岡山天音さんインタビュー「メインもサブカルもどちらも好き」最近のハマりものは?『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』
ガジェット通信 / 2020年10月21日 12時0分
名古屋が生んだ、遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」。その個性を出し過ぎな、誰かの”好き“で溢れかえった本屋を舞台に、自称「空っぽ」の杉下とその仲間たちが過ごしたハチャメチャで刺激的な青春の日々を描いたドラマ「ヴィレヴァン!」。2019年5月14日から6月25日にメ〜テレのテレビドラマで放送され、深夜にも関わらず名古屋を中心としたサブカル戦士たちの熱いハートに火をつけ、カルト的人気を集めました。
そして、映画版『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』がいよいよ10月23日より公開! 出演は、岡山天音さん、森川葵さん、最上もがさん、本多力さん、柏木ひなたさん(私立恵比寿中学)、平田満さん、滝藤賢一さんらドラマ「ヴィレヴァン!」主要メンバーは全員続投し、映画版スペシャルゲストには萩原聖人さん、安達祐実さんが参戦。
今回は主演の岡山天音さんにインタビュー。岡山さんがお好きなカルチャーについてもお話を伺いました!
――本作、ローカル局の連続ドラマから劇場版になったわけですが、劇場版が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
岡山:ヴィレッジヴァンガードの社長さんが僕の他の作品の舞台挨拶に来てくださって、「映画化の話が進んでいるんですよ」って教えてくださいました。これまでも続編モノに出させていただくことはありましたが、この作品の様に主役で、ドラマからの映画化でっていう事が初めてで、キャスト同士が本当に仲が良かったので嬉しかったです。本当に青春!という感じの現場だったので。またあの場所に戻れることが楽しみでした。(映画の撮影は)ぶっちゃけハードなスケジュールも、みんなと一緒じゃなかったら乗り切れなかったかなと思います。
――撮影はなかなかハードだったのですね。
岡山:深夜に撮影していた日は、眠さや疲れで人間の限界…的な大変さもありましたが、キャストがみんな優しい人ばかりで。僕は作品に入る時、初めましての方がいると「どんな事話そう」と色々考えてしまうタイプなのですが、ヴィレヴァンの撮影現場はそんなことすぐ忘れてしまうくらい他愛のない話を楽しく出来て。その近さでいられる現場ってそんなに多くは無いので、本当に楽しかったです。
――皆さんの仲の良さが画面から滲み出ているというか、その空気感も本作の魅力ですよね。劇場版はまさかの展開もあって。
岡山:ビックリしましたね。「ヴィレヴァンの劇場版」と思って想像していたものとは全然違って、後藤監督と久しぶりにお会いした時にも驚いた気持ちを話しました。監督と話したり台本を読み込んでいくうちに、パラレルワールド的な捉え方をしても良いのかなと、どんどん愛着が湧いてきました。
――「サブカルの消滅」危機という、ヴィレヴァンの危機でもあるストーリーで。ヴィレヴァンはあのすごい物量が魅力の一つだと思うのですが、岡山さんは“モノ”についてこだわりをお持ちだったりしますか?
岡山:漫画や音楽がすごく好きなんですが、どちらもモノとして持っていなくても楽しめる時代ですよね。でもそれをモノとして持つことでもっと好きになるというか。人生の中でしめる割合が多くなるというか。全部データ、全部本、じゃなくて選択していけば良いのかなと思います。でも僕はやっぱり漫画は本で持っているのが好きなんですよね。ヴィレヴァンの圧倒的な物量というのはデータでは絶対再現出来ないと思うので、ずっと存在し続けて欲しい、存在するべきだなあと思います。
――実際の店舗で撮影されて、何かお買い物をされたりも?
岡山:結構買いましたね、色々。これは撮影中では無いのですが、本店に行った時、『Levius レビウス』という漫画を買いました。まだ連載が続いていて、これは本当に大好きで。その時に出会えて良かったですね。
――では、ヴィレヴァンに「岡山天音コーナー」を作るとしたらどんなモノを並べたいですか?!
岡山:う〜ん、難しいですね(笑)。ヴィレヴァンに無いものを置きたいんですけど、店舗によっては本当になんでもあるので。……ジャニーズグッズで!
――ジャニーズグッズですか!
岡山:映画の中で杉下も言っていますが、僕もメインもサブカルもどちらも好きで、オリコンランキングに入ってくる様な音楽から、音源化されていないものまで好んで聴くのですが、ジャニーズグッズを集めて紹介するポップとか作ってみたいですね。新しいグループが登場する度に楽しみにしています。(ジャニーズの皆さんと)共演させていただく事が多いんですけど、本当にすごいなって思うんです。華があり、ありきたりな表現ですけど現場が明るくなって、晴れの日と曇りの日くらい違うんですよね。座長としての居方をそばで見てご一緒する度に学ばさせてもらっています。
――ぜひいつか岡山さんコーナーが実現することを楽しみにしています。その他、最近ハマっていることはありますか?
岡山:YouTubeをたくさん見ています。音楽もお笑いもそれぞれのカテゴリーに首をつっこみやすくなりましたよね。好きなモノに出会える確率も上がっていると思います。お笑い芸人のニューヨークさんのチャンネルを毎日観ています。
(https://www.youtube.com/channel/UCS17iKEInkBuHkxtEcCnTTQ)
仕事が終わった後に家でのんびりしながらニューヨークさんの動画を見るときが、本当至福の時間ですね(笑)。
――今日お話を伺って、ヴィレヴァンの様な店舗でもYouTubeの様なネットの世界でも、岡山さんは素敵なモノを見つけるのがきっとお得意なんだろうなと感じました。今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!
撮影:周二郎
『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』ストーリー
自称「空っぽ」の大学生・杉下啓三は、ヴィレッジヴァンガードで儲け度外視で集められたガラクタや、常識からかけ離れた変人バイトたちに囲まれはちゃめちゃで刺激的な日々を送っていた。そんな、刺激にも慣れ始め早1年、平和だが、何かが足りていないことに気づく。この世から“サブカル”がなくなっていたのだ!サブカルを、カルチャーそのものを取り戻すべく、杉下の壮絶なバトルがいよいよ幕を開ける!
(C)2020メ~テレ
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