『ゼロ・グラビティ』『1917 命をかけた伝令』を参考にしていた? 『プレデター:ザ・プレイ』 監督が明かす人々を魅了する“ストーリー作り”
ガジェット通信 / 2022年8月11日 14時30分
1987年公開の記念すべき第1 作目から、クロスオーバー作品も含め全6作品、世界中でカルト的人気を誇る伝説的シリーズ「プレデター」。高度な科学技術を駆使した武器を持つ宇宙で最も危険な戦士プレデターと、人類の攻防を描き、世界的な人気を誇るシリーズの最新作『プレデター:ザ・プレイ』が、ディズニープラス「スター」にて独占配信中です。
本作の監督を務めるダン・トラクテンバーグは、「最初から『プレデター続編の映画を作ろう』とは思ってはいなかった」と、意外な事実を告白。さらに、『ゼロ・グラビティ』、『1917 命をかけた伝令』など、過去の名作達を“ストーリー作り”の参考にしていたと語り、これら作品にも通ずる、〈極限状況下での、様々な感情に溢れたドラマチックな演出〉を本作でも大事にしていたことがわかりました。
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大ヒットドラマ「ザ・ボーイズ」や、映画『10 クローバーフィールド・レーン』を手掛けたダン・トラクテンバーグ監督は、本作のストーリー作りに着手する際、「プレデター」シリーズは全く意識していなかったそう。監督は「僕は『プレデターの映画を作ろう』と思ってこの話を考えたのではない。『ゼロ・グラビティ』とか『1917 命をかけた伝令』のような、様々な感情にあふれたアクションスリラーの映画を作りたかったんだ。それに、時代物のSFにも惹かれていた」と、次回作を模索している中で、過去の名作達から物語のヒントを得ていたことを話します。
これら2つの名作に共通することは[張り詰めた緊張感の中で生まれるドラマの要素]。サンドラ・ブロック&ジョージ・クルーニー主演の映画『ゼロ・グラビティ』では、ある事故により宇宙に取り残されてしまった2人の宇宙飛行士の姿が描かれます。常に死と隣り合わせのリアルな緊張を見事に演出。当時の観客を「宇宙酔い」にさせるほど、助けが全く望めない絶望感や、そこから生まれる一筋の希望など、主人公視点で楽しめる没入感が話題となりました。
そして、ベネディクト・カンバーバッチなどの名優らが多数出演する『1917 命をかけた伝令』は、第一次世界大戦下の若きイギリス兵が、作戦中止の伝令を伝えるべく、敵陣の危険な戦場を決死の覚悟で進んでいく作品。いつ何時、敵国の兵士が現れ、攻撃されるかもしれない張り詰めた緊張感の中、観る者は終始ハラハラしながらも、前線で戦う兄や仲間たちのため、危険を惜しまず進み続ける主人公の姿に、世界中が涙しました。
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主人公が抱く様々な感情から生まれる“ドラマ演出”は本作にも遺憾なく発揮されているようで、監督は「この映画は、とても強烈なサスペンス要素や、ナルが抱く恐怖心など、いろんな要素に満ちた作品なんだ。こういったものを望む人々に没入感を与える作品になってほしいと思っているよ」と、観客が主人公と同じ目線で楽しめる、こだわりの演出へ自信を見せています。
本作の舞台は、300 年前のアメリカであり、主人公はネイティブ・アメリカン最強部族の女性戦士ナル。荒野のハンターたちと共に育ち、戦士として兄たちに認めてもらうため日々訓練に励む彼女の前に、目に見えぬ危機が迫る。音もなく忍び寄り、一人、また一人と仲間を殺めてゆく“見えざる何か”。大切な家族を守るため、一人の戦士として、ナルは最凶のハンター・プレデターに立ち向かう。そんな主人公の感情を引き出す“重要な要素”となってくるのは、恐怖の化身・プレデターの姿。
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監督は「『プレデター』シリーズから300 年前の雰囲気にする必要があったけど、同時に、これまでのような進化したテクノロジーが存在するという感覚も残したかったから、そのバランスを大事にしたよ。より原始的でかつ、冷血で残忍な様子を感じられる骨のマスクをデザインしたよ」と語り、これまでの要素と、1700 年代ならではの要素を絶妙な塩梅で掛け合わせています。
予告編では、これまでのメタリックな素材とは打って変わり、何かの頭骨なようなもので作られた〈白く不気味な仮面〉を纏い、見たことのない〈折り畳み式の盾〉を構える姿が描かれているが、果たして新たな武器を備え、音もなく突如として現れるプレデターに、ナルはどのように立ち向かっていくのか?
人類とプレデターとの壮絶な戦いを、是非主人公視点で体感してほしい。『プレデター:ザ・プレイ』は、ディズニープラス「スター」にて独占配信中!
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