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時間制カフェラウンジ「AOU 銀座の森」オープン、さだまさし「こういうスペースは心の余裕に」

ガジェット通信 / 2023年6月6日 19時0分

カフェラウンジ「AOU(アオウ) 銀座の森」のプレスプレビュー&フード・ドリンク体験会が2023年6月5日、東京・銀座の同ラウンジにて開催され、歌手のさだまさしさんがゲスト出演した。

同日オープンの「AOU 銀座の森」は「会おう。まだ知らない、居ごこちに。」をテーマにした時間制のカフェラウンジ。JR有楽町駅から歩いてすぐという便利な場所にありながら、複数車線の大通りから逸れた閑静な一角のビルの1階にある。

30分750円で利用することができ、複数人での打ち合わせやリモート会議、一人での作業などに最適な空間。事前登録は不要で、入店時にタブレット端末でチェックインし、自画焙煎コーヒー、スイーツなどの軽食も無料で楽しめる。

プレスプレビューではまず、「AOU 銀座の森」を運営する三信住建株式会社の信田博幸代表取締役社長のあいさつから始まった。

信田社長は2006年に5人の仲間と一緒にスタートさせた三信住建の歴史を振り返った。また、同ラウンジをオープンした場所が借りられることになったとき、当初は同ビルの9階にあるマンションのギャラリーを移すことを考えたものの、三信住建の“明日に向かって新しい未来を切り開こう”というスローガンや“踏み出しているか、その一歩”というモットーを反映させるため、ラウンジに挑戦したことを明かし、同ラウンジが「これから出会うであろう未知の人たちとの出会いの場であり続けてほしいと思います」と語った。

信田社長に続いて、同ラウンジを設計した株式会社IAO都市施設研究所の取締役プロジェクトマネージャー・ 大植基義氏が登壇。

天井が高く広々とした空間になっており、ラウンジの前には街路樹の緑が豊富なことから「森を作りたい」と感じたことを説明し、「軽井沢や那須など1時間くらいかけないと行けないような場所の雰囲気をここで味わってもらう、20分でも30分でもその雰囲気を感じてもらえる施設を作ったらどうか」との思いから森をイメージした内装が完成したことが告げられた。

プレスプレビュー後半では、さださんが登場しトークショーが行われた。

三信住建社員が編集長/プレゼンターとなって発行している紙媒体のプレミアム雑学誌「KYOMI SINSIN」にエッセイやコラムなどを寄稿しており信田社長とも交流が深いというさださんは、「珍しいサロンを作ったと伺ったので、どんなものかなと思って、偵察に来ました(笑)」と声を弾ませた。

ラウンジがオープンした「銀座」という場所が話題にあがると、さださんは「銀座というのは、僕らにとってはなんとなく敷居が高いというイメージです」とコメント。出身地である長崎の郷土料理が食べられるお店など馴染みの場所はあるそうだが、「コーヒーやソフトクリームがあるので、これからはこちらに寄らせて頂きます」とコーヒーやソフトクリームを無料で楽しめる「AOU 銀座の森」がすっかり気に入った様子。さらに、緑が豊富な店内を見渡し、さださんは「こういうスペースがあるということは心の余裕になりますよね。僕らは、余白がない中で生きてますからね」と実感を込めて言葉にした。

また、「ストレス発散」の方法を尋ねらると、さださんは「コンサートがありますので、そこでぜんぶストレスを発散します。大きな声を出したり、叫んだりするだけで、ストレスは逃げていきますので」と回答。「あとは、晩酌とゴルフくらいですかね」と続けた。

「AOU(アオウ) 銀座の森」という名前にちなんで「今、会いたい方は?」との質問には、「先輩が多くて、もう会うことが叶わない人のことばかりを思い出します」としみじみと語り、「いなくなった先輩に会いたいと思うことはあります。迷ったり、悩んだりしたときに、『今だったら何て言ってくれるかな』」とも。「若いころから、じいちゃんと仲良くなっていました。じいちゃんって、すぐいなくなるんですよね。自分がじいちゃんの年になったら今度はその恩を若い人に回していかないといけないなという気持ちはしています。回してあげられるほどの心の余裕とか、知識が自分に伴っていないことがちょっと悔しいなという感じですかね」と答えていた。

取材・文/竹内みちまろ

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