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ウクライナ出身の新人俳優が映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』で声優デビュー

ガジェット通信 / 2023年6月21日 18時0分

東欧を代表するアニメーションスタジオ・Animagradが制作の、騎士に憧れている俳優ルスランと王女ミラの身分違いの恋、そして2人が悪の魔法使いに立ち向かう姿を描くファンタジー・ラブストーリー、『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』が、2023年9月22日(金)に公開となります。

Elles Films株式会社代表の粉川さんが、ウクライナの映画業界への貢献を目的にほぼ全財産を費やし日本上映権を購入した本作は、ウクライナ制作のアニメーション映画として、日本初の映画館での上映作品。全国規模の劇場公開と日本語吹替版の制作を目指して開始したクラウドファンディングでは、約700人もの人々の賛同を得ることができ約950万円の資金が集まりました。

そして「少しでも日本の映画業界から出来ることを」という想いを共にし、日本語吹替版で主人公・ルスラン役に抜擢されたのは、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生したグローバルボーイズグループ・INIのメンバー髙塚大夢さん。声優初挑戦でありながら、愛するミラを救うために不器用でも困難に立ち向かう主人公・ルスランを等身大に演じています。また、ヒロインである王女ミラを演じるのは、『推しの子』で主要キャストのひとり・星野アイ役を演じて現在話題沸騰中の高橋李依。悪の魔法使い・チェルノモールに攫われてしまうも、ただ助けを待つだけではない強さを兼ね備えたヒロインに相応しい、力強くイキイキとした声を吹き込みます。

そして、ウクライナ出身の新人俳優・工藤ディマさんが本作でデビュー決定!本人からのメッセージも到着しました。

現在23歳の工藤は、劇団ひまわりに所属する新人俳優。ウクライナの首都・キーウ出身だが、ウクライナ侵攻がきっかけで日本に避難してきた一人。ウクライナ在住時から、日本への留学を考えていたほど日本語と日本のアニメが好きだったそうですが、コロナ禍で留学は延期に。そんな中ロシアがウクライナを侵攻し、避難せざるをえなかった工藤さん。家族とも離れ日本には単身で移住したため、一時は食欲不振などにも陥ったという工藤さんですが、日本のアニメへの熱い想いを胸に俳優を目指し、劇団ひまわりに所属。どんな状況でも夢を追い続け、ついに本作で悲願の映像デビューを果たします。

本作で工藤が演じるのは、INI・髙塚大夢が演じる主人公・ルスランのライバルとなる三兄弟の末っ子・ロデー。高橋李依が演じるヒロイン・ミラに恋焦がれる自分勝手な兄に振り回されながらも協力する憎めないキャラクターです。工藤はそんな、鈍臭いながらもなんだか放って置けない末っ子・ロデーを愛嬌たっぷりに演じています。

【工藤ディマ コメント】

みなさん、はじめまして。映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』のロデー役を務めました工藤ディマと申します。私にとってのデビュー作なので、とても緊張しておりましたが、とても幸せな時間でした。私が昔から夢をみた仕事をすることができて、とても嬉しく思います。この作品はウクライナ製作なので、デビュー作がこの作品であることを誇らしく思います。この作品を通してウクライナと日本がもっと仲良くなったら嬉しいです。そして、いつかウクライナのテレビで日本のアニメが流れたら、私の一つの夢が叶います。映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』は魅力的なキャラクターにあふれるとても温かい物語です。ご覧いただけると嬉しいです。

(C)2018, SSVG EAST FUND INVESTMENT LIMITED (C)2018, “ANIMAGRAD” LTD © 2018, Ukrainian State Film Agency © 『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』製作委員会

公開日:2023年9月22日(金)全国公開

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