のクルマをコネクテッドカーにすることができます。

パッケージ内容は、本体、エアコンの総風口に取り付けるエアベントマウント、シガーソケットに取り付ける車載電源アダプタ、AUXケーブル、microUSBケーブル。

エアベントマウントは、カーエアコン送風口の羽根を挟むようにして取り付けが可能。形状の互換性があるかどうかは、Amazonのサイトから確認できます。

Amazon.co.jp: Car Compatibility image: Amazonデバイス・アクセサリ

https://www.amazon.co.jp/b?node=8424356051&ref=ods_dp_aucc_muf_compatiblecar

本体をエアベントマウントに装着したら、USBケーブルを車載電源アダプタに接続して本体に電源を供給し、本体を起動。

スマートフォンのAlexaアプリでデバイスを追加し、画面に表示される手順に従ってセットアップします。

本体はBluetooth対応のカーオーディオとワイヤレス接続できますが、レビューに使用したカーオーディオはBluetooth非対応なので、AUXケーブルで有線接続しました。

エアベントマウントにはケーブルクリップが付属。ケーブルがハンドル操作の邪魔にならないように固定することができます。

セットアップが完了したら、「アレクサ、今日の天気は?」「アレクサ、今日のニュースは?」など話しかけてAlexaの音声サービスが利用可能になります。本体には8コのマイクアレイを搭載し、走行中のノイズやカーエアコンの動作音があっても話しかける声を認識してくれます。

使ってみて便利だったのが音楽サービスの利用。「アレクサ、音楽をかけて」「アレクサ、Perfumeの曲をかけて」と話しかけることで、「Amazon Music」の他、「Spotify」など連携を設定した音楽サービスを利用することができます。Bluetooth非対応のカーオーディオを使っている人なら分かると思いますが、車内でスマートフォン経由の音楽を楽しむには、ワイヤレススピーカーを持ち込むなど環境の準備が面倒な他、運転中は画面の操作ができないのでストレスが溜まります。話しかけるだけで好きな音楽を選べる快適さは、コネクテッドカーがもたらす大きな恩恵なのではないかと思います。音楽に限らず、「radiko」スキルを使えばラジオの選局も音声で自由自在。

カーナビとの併用も問題ありませんでした。ナビが発声する場合は音楽の音量を下げてくれるので、ちゃんと案内音声を聞き取ることができます。

スマートフォンの通話機能もAlexaを介して利用可能。「〇〇に電話をかけて」と話しかければ電話帳に記録された電話番号に発信できるほか、着信があった際「アレクサ、電話に出て」と話しかければ電話に出ることができます。通話はEcho Autoのマイクとカーオーディオのスピーカーを使ったハンズフリー通話で、音声の品質も良好です。

JVCケンウッドやパイオニア カロッツェリアがAlexa対応のカーオーディオを発売し、日産自動車は2021年に発売する「アリア」でAlexaに対応予定。こうした最新のカーオーディオやクルマでなくても、手軽に既存のクルマをAlexa対応にできるのがEcho Autoの魅力。レンタカーやカーシェアリングを利用する人も簡単に取り付けて使えるので、幅広い層から注目を集めそうです。

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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