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孤高のMC “般若”初の長編ドキュメンタリー『その男、東京につき』般若さんに映画の事から「ジョジョ」の話まで聞いてみた

ガジェット通信 / 2020年12月24日 19時0分

孤高のMC “般若”初の長編ドキュメンタリー映画『その男、東京につき』が、 12月25日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開となります。

時代や流行に流されることなく、日本語によるラップにこだわってきた般若。その独特なリリックは多くのファンだけではなく、日本のヒップホップシーンそして音楽シーンに大きな影響を与えてきました。しかし、その背後にはこれまで多くを語られなかった過去が。これまでの自分、今後の想いを彼はカメラに向かって話す般若の姿は本作でしか見る事が出来ない貴重なもの。

また、Zeebra、AI、t-Ace、R-指定、T-Pablowほか豪華アーティストのほか、特別友情出演として長渕剛が般若を語ります。HIP HOPというジャンルの枠を越え、全ての悩んでいる人々にぜひご覧いただきたい作品です。今回は般若さんご本人にお話を伺いました。映画の話はもちろん、般若さんがお好きなコミックの話まで。あの“名作コミック”を読みたくなること必至ですよ!

【動画】孤高のMC“般若”初の長編ドキュメンタリー映画 『その男、東京につき』予告編

https://www.youtube.com/watch?v=fgrwe5iC0l0

――本作、楽しく拝見させていただきました。般若さんの心境など、知られざる事も多くて。まずはドキュメンタリー映画を制作することになったきっかけを教えていただけますか?

般若:2019年の武道館ライブから密着していただいて、その頃から映画の話は出ていました。正直に言うと「なんで俺なの? 大丈夫?」って感じで。ドキュメンタリーとか、人様に語れるほどの人生ではなかったんじゃないかって自分では思ってしまったんですよね。

――とんでもないです、私は武道館での『素敵なTomorrow』のシーンで特に感動しまして。勇気付けられる方がたくさんいると思います。

般若:ありがとうございます。俺として大切にしているのが、自分の気持ちに素直になることで。上手さよりも、気持ちがあるかどうか大事だと思っているので、俺が書いた言葉が響いてくれる人がいたら、それは嬉しいです。

――般若さんご自身は作品をご覧になりましたか?

般若:観ました。でもやっぱ自分で自分を客観的に観るっていうのは恥ずかしいっすね。密着自体は自宅までずっと来たりとか、そういうわけではないけど、やっぱり自分が普通に過ごしている所だったり、ライブの準備だったりを撮ってもらって、それを改めてみるとはずかしいです。

――個人的にすごく印象的だったのが、R-指定さんが「般若さんは何人いるんだろうっていうくらい色々動いている」という言葉で。

般若:実際武道館ライブもめちゃくちゃ大変で、やることがものすごいたくさんあったんですよ。今ももっと他(のスタッフ)にお願いすればいいのかな、したいと思ったり、するんですけど結局自分でバタバタしちゃうんですよね。

――T-Pablowさん等、お若い方もコメントされていて。

般若:年齢とか、関係なくて。カッコいいなって思いますし、すごいって思います。俺は武道館みたいな場所でやるのはもちろん、小さいライブハウスのイベントに出るのも好きなんです。(自分の)ホームでやるよりもアウェイでやったほうが面白いんで。

――長渕剛さんの登場も、とても豪華ですね。

般若:剛さんは、子供の頃から大好きなアーティストで、これまでも色々とコラボさせていただいて、この映画にも出てくれて本当にありがたかったです。

――今年はコロナの影響があって行動も制限される一年だったかと思います。般若さんは体も鍛えていらして、自己管理がすごく厳しいのかな、と感じたのですが、ご自宅でされていたことはありますか?

般若:う〜ん、そうですね。仕事だと思ってトレーニングをやっている部分もあります。俺も辛いは辛いんですよ。でも、俺は人前に出るからにはだらしない体でいたくないと思っているので。コロナ禍でライブも出来ない状況が続いていましたけど、いつライブがあっても大丈夫なように、それこそ家にいる時間が長いからバトルロープ買って家でトレーニングしたり。あと、後輩と公園でミット打ちしてたら警察呼ばれたりしました。あとは、その分制作しましたし。あとは何だろう。『鬼滅の刃』観たくらいじゃないですか?

