思わず感嘆の声が漏れる格好良さ! ヨーヨー日本一の妙技がヤバすぎる「2023年全日本ヨーヨー選手権大会」に大興奮!!
ガジェット通信 / 2023年6月6日 15時0分
ヨーヨーといえば、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。屋台の定番である水ヨーヨー? 80年代後半の「スケバン刑事」? 90年代後半に大ブームを巻き起こした「ハイパーヨーヨー」? もちろんどちらもヨーヨーではあるが、今注目してほしいのが現代の競技ヨーヨーだ。
2023年5月13日~14日、神奈川県・横浜市教育会館にて「クラウドネイティブプレゼンツ2023年全日本ヨーヨー選手権大会」が開催された。こちらは1999年から始まったヨーヨーの大会で、全国から集った選手たちが日々の練習のすべてを数分間の演技に注ぎ込む。
本記事では、会場全体が大興奮となった大会2日目の様子をお届けする。
魂と情熱が圧縮された3分間
「クラウドネイティブプレゼンツ2023年全日本ヨーヨー選手権大会」は、西日本、中部、九州、関東、北海道の5地区で行われた予選を勝ち上がった総勢170名の猛者が一同に集い、日本一のプレイヤーを決めるという一大イベントだ。今回で25回目となる本大会で優勝すると、日本の代表として2023年8月に大阪で行われるヨーヨー世界大会・準決勝へのシード権が与えられる。
この大会で行われるのは「競技ヨーヨー」というもの。プレイヤーは3分間の⾳楽に合わせて演技を⾏い、その技術とパフォーマンスを競い合う。
メインとなる「フリースタイル競技」は全5部門。「え、ヨーヨーを使うのに5種類(部門)もあるの?」と思うかもしれないが、部門別に見所が異なり、知らない方が見てもかなり面白い。ここからは各部門の優勝者たちの写真と共に紹介していこう。
1つのヨーヨーの妙技を魅せる「1A部門」
1A部門は「ワンハンドストリングトリック」と呼ばれる、1つのヨーヨーとストリング(ヒモ)を操るトリックの部門。誰もが通るベーシックなスタイルだが、次々に繰り出されるトリック(技)の速さと正確性に驚かされる。
ヨーヨーがまるで身体の一部のように、前後左右だけでなく360度縦横無尽に飛び回る様子は、見ているだけでもかなり痛快だ。今のヨーヨーの凄さを、これでもかというくらい味わえる。
https://youtu.be/aEGfk2YOukI
2つのヨーヨーを巧みに操る「2A部門」
2A部門は「ツーハンドルーピングトリック」と呼ばれる、2つのヨーヨーで弧や円を描くトリックの部門。両手から繰り出されたヨーヨーによるダイナミックな技が多く、なかにはジャンプしてヨーヨーを飛び越すなど、アクロバティックな動きも。
https://youtu.be/k-Pfyat93Ps
巧みな技術力で競う「3A部門」
3A部門は「ツーハンドストリングトリック」と呼ばれる、2つのヨーヨーをストリング(紐)に乗せる、または引っ掛けるといったトリックの部門。イメージ的には1Aのトリックを両手で扱う、ヨーヨーのプレイスタイルの中でも特に複雑なスタイルである。
複雑に絡み合うストリング、そこを目にも止まらぬ速さで移動するヨーヨー。高難易度の技が次々に繰り出され、会場が大きく湧く場面も多かった。
https://youtu.be/0QNaLMPDk3c
トリッキーな離れ技が魅力の「4A部門」
4A部門は「オフストリングトリック」と呼ばれる、ストリングから離れたヨーヨーを使うトリックで競う部門。空中に投げられたヨーヨーをキャッチし、再び空中へ投げる中国ゴマをイメージすればわかりやすいだろう。
コマが身体やストリングから離れるため、動きの自由度が高く競技者によって魅せ方が大きく異なる。特に優勝者の中村薫選手は、演技終盤にヨーヨーを2つに追加。落とすリスクと緊張感を物ともせず、見事なトリックを決め、会場を大いに湧かせた。
https://youtu.be/j425rkdwYhk
ヨーヨーとおもりの両方を操る「5A部門」
5A部門は「カウンターウエイトトリック」と呼ばれる、ストリングを指に付ける代わりに「おもり」を付け、ヨーヨーとおもりの両方を操る部門。
指から離れた状態でヨーヨーとおもりが美しい円を描くのは、この部門独特の面白さがある。また、指だけでなく首や足などを使って変化をもたらす動きもトリッキーで、その妙技に魅了される。
https://youtu.be/IcR9TO7N3No
40歳以上限定の「OVER40 FREESTYLE」
