家の中に“何か”がいる……? 認知症から着想を得た異例の高評価ホラー『レリック -遺物-』予告編[ホラー通信]
ガジェット通信 / 2021年6月25日 22時0分
新人監督のデビュー作ながら、映画ファンと批評家双方から絶賛されたホラー映画『レリック -遺物-』が8月13日より公開。このたび予告編が解禁となった。
オーストラリア人のナタリー・エリカ・ジェームズ監督が、愛する祖母の認知症から着想を得て作り上げた本作。脚本に惚れ込んだ『アベンジャーズ』シリーズのルッソ兄弟とジェイク・ギレンホールがプロデューサーを務めている。認知症によって“失われゆく記憶”を発端とした悪夢のような恐怖の連鎖を描きながら、家族の関係性やジェンダー問題なども巧みに反映。ホラーの枠に収まることなく、スリラーやパニック、ソリッドシチュエーション、ヒューマンドラマに至るまでジャンルの垣根を飛び越え、怒涛のクライマックスへと突き進んでいく作品となっている。
失踪した一人暮らしの老女エドナ。予告編は、娘と孫が森の中に佇む彼女の住居を訪ねる場面から始まる。やがて老女は突然家に戻ってくるが、どこか様子がおかしい。「あれがここにいる。“家に入ってきたもの”よ」――老女はその存在について2人に話すが、話の内容は普通ではありえないものだった。果たして老女が見ている光景は、ただの認知症による幻なのか、それとも……?
2020年、サンダンス映画祭で本作がお披露目されると、映画ファンと批評家双方からの熱い支持を受け、『ババドック 暗闇の魔物』『へレディタリー/継承』に次ぐマスターピースと絶賛された。全米公開時には3週連続興行収入ランキング第1位を記録。ホラー映画としては異例のゴッサム賞作品賞ノミネート、ナショナル・ボード・オブ・レビューTOP10入りなどの快挙を成し遂げている。
『レリック -遺物-』
8月13日(金)、シネマート新宿ほか全国ロードショー
(C) 2019 Carver Films Pty Ltd and Screen Australia
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