Amazon Originalドラマ『GAME OF SPY』東山紀之インタビュー「肉体を酷使して魅せることは、人間にとって最高の芸術」
ガジェット通信 / 2022年7月28日 12時0分
まもなく世界配信も開始となる、東山紀之さん主演、日本発の新感覚スパイアクション、Amazon Originalドラマ『GAME OF SPY』(30分×全10 話)がAmazon Prime Video にてプライム会員向けに独占配信中です。
<世界一安全な国>と言われてきた日本も今は昔。テロ、諜報合戦、サイバー攻撃に張り巡らされた策略や罠、そして裏切りー。 本作は世界中の犯罪者からターゲットにされる日本を舞台に、依頼が入ると冷静かつ迅速に任務を遂行する法務省外局・公安調査庁に設置された極秘スパイ機関「GOS=Global Operation Service」の諜報員(スパイ)が、人知れずこの国を守るため活躍する姿を描いたスパイアクションエンターテインメント!
![](https://px1img.getnews.jp/img/archives/2022/07/dfecc969621bfdb85f5286b5a5701d04.jpg)
主人公の羽柴猛を本作が配信ドラマ初主演となる東山紀之。さらに小澤征悦、ローレン・サイ、植野行雄(デニス)、でんでん、上田竜也 (KAT-TUN)、松平 健 、田中 泯、渡部篤郎ら豪華実力派俳優陣が出演しています。
今回は、主人公の羽柴を演じた東山さんに直接お話を伺いました!
演じた羽柴に共感する部分
――本作はとても激しいアクションが特徴的ですが、東山さんが監督に望まれてのことだったそうですね。
及川監督は『刑事7人』でもご一緒していて、「傷だらけの東山紀之が見たい」と言ってくださったので、「分かりました」と。僕的にも体動かす作品をやっておかないと…もう時間も無いですから(笑)。
――とんでもございません…!普段から鍛えられている東山さんにとっても大変な撮影だったそうですね。
日によっては(撮影が)いつ終わるのかな?という時もありました。でもそういった濃密な時間の方がアトラクションに乗っている様で楽しいですね。監督が目指している所まで行ける様にとにかく頑張ろうと思いながら演じていました。
――とてもカッコ良いシーンの連続でした!
アクション部の皆さんが動きについてとてもよく考えてくださって、僕はそこに乗っかっているというか。プロの考え方なり、教え方に従っていました。
――東山さんが演じられた羽柴は、スパイでとてもクールでありながら、方向音痴という意外な一面がありますね。
そうそう、方向音痴なんですよね。羽柴は不思議なキャラクターで、普段は抜けているのだけど、ピンチの時には突破する力がありますよね。その“突破力”が魅力的だと思います。
――そんな羽柴に共感する部分、似ている部分はありますか?
方向音痴だったり、機械音痴だったりするという所は似ていますね。あまりそこに重きを置かないというか。それで困ったことが無いというか。仕事は一生懸命やるけれど、自分の興味の無いものには熱心じゃないというか。
――そのギャップも魅力的な作品ですよね。
彼はめちゃくちゃ強いわけではなくて、よく殴られていて、鼻血も出してしまう…結構ボコボコにされている。監督も、そういう羽柴の任務に対する一生懸命さを出したかったのだと思います。
ゾンビ役にも興味?!傷だらけのヴィジュアルに激しいアクション
――ティザーヴィジュアルの「傷だらけの東山さん」というのもインパクトがあります。
こういうメイクをすると、燃えてくる部分もありますね。気持ちがそれらしくなってくるというか、「やってやるぞ」という気持ちになる、キャラクターに扮装をしている気分になります。メイクをしているうちにどんどん羽柴になっていけたので。周りも新鮮だった様で、反響をいただくこともありました。ゾンビ役も出来そうかな?とか。
――ゾンビ役!それはもし実現したらすごいですね。
そういう変わった役に挑戦してみたい気持ちはあります。ゾンビ役って体の使い方が大事なので、ダンサーがやっていることも多いと思います。なので、意外といけるんじゃないかな?とか、他の作品を観て思ったりはしますね。後は(ゾンビ役の)話が来るかどうかです(笑)。
――アクション練習中に骨折をしてしまうアクシデントもあったそうですね…。
僕のミスでポキっといってしまって。1ヶ月くらいは痛かったですね。でも、骨を折るとみんな優しくしてくれるので(笑)。本番だともう少し迷惑かけてしまったと思うので、不幸中の幸いでリハで良かったと思います。その後の対策をしっかりとれましたから。
――『GAME OF SPY』の様なスパイ作品で、東山さんがお好きなものはありますか?
