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コロナ禍で“異常”な大ヒット 実在の殺人鬼を描いた『アングスト/不安』初ブルーレイ・DVD発売[ホラー通信]

ガジェット通信 / 2020年12月10日 23時0分

夢に出そうなジャケット。

1983年オーストリア製作の殺人鬼映画『アングスト/不安』。37年もの時を経て2020年7月に初めて日本で劇場公開され、異常なロングランヒットとなった本作の、初の国内版ブルーレイとDVDが2021年2月17日にリリースされる。

日本では、『鮮血と絶叫のメロディー/引き裂かれた夜』というタイトルでVHSがリリースされて以来、約30年ぶりのパッケージ化となる。ジェラルド・カーグル監督と、撮影・編集のズビグニェフ・リプチンスキへのインタビュー、本作を愛してやまないギャスパー・ノエ監督のコメント映像など、貴重な映像・音声特典を収録。また、ブルーレイの初回プレス版のみ20ページの資料が付属する。

“殺人鬼の心理を探る”という野心のもと、1980年にヴェルナー・クニーセクという男が起こした一家惨殺事件を映画化した本作は、各国で上映禁止の憂き目にあい、配給会社が逃亡するなどの逸話を持つ。日本ではコロナ禍での公開となり、客離れが進む劇場も多いなか、満席続出の大ヒット。劇中で主人公が食べるソーセージを再現したシネマート新宿オリジナルメニュー「不安クフルト」が500本以上売れたり、予告編に登場する可愛い犬の安否を明かすツイートが数万リツイートされるなど、“異常”な反応が巻き起こった。この反響をカーグル監督に報告すると、「観客動員が堅調であることを祈るが、そもそも君たちはなぜこのようなコロナの時期にアングストを公開したのか?」という至極真っ当な反応が返ってきたそうだ。監督は異常じゃなかった……。

『アングスト/不安』

2021年2月17日(水)発売

BD|KIXF-883|¥5,800+税

DVD|KIBF-1865|¥3,800+税

<BD・DVD共通映像・音声特典>

オリジナル予告編、日本版予告編、ギャスパー・ノエコメント映像、監督インタビュー、ズビグニェフ・リプチンスキインタビュー、音声解説数種 ほか

※BD初回プレスのみ資料封入(全20ページ)

(C) 1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion

―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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