ラーメン1杯1600円の飯田商店がコラボした「らあめん花月嵐」のラーメン食った結果→ 衝撃の展開
ガジェット通信 / 2023年1月11日 21時15分
ラーメン1杯1600円、つけ麺1杯2000円、そんな強気の価格でラーメン店を営んでいる『飯田商店』(神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2-12-14)。強気の価格とは書いたが、客が満足できるラーメンであれば「ラーメンの価値」は高まるべきであり、『飯田商店』は完全予約制という手間がありながらも訪れる客の満足度がすこぶる高い。
飯田将太さんが総監督として担当したラーメン
そんな『飯田商店』が、ラーメンチェーン『らあめん花月嵐』とコラボレーション。『シン・ゲンコツらあめん』と称したラーメンを販売中だ。『飯田商店』の店主・飯田将太さんが総監督として担当したラーメンだという。税込1170円なので本家『飯田商店』よりかなり安い。しかし本当においしいのだろうか。実際に食べてみることにした。
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トッピングとして佐賀海苔もオススメらしい
まず券売機で食券を購入する。『シン・ゲンコツチャーシューメン』(税込1390円)もあったし、トッピングとして佐賀海苔(税込150円)もオススメされていたが、今回は純粋に飯田将太総監督が編み出した味を知るためにノーマルをオーダー。
化学調味料不使用でタレも脂も使っていない
『シン・ゲンコツらあめん』の説明書きによると、化学調味料不使用なだけでなく、そもそもタレも脂も使っていないという。豚をじっくり煮込んで得られた旨味で構成されているとのこと。飯田将太総監督自身ですら「これはラーメンと言えるのか?」と思ったそうだ。まじか。
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スープ色は豚骨ラーメンというより塩ラーメン
待つこと数分、仕上がった『シン・ゲンコツらあめん』がカウンター席にやってきた。
見た目は極めて美しい。具がネギと豚バラチャーシュー、そして数粒のアンコールペッパーだけというシンプルさから生まれた美といえる。スープ色は豚骨ラーメンというより塩ラーメンのような印象。
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他に類を見ない「強烈な味覚刺激とコク」が爆誕
このラーメン、主役はスープ。とことんスープ。そもそも、スープを飲むためだけに『らあめん花月嵐』に行って良いレベルでスープのデキがハンパなく素晴らしい。
豚肉と豚骨を由来とする超絶濃厚な旨味は極めて爽やかでスッキリ。そこに濃いめの塩気をガツンと足すことにより、他に類を見ない「強烈な味覚刺激とコク」を爆誕させている。
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衝撃の展開! スープを完飲していたのであった
豚バラチャーシューは超薄切りなのでしっかりとスープを染み込ませることに成功。豚肉と豚骨が豚バラの旨味を昇華。たまらない旨味フローがここにある。
気が付けば衝撃の展開、スープを完飲していたのであった。塩分の摂りすぎに気を使わなきゃならないのに……。それでも後悔していない。大満足。
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さらなる完璧を求めたラーメンが食べたい
気になったポイントがあるとすればふたつ。麺から放たれる旨味と薫りにパワフルさがなく、けっこう柔らかく仕上げられていて、コシの楽しみが薄れていた。また、『ウルトラマン』に便乗しなくともじゅうぶんおいしいのでオリジナル性を出したプロモーションでも良かったのではないかと感じた。
スープの魅力だけでもじゅうぶん食べる価値がある一杯
とはいえ『飯田商店』が『らあめん花月嵐』とコラボレーションした『シン・ゲンコツらあめん』はスープの魅力だけでもじゅうぶん食べる価値がある一杯だった。ごちそうさまでした。
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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