どの作品もアクションに重きを置いているから、国によって表現の違いが面白いなと思います。アメリカは非常にエキサイティングな作品が多くて。『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズさんなんて、自分でものすごい高い場所を飛び越えたり、吊るされたり、すごいですよね。この『GAME OF SPY』では、手裏剣や吹き矢も登場するので日本ならではですよね。「そうだよな、忍者もスパイだよね」ということに改めて気付きました。スパイというのは、「情報をどう入手するのか?」ということなので。皆さんもそういった部分で新鮮に感じてくださるのではないかと思います。
――Amazon Prime Videoで配信ということで世界中の方が観ることが出来るので、手裏剣アクションには興奮されるのではないかと思います。
海外の方って本当忍者が好きですよね。カメの忍者がいるくらいですから、何かオリエンタルな雰囲気を感じてくださるのだなと思います。
――先ほどトム・クルーズさんのお話が出ましたが、トムさんと同じく東山さんも長年映画界、エンタメ界で活躍されていて、刺激を受ける部分はありますか?
エンターテイメントにおける姿勢が本当に素晴らしいですよね。ビルからビルに飛び移って、お怪我をされたり。飛行機の免許をとって運転したり。ジャッキー・チェンさんも、真田広之さんもそうですよね。肉体を酷使して観客に魅せるというのは人間にとって最高の芸術だと思うので。スケールの大小はあれど、僕自身もそういった魅せ方をしていきたいと思いますし、肉体で表現するということは出来る時までやっていきたいです。
――素晴らしいお言葉をありがとうございます。日々の鍛錬、トレーニングというのはそういった芸術のためにも続けているのでしょうか。
日本刀と一緒なので、必要な時に切れる様に磨いておかなければいけないよねという感じですね。どんな時も必要な時に使える様に、鍛えておくことは心がけています。
――ダンスやお芝居に使う筋肉と、アクションに使う筋肉は付け方や使い方が違ったりするのでしょうか?
僕はそこに大差は無いと思っています。例えば、カポエイラというブラジルの格闘技がありますが、あれも踊っている様な動きに見えて攻撃をしてくるという。その動きがブレイクダンスにもつながってくると思うので、面白いですよね。
高い場所での撮影に慣れている理由
――また、本作は「東京スカイツリー」外側での撮影が行われました。
とにかく寒いのと風がすごくて、“風待ち”の時間も多かったですね。無事に終わって良かったです。スカイツリーの上から見る夜景が本当に綺麗で、いかに東京の夜景が美しいかを味わうことが出来ました。
――素人な質問で恐縮ですが、あの高さは恐くないですか?
僕は高い所がもともと苦手では無いので平気でした。あとジャニーズ事務所は高い場所にいること、いくことが多いんですよね。ジャニーさん(ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川さん)に「You,高い所ダメなの?」なんて言われちゃうので、慣れている部分もあるのだと思います。
――本作ではKAT-TUNの上田さんと共演されていますね。何かアドバイスなどをすることもあったのでしょうか?
今回初めて共演したのですが、すごく良い雰囲気を持っていて、狂気を表現するのがさすがだなと思いました。僕から後輩にアドバイスするということは無いです。あくまで見守るというか。ごはんをご馳走するくらいかな(笑)。
――上田さんもきっと東山さんの背中から学ぶことが多かったのではないかと思います。改めて、これから配信をご覧になる方に見どころを教えていただけますか?
色々な事件が起こる世界だからこそ、たくさんのことを考えさせられる内容になっていると思います。スパイをテーマにしていることで、正義について表現されながらも楽しいエンターテイメントになっています。1話が30分で終わりますから、たくさんの方に楽しんでいただきたいです。
――ちなみに東山さんがお好きなAmazon Prime Video作品があれば教えてください!
『モダン・ラブ』が好きです。色々な愛の形が描かれていて、とても良いんですよ。忙しくても観られるのが配信の良さですから、皆さんも『GAME OF SPY』をご覧になって、他にも色々な作品を楽しんでいただきたいです。
参照:
https://www.amazon.co.jp/モダン・ラブ-~今日もNYの街角で~-シーズン1/dp/B08B49SK2P
――今日は素敵なお話をどうもありがとうございました!
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『GAME OF SPY』作品情報
出演:東山紀之 小澤征悦 ローレン・サイ 植野行雄(デニス) でんでん / 上田竜也(KAT-TUN) / 松平 健 / 田中 泯 / 渡部篤郎
企画・プロデュース:和佐野健一 プロデューサー:大森敬仁 百瀬龍介 脚本:徳永友一 和佐野健一
音楽:海田庄吾 アクション監督:栗田政明 監督:及川拓郎
撮影:小林元 照明:椎原教貴 録音:蟻川真矢 美術:松崎宙人 装飾:遠藤雄一郎
VFX スーパーバイザー:オダイッセイ 編集:斉藤和彦 監修:小谷賢 宣伝:是木良介 小松莉奈
助監督:安養寺工 製作担当:宮下直也 鳥越道昭 ラインプロデューサー:磯崎憲一 長谷川浩之
(C)東映株式会社
公式サイト:gameofspy.toeiad.co.jp
Amazon Prime Video 作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B09SKHX2JD
作品公式Twitter:@game_of_spy
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