――『鬼滅の刃』ご覧になりましたか!

般若:存在は知っていたんですけど、あのタイミングでアニメ化されたらそりゃ観ますよね。全部観て、映画館も行きました。皆好きなんですけど、黒死牟、猗窩座あたりは好きですね。あと半天狗のクズっぷりも好きですし、村田さんの存在かも好きですし。普通で。

――周りが超個性的だからこそ、村田さんのキャラクターって光りますよね。

般若:そうなんですよね、村田さんって存在はすごく深いと思っています。

――般若さんと『鬼滅の刃』のお話が出来るなんて嬉しいです…。

般若:オタクなんですよね、インドア派なんです。元々そんなに外で遊ぶ人間じゃないので、今年はプライベートではあまり影響は受けていなかったりもして。

――『ジョジョの奇妙な冒険』がお好きだと伺いました。

般若:大好きなんです。先日も5部をまた読みなおして。色々ならすと5部が好きなんですよね。4部も大好きなんですけど、アニメのクオリティが4部が下がっている気がして。スタンドが初登場する3部はやっぱり気合いが違う感じがして、人にジョジョを紹介する時は「1,2部は我慢しろ」って言っちゃうんですよね。『鬼滅の刃』もそうじゃないですか? 6話くらいまであんまり面白くないなと正直思っていたんですけど、その後の盛り上がりがすごくて。「何か『ジョジョ』の感覚と似ているな」と思ったら、吾峠先生って荒木先生の影響をすごく受けているそうですね。5部の感じと似ているなと思っていて。プロシュート兄貴登場から、セッコとチョコラータ登場までの雰囲気がギュッとつまっているなというか。俺の中では。だから『鬼滅の刃』を読んでいない人には「『ジョジョ』の第5部だよ」ってオススメするんですけど、そもそもそういう人は『ジョジョ』も読んでいないっていう(笑)。

――ちなみに……、『ジョジョ』のキャラクターの中で特にお好きなのはどなたですか?

般若:スタンドは「パープルヘイズ」なんですよ。小説の『恥知らずのパープルヘイズ』も大好きで。俺、本当にオタクなので、こんな感じですみません。

――とんでもないです! 今日お話させていただいて、本作で映されている般若さんと、こうしてコミックのお話をしている般若さんと、共に知ることが出来て光栄です。本当にありがとうございました!

撮影:周二郎

『その男、東京につき』

東京・三軒茶屋。様々な文化がせめぎ合うこの街から一人の偉大なラッパーが生まれた。

彼の名は般若。 時代や流行に流されることなく、日本語によるラップにこだわり、

その独特なリリックは多くのファンだけでなく、日本のヒップホップシーンそして音楽シーンに大きな影響を与えてきた。

しかし、その背後にはこれまで多くを語られなかった壮絶な過去があった。

いじめ経験、音楽との出会いとジレンマ、自殺をも考えたな過去。

いくつもの困難に行先を絶たれても書くことそして歌うことだけは辞めなかった。

どん底から拾い上げた言葉は多くのファンを魅了し続け、ついに武道館ワンマンライブを成功させた。

今まで語られることの無かった父への想い、大きく変わった世の中の状況、

今後の想いを彼はカメラに向かって話し始めた。

また、Zeebra、AI、t-Ace、R- 指定、T-Pablowほか豪華アーティストのほか、特別友情出演として長渕剛が般若を語る。

般若の有言実行を貫く姿勢はHIP HOPというジャンルの枠を越え、全ての悩んでいる人々にぜひご覧いただきたい。

孤高のアーティスト“般若”初の長編ドキュメンタリー映画。

新たな進化を遂げる般若を目撃せよ。

―― 会いたい人に会いに行こう、見たいものを見に行こう『ガジェット通信(GetNews)』

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