「すべての市民が防空システムに参加できる」 ウクライナで巡航ミサイル・自爆型ドローンの目撃位置を報告するアプリが登場
ガジェット通信 / 2022年10月14日 19時45分
2022年10月10日早朝によりウクライナの首都キーウ(キエフ)などが巡航ミサイルや自爆型のドローンなどで攻撃されて、民間人にも死傷者が出ていますが、目撃したロシアの空中目標をウクライナ軍に報告できるアプリ『ePPO』が早くもリリースされています。
このアプリはユーザーが巡航ミサイルやドローンを発見した際に種類を選択してタップ、数秒後に防空の専門家がチェックするという仕組み。開発したエナンディヤ・スラティン氏のFacebookの投稿によると、「巡航ミサイルや無人飛行機(UAV)はかなり低い高度で飛ぶために防空レーダーで捕捉できない事があるが、(このアプリによって)見つけることができるようになる」としており、「ウクライナのすべての市民が世界初の防空システムの構築に参加することができる」とその意義を強調しています。
軍と協力して開発されたという『ePPO』ですが、リリースされたのはAndroid版。スラティン氏によるとiOS版もテストを実施しており「2〜3週間でiPhoneユーザーが利用できるようになるだろう」と述べています。
前線ではロシア軍のドローンを携行兵器で撃墜される模様がTwitterなどで報告されているので、いち早く目標を発見するという意味では効果が期待できるかもしれません。
ウクライナでは、このほかにドローン迎撃システム『Fowler』が発表されており、ロシア軍への対抗手段が次々と開発されています。2022年2月のロシアの軍事侵攻以降に、SNSアプリ『Telegram(テレグラム)』のチャットボット「STOPRussian War」でロシア軍の位置を民間人が報告する仕組みを稼働させており、この防空アプリにより被害を最小限に抑えることができるか注目されます。
参考記事:В Україні з’явився додаток “єППО”, щоб повідомляти про ракети чи дрони ворога
https://life.pravda.com.ua/society/2022/10/13/250808/ [リンク]
この記事に関連するニュース
-
ゼレンスキー氏、長距離兵器の必要性訴え キーウ無人機攻撃受け
ロイター / 2024年7月22日 8時29分
-
「ピンチから大逆転」ロシア軍のミサイル車両を“返り討ち”に ウクライナが衝撃映像を公開
乗りものニュース / 2024年7月19日 11時42分
-
ミサイル迎撃の「劇的瞬間」と祝福の雄叫び...「普段着」のウクライナ兵がMANPADSで敵の攻撃を一蹴する衝撃映像
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月16日 20時55分
-
ウクライナ軍「半年で30機以上のロシア軍機を破壊」防空システムに撃破でも“目覚ましい戦果”を報告
乗りものニュース / 2024年7月8日 15時12分
-
ロシア軍のミサイル車両の「真正面」に自爆無人機が突入 衝撃映像をウクライナが公開 ドローンに手も足も出ず?
乗りものニュース / 2024年7月7日 11時42分
ランキング
-
1Google Chromeのパスワード管理に障害、保存していたパスワードが消える
マイナビニュース / 2024年7月29日 8時59分
-
2夏の車内にニンテンドースイッチの放置は厳禁!任天堂が注意喚起、破損に繋がるケースも
インサイド / 2024年7月29日 17時30分
-
3電動アシスト自転車が突然爆発・炎上 東京消防庁の注意喚起がすさまじい説得力「リチウムイオン電池は正しく使おう」
ねとらぼ / 2024年7月29日 19時15分
-
4USB 3.2 Gen 1対応で本当に330円!? ダイソーで330円の「USB Type-C充電・転送ケーブル」に“死角”はないのか?
ITmedia Mobile / 2024年7月29日 6時0分
-
5「雰囲気変わった」「一瞬分からなかった」 元モー娘。“激変”心配する声に反応「ご心配おかけしました!!」
ねとらぼ / 2024年7月29日 19時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください