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オープンイヤーでも音漏れしないPSZ技術を採用したイヤホン「nwm」 NTTグループ新会社が第1弾の有線モデルを発売

ガジェット通信 / 2022年11月10日 13時0分

NTTソノリティは11月9日、NTTが開発したパーソナライズドサウンドゾーン(PSZ)技術を採用した「nwm(ヌーム)」ブランドのイヤホン2製品を発表。有線モデルの「パーソナルイヤースピーカー nwm MEW001」を同日に発売しました。価格は8250円(税込)。

PSZ技術は、消したい音に対して逆の位相の音を再生して打ち消す“アクティブノイズキャンセリング”と同様に、耳の外の音を打ち消すことで耳元数センチ程度のカプセルのような音の空間を生み出す技術。耳をふさがないオープンイヤーのイヤホンでも音漏れを気にせず、人と会話したり周囲の音を聞くことができます。

nwmはPSZをコア技術としたコンシューマー向け音響ブランドで、NTTグループの新会社であるNTTソノリティが第1弾製品として有線モデルの“パーソナルイヤースピーカー nwm MEW001”を11月9日に発売。第2弾製品の完全ワイヤレスイヤホン「パーソナルイヤースピーカー nwm MBE001」は今冬、日本では「GREEN FUNDING」、米国では「Indiegogo」でクラウドファンディングを開始する予定です。今後ヘッドホンモデルの製品化も検討中。

従来のイヤホンが“没入感”を追求していたのに対して、nmwでは周囲とつながる“共存”を訴求。家族と過ごす自宅でのリモートワーク、ジョギングや散歩の移動中、リアルとオンラインで同時に進める多言語の国際会議といったシーンでの活用を見込んでいます。

有線モデルは耳に掛けるタイプのイヤホンで、耳の穴の少し上の耳殻から音を鳴らす構造。耳の穴は完全に開放されます。

操作に使用するリモコン部分にマイクを搭載。通話にも利用できます。

ワイヤレスモデルはドライバー(スピーカー)と本体が分かれていて、やはり耳に掛けて使う構造。

スピーカーの構造は有線もワイヤレスも共通です。ワイヤレスモデルを手に取って確認してみたところ、耳の穴に向けて音を鳴らす開口部とは別に、側面に3か所の開口部があることが分かります。こちらで正しい位相と逆位相の音を鳴らすことで音波を打ち消し合い、音漏れがしなくなるとのこと。

発表会ではPSZを使ったチェアの技術展示があり、体験することができました。外側からは音が聞こえないのですが、座った人にだけ、ヘッドレストの位置で音が聞こえます。飛行機や新幹線でこのようなスピーカーが採用されると、快適な旅ができそうです。

同社は今後、美術館や歌舞伎での音声ガイダンス、国際会議、PSZ技術を活用したチェア、音のARなどエンタメコンテンツなどへ用途を広げていくとしています。

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