脚本・監督 庵野秀明『シン・仮面ライダー』2023年公開決定!最初の企画メモから足掛け6年「映画作品という形で少しでも恩返しをしたい」
ガジェット通信 / 2021年4月4日 8時50分
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が大ヒット上映中、そして『シン・ウルトラマン』の公開が待たれる中、庵野秀明氏 脚本・監督による更なる新プロジェクトが発表! 『シン・仮面ライダー』が2023年3月に公開決定!
4月3日(土)19:30、『仮面ライダー』の放送開始からちょうど生誕50周年にさし掛かった瞬間に開始された会見にて、会場内、そして世界中の視聴者に初めて解禁されたのは『シン・仮面ライダー』の超特報。
そして、その映像内にクレジットされたのは「脚本・監督 庵野秀明」の文字。世界驚愕の発表に対し、スクリーンに大々的に映し出された超ティザービジュアルを前にした白倉取締役より「1971年、今からちょうど50年前に放送された『仮面ライダー』を基に、脚本・監督に庵野秀明さんを迎え、完全新作オリジナル映画作品『シン・仮面ライダー』を製作する運びとなりました。このタイミング、今日この日にこの作品を発表できることを大変嬉しく思います。公開は2023年3月となります」と作品について説明が行われた。
さらに続けて、「いまビジョンに写っているのはこの映画のイメージ画であり、作品に参加されている前田真宏さんにお描きいただきました。撮影はこれからになりますが、どのような作品になるか私自身好奇心のエンジンがブルンブルンでございます」と自身が携わる『機界戦隊ゼンカイジャー』についても触れるなど会場に笑いも起こしながらコメントした。
最後には「50年前の今日この日、『仮面ライダー』は産声を上げました。それから50年間が経ち、こういう場が持てるのも皆さまのご声援の賜物だと感謝するとともに、石ノ森章太郎先生をはじめとする偉大なるシリーズを作り給いし先人たちにも改めて敬意を表したいと思います。ここで終わりではなく、今後の60周年、70周年、100周年に向けて大きく羽ばたいていく、そして全人類のヒーローになっていくと信じております」と締めくくり、会見は終了した。
『シン・ウルトラマン』の監督は樋口真嗣氏のため、庵野秀明氏が実写作品のメガホンをとるのは、2016年公開『シン・ゴジラ』(総監督)以来となる。更に、冒頭に流れた生誕50周年『仮面ライダー』メモリアル映像は庵野監督自ら、1971年放送の『仮面ライダー』にリスペクトを込められて構成された映像ということも併せて発表された。
なお、超特報映像は明日(4/4)以降、各地の映画館(一部を除く)でも放映を予定している。そして、さらにファンの期待が溢れる事柄として、『シン・仮面ライダー』の制作にあわせて、庵野監督企画による、1971年放送『仮面ライダー』の出版企画も検討を開始したと併せて発表された。
・生誕50周年「仮面ライダー」メモリアル映像【庵野秀明構成】
https://youtu.be/UiEzjPlYzso
・『シン・仮面ライダー』超特報
https://youtu.be/IE-Obf5PlWY
<株式会社石森プロ 代表取締役社長 小野寺章コメント>
ライダーの歴史は革新の歴史でもあります。
「どんな仮面ライダーがあってもいい」と父・石ノ森章太郎は常々語っていました。
人類の自由のために戦いを続けてきたたくさんのライダーたちの歴史はついに50年を迎えました。
一方で父は「真」「Black」など仮面ライダーの原点の再生にも常に熱い目を向けていました。
庵野監督の「シン・仮面ライダー」は最新でありながら同時にこの原点でもあるという作品です。この2つが50年と言う節目の年にもう一度混ざり合う。それは勿論、父にとっても非常に嬉しいことだろうと思います。
監督の挑戦に期待しております。
<『シン・仮面ライダー』脚本・監督 庵野秀明コメント>
50年前、当時の小学生男子のほとんどが仮面ライダーという等身大ヒーローに憧れ熱中しました。自分もその一人でした。
50年前にテレビ番組から受けた多大な恩恵を、50年後に映画作品という形で少しでも恩返しをしたいという想いから本企画を始めました。本企画は、子供の頃から続いている大人の夢を叶える作品を、大人になっても心に遺る子供の夢を描く作品を、石ノ森章太郎先生と東映生田スタジオが描いていたエポックメイキングな仮面の世界を現代に置き換えた作品を、そして、オリジナル映像を知らなくても楽しめるエンターテインメント作品を、目指し、頑張ります。
最初の企画メモから足掛け6年。
コロナ禍の影響による制作スケジュールの変更から公開はほぼ2年先となりましたが、何卒よろしくお待ち願います。
『シン・仮面ライダー』
2023年3月公開
監督・脚本:庵野秀明
(c)石森プロ・東映
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