「こんな青春送りたかった」「応援したくなる」 中学生になった男女4人が久々に集まってお泊り会するマンガが甘酸っぱい
ガジェット通信 / 2020年11月11日 6時0分
Twitterやpixiv、ニコニコ静画などで活動しているリエリオトさん(@rierioto)が、マンガ『今夜僕らはお泊まりをする』を発表。中学生たちが「お泊まりする1日の出来事を深く掘り下げる」ことをテーマにしているという作品で、「甘酸っぱい」「応援したくなる」といった反応が集まっています。
小学生までは家族のように一緒に毎日遊んでいた友達でも、性別や部活、人気、そして「僕のみたいな孤独。ちょっと時が流れて中学生になった頃には疎遠になってしまう。こうなると交わることもなくなる」と思っていたヒロト。ですが、校門で「あ」と4人出くわして一緒に帰ることに。「僕なんかが話しかけてごめん」というヒロトに「なんで謝るんだよ」とケン太。「でも久しぶりじゃない?」というかほに、「昔はこの後みんなで遊びに行ってたよね」とみずきが返します。
「やっぱみんな僕と違って明るい…」と浮かない顔のヒロト。「あの時みたいに声がでない…。僕なんかとは住むところが違う人たちって感じだ…。みずきちゃんが好きなことも、このまま言えないままなんだろうな…」と卑下しています。それを知らずか、ケン太に呼ばれて「何?」と返すと、「おまえん家まだレトロゲーある?」と聞かれて、「あ…あるけど…」と答えます。すると「昔みんなでやってたの話してたらやりたくなっちゃって」「私もやりたい!」となり、みずきが「それでね、みんな今週の土日空いてるんだ。提案なんだけどヒロトくんがよければ…4人でヒロトくん家に集まって、お泊り会しない?」と言い、明るい顔になって「も…もちろん!」と決まりになります。
当日の13時。掃除機を入念にかけるヒロトに「おー、気合入っておりますなー」と茶化すなお姉。「みずきちゃんが来るからか!」「姉ちゃんは黙ってて!」とバレバレな様子。そこに「ごめんくださーい」とみずきちゃんが「私が一番乗りかな?」とやってきます。
「みずきちゃん久しぶり~!こんな美人になっちゃって!」「もーなお姉やめてよー!」といいつつ「今日は親もいないから、すきにしてね!」「はーい!」と会話しているのを黙って見つめるヒロト。「みずきちゃん…本当に来ちゃった…!僕の家に…泊まりに…!う…嬉しいけど、どうしたらいいか…話したいけど何も話題がない…」と思っているところに、なお姉から「女の子を一人にすんな!」と背中を押されて……。
「荷物ここに置くね!」というみずきに「あ…あ、ひゃい!」とヘンな返事をしちゃうヒロト。ですが、みずきはそれに構わず「等身大ポカグーのぬいぐるみだー!懐かしい!まだ置いていたんだ!」と拾い上げて、「昔これで遊んだよね」というのに「いや!あれは遊んだっていうか、僕のお気に入りなのに皆が面白がって投げまくってただけでしょ!ボロボロになったのは今でもちょっと根に持ってる!」とメガネを光らせて言います。それをニヤ~と見るみずきに「え…何?」と聞くと、「やっと話してくれたね!私はずっとヒロトくんと話したかったんだよ」と嬉しそうに言います。「で…でもみずきちゃん最近…イケてる友達がいっぱいだから…」とキョドり気味のヒロトに、「あんなの付き合いだってー。気にしないで話しかけてくれよー、さみしいぞー!」というみずき。さらに「学校のヒロトくん、ムスっとして話しかけづらい」とダメ出しされて「え…そう?」となるヒロト。それを見守り、なお姉は「まず第一歩だ、弟よ!」とつぶやきます。
15時。遅れてやってきたかほ。ですが、女子ばかりに囲まれてドキドキしすぎて気まずくなるヒロトくん。そこにケン太からのメッセがかほに来て、「今日泊まりがあるのに友達とゲーセンだって。来るの夕方か、あのアホ」というのに困惑……。
フランクな感じのかほ、「それにしてもヒロト!何緊張してるんだ」「かほちゃん近い…」「まだそんなこと言ってるのか。これはスキンシップを取ってあの頃に戻らないとだな!」と言い出し、ヒロトをうしろから羽交い締めに。さらに「みずきち!ヒロトをくすぐって!」と要求。追い打ちをかけるように「ヒロトは脇腹よ、みずきちゃん」となお姉が弱点を教えて、「クソ姉!」と思いつつ「みずきちゃん嫌じゃないかな!?」と心配しますが……。
「じゃ…じゃあヒロトくん、覚悟して!」「やるの!?」となったふたり。「やれ!くっつけ!」というかほに「え…えっと、脇腹ね…」となったみずきですが、ソファーでバランスを崩して「あ…ちょ…ちょっと」となり、ヒロトの手をぎゅっと握ったまま倒れ込んでしまいます。JCサンド状態になったヒロトも、みずきも恥ずかしさで沸騰しそうな表情に。「もー!」「ごめん!」「こちらこそ!」と言い合う3人を眺めて、「今の絶妙にエロいな」となる姉なのでした。
自身の中学生時代の経験がこのマンガを描こうとなったきっかけだというリエリオトさん。「自分も学校では大人しいタイプでしたが、家に帰った後に遊ぶ友達、男女関係なく泊りで遊べるような関係の子が多かったので、その思い出を作品にしようと思いました。このようなトキメキはそこまでなかったですが……」といい、「自分にとってのお泊り会は、一瞬で心の距離が縮まるイベントだと思っています。作品の4人のように、昔と違って疎遠になって学校では表面上の付き合いしかできてないけど、一晩で仲を深めその距離を埋めることができる、特に多感な10代にとっては魔法のようなイベントだと思っています」と語ってくれました。
「うらやましい」「自分もこんな青春を送りたかった」といった声も多かったこのマンガ。リエリオトさんは「見ている方々が10代の青春時代にできなかったドキドキするイベントを代わりに表現できればいいなと思っています!」とメッセージを寄せてくれました。ここまではヒロト視点で進んでいますが、女子2人にケン太が加わってどのようなハプニング(?)が起きるのか、気になるところです。
※画像はTwitterより
https://twitter.com/rierioto [リンク]
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