容姿イジリを封印する女芸人・受け入れる女芸人・迷う芸人
ガジェット通信 / 2020年10月19日 10時0分
容姿イジリで笑いを取っていた尼神インター誠子が今月9日のネットのインタビュー記事で、慣れ親しんだブスと決別。「もうあなたなしでも戦える」と自信をのぞかせた。
ゆりやんレトリィバァも、先日の番組で、110キロから36キロの減量に成功し、体重74キロをキープしていることを明かし、「太るのが飽きた」と言っていた。
もはや女性芸人の容姿イジリは死語になるのだろうか?
「例えばかつて、アジアン隅田美保が出れば、今田耕司、明石家さんま、フットボールアワー後藤輝基は彼女の横顔を“靴ベラ”と言っていた時期がありました。しかし、隅田はそう言われるのがイヤだったそうです。また、“もともと可愛いと言われて育ってきたのに……”と、芸能界に入ってから本当の見た目の評価を知ったという芸人が多くなりました」(業界関係者)
それは近年の、他人の顔を揶揄することをなくそうという風潮とはまったく関係ないだろう。
「ブスを独特の表情、ブチャイク、個性的と、とにかく別の表現にするなど、“ブス”が事実上、禁止になっているようです。デブもポッチャリなどと言い換えられています。不快になる表現がことごとく淘汰されつつあります」(関係者)
そんな中、芸人からの「プス」いじりを真っ向から受け止めるのが、ぼる塾・あんりだ。8日放送の『ロンドンハーツ』のスポーツテストでは、アンタッチャブル山崎弘也に「あれ? サングラスは?」と言われると、彼女の顔に映画『紅の豚』の主人公が着けていたようなサングラスのイラストが描かれた。また、あんりが泥の中に落ちて泥まみれになったシーンでは、有吉が「黒豚」とあんりを表現。台車に乗せられ去っていく彼女に、ロンドンブーツ1号2号・田村淳は「東京の方に出荷されます」と言っていた。「笑われるのが仕事」そして「仕事でも笑われたくない」……どちらが正解なのだろうか?
そんな中で方向性に迷う芸人が、ガンバレルーヤよしこだ。「自分には顔しかない」と、手持ちの武器の少なさに、今後に不安を抱いていた。女芸人の世界はなかなか難しい。
ガンバレルーヤよしこ「どうやって笑い取ったら」 最近の見た目イジリNGの風潮に戸惑い
https://getnews.jp/archives/2723467
(執筆者: genkanaketara)
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