本大会では40歳以上限定の部門も登場。若いプレイヤーが多いなか、ベテランゆえの味のあるトリックが楽しめる部門となっていた。
女性プレイヤー限定の「WOMEN FREESTYLE」
こちらは本大会で実施された女性プレイヤー限定の部門。競技者は男性が多いが、女性プレイヤーの技も凄まじいレベルとなっている。男性では表現しにくい、しなやかな動きでヨーヨーを巧みに操っていた。
ヤベェ! すげぇ!! でもOK!!! 誰でも感じるままに楽しめる世界
筆者は初代ハイパーヨーヨー世代のため、細かなトリックは分からない。しかし、目の前で繰り出される絶技の数々に、いつの間にか惹き込まれていた。
3分という短い時間に、これまでのすべてを注ぎ込むその様は、バレエやフィギュアスケートと似た競技性を感じる。そして、分からなくても「うわっすげぇ!」と興味と関心をぐいぐい引っ張られる感覚が、非常に楽しい。
ときにストリングに絡まったり、ヨーヨーを落としたりといったアクシデントもあるが、そこから精神を落ち着かせて挽回する様も美しい。
過去、ヨーヨーで遊んだことがある方はもちろん、まったく知らないという方でも、ぜひ一度プレイヤーたちの絶技を見てほしい。知識がなくとも肌感でも十分楽しめることを約束する。
ちなみに、大会の様子はニコニコ生放送「クラウドネイティブプレゼンツ2023年全日本ヨーヨー選手権大会」のタイムシフトにて視聴可能。ぜひチェックを。
https://live.nicovideo.jp/watch/lv341017277
ヨーヨーでSDGS!? 廃棄する物をリサイクルする新たな試み
こぼれ話だが、今大会では新しい試みとして、ヨーヨーのリサイクル活動が実施されていた。SDGSの波がこんなところにも……!
「使い終わったストリングや調整で廃棄するストリング」「使用できなくなったベアリング、スペーサーなどの部品」「壊れてしまったボディ(プラ・金属)」といった物を、会場受付に設置するリサイクルボックスにて回収。これまで廃棄されることが多かった物をリサイクル業者への引き渡しや、資源としての再利用にチャレンジしていた。
環境への配慮も加わった本大会。回収した資源がどのように利用されたかは、今後JYYF(日本ヨーヨー連盟)にて報告されるので、こちらも要注目だ。
(執筆者: sasuke_in)
この記事に関連するニュース
-
B-boy TSUKKI(飯沼月光選手)がロサンゼルスで行われたFreestyle Session World Finals 2024 3vs3で優勝
PR TIMES / 2024年11月22日 17時45分
-
【東京グレートベアーズ】川野琢磨選手(強化育成選手)入団のお知らせ
PR TIMES / 2024年11月22日 15時15分
-
スズキジャパンカップ2024第41回全日本総合エアロビック選手権大会。全国大会11月10日 大会結果
PR TIMES / 2024年11月14日 11時45分
-
フリースタイルフットボール・櫻井萌華 日本&アジアチャンピオンが次に目指すは世界一
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2024年11月12日 14時59分
-
大人気アニメ『超速スピナー』が25年の時を経て、11月4日(月)0時より各配信サービスにて配信、初解禁!
PR TIMES / 2024年11月1日 11時15分
ランキング
-
1クレジットカードを少額で不正利用されていない? 巧妙な新手口を解説
ITmedia エンタープライズ / 2024年11月26日 7時15分
-
2リンク付き投稿は拡散力減?イーロン氏明かすXルール 「告知投稿めっちゃ影響」不満も続々
J-CASTニュース / 2024年11月26日 17時11分
-
3『ドラクエ3』大魔王ゾーマ様、配信者になる―自己紹介では「嫌いなもの:ひかりのたま」とポロリ、「“ほりい”とかいう人間も泣き叫んでた」
インサイド / 2024年11月26日 13時10分
-
4オリエンタルランド、東京ディズニーリゾート販売の“3800円のマイボトル”回収 対象個数は4240個…… 「ご迷惑とご心配」
ねとらぼ / 2024年11月26日 17時12分
-
5アップル「iOS 19」SiriがChatGPTみたいになる?
ASCII.jp / 2024年11月26日 20時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください