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やり込み要素が満点! 競って協力して観察しよう! 『シムシティ』 プレイレビュー

ガジェット通信 / 2013年5月10日 15時30分

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箱庭系ゲームのモンスタータイトルとして、世界中で古くから愛されている『シムシティ』が2013年3月7日に発売されました。わずか2週間で110万本を超えるヒットを叩きだし、多くの話題を集めていました。

そんなシムシティ、「乗り遅れちゃって実はプレイしていない」、「街を作るゲームは初めて」なんて方にわかりやすくレビューしたいと思います。

●初めに伝えたいこと

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このゲームは自分が市長になって都市を作っていくゲームです。都市というものは大きなものから小さなものまでさまざま。何を作りたいかはプレイヤーのあなた次第です。

都市には『シム』と呼ばれる人型生命体が住んでいます。その『シム』のお願いをいかに聞ききながら、そして『シム』とあなたとで、共に都市を作っていかなければいけません。さらに、このゲームはオンラインゲームですので、他の市長(プレイヤー)との連携も欠かせません。隣り合った、または道路や線路がつながっている他の都市の市長とは資源の交換などができたり、失業中のシムが仕事を求めて行き来します。

しかし、必ずしもやってくる『シム』がいい『シム』だとは限りません。犯罪者や殺人を犯した凶悪犯、窃盗団も居るのです。隣の街の治安が一定に保たれていれば問題ないのですが、財政難などの理由によって警察が機能していない場合ももちろんあります。そうした場合には自分の街から警察を移送したりする必要があるのです。ですので、自分の都市のみならず、近隣の街にも目をくばりながら、お互いがよりよく都市運営できるように『シム』を中心に、他のプレイヤーとうまい連携を取りながらプレイをしていくのが重要なのです。

●都市運営を進めていこう

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このゲームには大きく分かれて3つの主要建物があります。まず『シム』が住むための住宅。働く場所にもなるし、生活に必要なものを作る工場。そしてそれらを売り買いする商業施設。この3つの基盤をいかに上手く機能させるかが都市を運営していくカギになります。また、これらの設置は地区という特性を用いて誘致を行っていきます。

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誘致に必要になるのは道路1本。他の都市とつながりのある道路さえあれば、ドラッグ一つで好きな場所に作ることが可能です。どこに何を作るのか想像しながら、広大な土地に施設していきましょう。

●ライフラインを作ろう

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さあ、地区を作ったならばその地区を運営させるために必要なライフライン、“電気” “水道” “下水”この3つを整備していく必要があります。

電気は風力や太陽といったいわゆるエコな動力を用いたほうが、『シム』からの評判はあがります。しかし石炭や石油を使った火力発電を使用すると、環境こそは汚染されますがグンと強い電力を生み出すことが可能です。もちろんこれらは公害を呼びますが、維持費も安く、コストパフォーマンス的に都市運営が楽になるという一面があります。

さらには、公害も少なく、電力をグンと生み出せる原子力発電所がありますが、労働者の熟練度や、教育がある一定の所まで行われていないと、大規模な放射能物質災害を引き起こしかねないので、注意が必要です。

水道は地下水をくみ上げて使用する形になりますが、下水施設と併設し、ろ過システムを使うことによって、地下水を必要としない循環型の水道を使うことができるようになります。

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最初はどのライフラインも資金の都合上、必要最低限のものしか使うことはできませんが、都市を拡大させると同時にパワーアップさせていきましょう!

●都市を特化させよう

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都市の基盤をある程度作ったら、都市に“方向性”を持たせましょう。本作では主に、工業特化と、観光特化の2種に分類させることができます。

工業の場合は都市の地下に眠る石油、石炭、鉱石等を採掘し、それらを貿易施設を用いて、列車や、船、またはトラックで世界に売りさばき、莫大な利益を上げることができます。ですが、これらの資源には限りがありますので、収入を何か一つの資源一つに頼りきると、枯渇した場合、破たんします。そうさせない為にも別の収入源を同時に確保しましょう。これら採掘したものを原料に加工する、電子機器工場や家電工場を作っておくと、原料がなくても日本のように、原料を輸入して何かに加工し、世界へ売り、利ざやを稼ぐという財政基盤を作り上げ、工業都市へとなることができます。しかし唯一問題となるのが公害です。どこかで利益とうまく折り合いをつけて都市運営を行っていきましょう。

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観光特化の場合はカジノや文化施設を作り、派手に装飾し、誰もがこの場所へ遊びに来たくなるような魅力的な都市づくりを目指さなければなりません。一番必要になってくるのは、観光客を何を使って都市へ訪問させるかです。高速道路一本のみでは、道路が物凄い勢いで渋滞し、都市へ住む『シム』の生活基盤に影響を与えます。ですので莫大な予算を使い、港や駅といった大規模インフラ施設を誘致しなければいけません。

しかし、初期投資こそかかりますが、観光客は枯渇することはありませんので、工業のように、ドカンと利益を上げるというよりは緩やかに利益を上げる形になるでしょう。

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唯一問題となるのが治安です。先ほども述べたとおり、街には悪い『シム』もたくさんいます。ギャングヤクザのような『シム』だっているのです。そんな『シム』達はお金を持っているカジノや観光客が大好きで、日夜警察と戦うことになるでしょう。

●ソーシャル機能を上手く使おう

このように都市を特化させると、いいところも悪いところも、他の都市に干渉します。例えばですが、こういった流れがよくあります。

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A「お前の所の凶悪殺人者がうちの都市へ逃げてきて問題ばかり起こすんだが!? 」

B「ああ、ゴメン! カジノばっかり作ってるから犯罪者多すぎて俺も困っている。大きい警察署を作りたいが俺だけでは・・・」

C「私は近々、公安局を作る予定! そして、警察を多めに都市へ配備しているので、そちらの都市へ応援送れるよ!しかし、私の都市では水が枯渇しそう」

B「水ならAとBに腐るほどあるぜ!だから警察をAとBへ配備してー」

A「Cに救われた! やったー! 」

という感じです。他にも様々な資源の交換、通貨の交換等、多種多様に渡って連携を行えます。それらは必ず都市運営へプラスに働いていくので、積極的に周りとコミュニケーションを図って行きましょう。

●総評

これほど時間泥棒なゲームもそうそうないでしょう。

今回のシムシティは初心者にも、シュミレーション大好きな人にも、どちらにも対応して楽しめる作品になっていると思います。多くの地区や開発できる地域があるため、数日ではすべての魅力を味わい尽くすことができないと思います。しかも『シム』一人一人が性格を持っているため、「どんな行動を起こすのか」というのを見ていても飽きが来ません。むしろ問題点をあげるのであれば、止め時がわからず、ズルズルと深夜までプレイしまう点です。気づけば朝!なんてことも容易に想像ができてしまいます。

つまり今回の『シムシティ』、傑作といえる作品であることは間違いないでしょう。

■商品名 『シムシティ』

■ジャンル ストラテジー,シュミレーション

■発売日 2013年3月7日 好評発売中

■対応機種 PC

■発売元 Electronic Arts

■公式サイト http://www.simcity.com/ja_JP[リンク]

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