多種多様なバックグラウンドを持つ“みんな”で、同じ方向に進んでいくために
ガジェット通信 / 2023年7月22日 16時0分
デジタルバンク「みんなの銀行」エンプロイーサクセスグループの川原です。人事領域を担う部門にて、主に採用活動や外部への情報発信を担当しています。ここでは、みんなの銀行が掲げる「Mission・Vision・Value」と「INSIGHT」をテーマに、私たちが果たすべき使命や目指す将来像、そこに込めた想い等についてお話したいと思います。
なぜ、Mission・Vision・Valueが必要なのか
みんなの銀行は日本初のデジタルバンクとして、2021年5月28日にお客さまへのサービス提供を開始しました。この日にスタートするには、銀行を“ゼロ”から作り上げるための“即戦力人財”の獲得が不可欠でしたので、キャリア採用は、みんなの銀行設立準備株式会社を設立した2019年8月より積極的に展開してきました。サービス提供開始2周年を迎えた現在では、メンバーも約250名の規模まで成長してきており、その約3分の2がキャリア採用組です。
デザイナーやエンジニア、マーケター、データサイエンティストといった多種多様なバックグラウンドを持つ人たちが続々とデジタルバンクのプロジェクトに参画してくる中で、それぞれの強みを活かしつつ、全員が同じ方向を向いて迷うことなく進んでいくためには、基準となるMission(私たちの使命)・Vision(私たちの将来像)・Value(私たちが共通して持つ価値観)なくしては実現できません。
そのため採用活動においても、私たちの「Mission・Vision・Value」に共感していただけるかどうかは最も重要視しているポイントとなっています。
Mission(私たちの使命)
みんなに価値あるつながりを。
昨今、社会における自社の存在意義を明確にし、どのように貢献するかをパーパスとして掲げる「パーパス経営」が注目されていますが、みんなの銀行ではこのパーパスをMissionと呼んでいます。みんなの銀行ではデジタルネイティブ世代が世の中を牽引していく未来を見据え、デジタルの力を活用して新しいつながりを創造していくことが、自分たちの存在意義であると考えています。
みんなの銀行が目指すのは、人や企業、様々なコミュニティにとって真に『価値』あるモノを仲介することができるプラットフォームになることです。従来の「お金のマッチング(金融仲介)」から、『価値のコネクティビティ(価値仲介)』を高めるサービス業として、新しい銀行のカタチを目指しています。
Vision(私たちの将来像)
世の中のヒト、モノ、オカネ、情報 を「つなぐ」存在として、銀行というビジネスドメインの先にある「新しい金融機能」の提供を通じた新たな価値を創造する。
先に述べたMissionを実現するためのVisionでは、みんなの銀行がどのような銀行をつくり、どのような価値を提供していきたいのかを示しています。未来の銀行に求められることは、必ずしもお金という価値の仲介に留まるものではないはずです。
みんなの銀行では、デジタルを起点としたユーザーの価値観や行動変容の変化を反映し、既存の銀行の三大機能「金融仲介・信用創造・決済」を、新・三大機能(価値仲介・信頼創造・決裁)という“新しい金融機能”に進化させ、その提供を通じた新たな価値創造にチャレンジしていきます。
Value(私たちが共通して持つ価値観)
そしてこれまでご紹介してきたMission、Visionを実現するためのValueでは、私たちが共通して持つべき価値観を示しています。具体的には以下の3つとなります。
「銀行らしさ」からの脱却
堅苦しい、(手続きが)面倒くさい、といった銀行に対するネガティブなイメージを払拭し、既成概念や固定概念に捉われず「銀行らしくない」銀行を目指そう、という考えです。
「ユニーク」へのこだわり
「銀行らしさ」からの脱却を目指す上で重要となるのが、「ユニーク」へのこだわりです。みんなの銀行が対峙する相手は銀行だけではなく、FinTechをはじめとするあらゆる業界の先進企業だと認識し、他社が思いつかないような「ユニーク(唯一無二)」なサービスを誰よりも早くカタチにしよう、という考えです。
「信じて、頼られる」
そうしたユニークなサービスを生み出すために重要となるのが、「信じて、頼られる」ことです。蓄積された過去の実績を基にした「信用」だけでなく、未来を示すデータを基にした「信頼」に依拠するビジネスに挑戦しよう。そして多種多様なバックグラウンドを持つをメンバーがチームとなってイノベーションを実現するために、お互いを「信じて頼り合える」関係を目指そう、という考えです。
Mission・Vision・Valueをどのように体現するのか?
それでは、日々のそれぞれの業務においては、Mission・Vision・Valueをどのように体現しているのでしょうか?
人事領域を担当する私自身について少しお話させていただくと、みんなの銀行の掲げるMission「みんなに価値あるつながりを。」は、自分の業務に落とし込むと、 採用活動を通じて「新たな人財とのつながり」を創出すること、だと考えます。就職活動者・転職活動者の「企業との出会い方」は多様化しており、多くの選択肢と情報の中から取捨選択する時代になっていますので、募集する企業側も多様化する「求職者とのつながり方」に木目細かく対応する必要があります。
私が皆さんとのつながり方を企画する上で特に大切にしているのが、Valueのひとつである“銀行らしさ”からの脱却です。これまでにない銀行を一緒につくっていける人財を求めているので、例えばトークセッション等のイベントだったり、現場エンジニアが密に関わるワークショップ/インターンシップ、ファンから社員への採用等、求職者との多様な出会い方を取り入れ、また選考中も、みんなの銀行の組織カルチャーや働く人たちをよく知ってもらえるような機会を積極的に設けています。
目指すべき方向が明確に示されている現場では、会社や仲間を信頼し、安心して仕事にチャレンジできる。このことは私の働きがいの根源になっています。
このように、私と同様にみんなの銀行のメンバー全員がMission・Vision・Valueを各々自分の持ち場に置き換えて解釈し、体現していることは、みんなの銀行の大きな強みだと思っています。
みんなの銀行の組織カルチャーを醸成する7つの仕事の流儀「INSIGHT」
ここまでみんなの銀行のMission・Vision・Valueをご紹介してきましたが、私たちが目指すゴール、Mission・Visionを実現するためには、「仕事への取組み方」や「仲間への関わり方」、「会社としてあるべき姿」について、皆で意識や想いを共有していくことが極めて重要になってきます。そのため、みんなの銀行では行動指針を策定しており、それを7つの仕事の流儀「INSIGHT」と呼んでいます。
みんなの銀行の組織カルチャーは、INSIGHTに即したメンバー一人ひとりの行動によって醸成されますので、INSIGHTの社内浸透は最優先事項。有志のメンバーによる組織横断のプロジェクトチーム「INSIGHT部会」が発足されてからは、ボトムアップ型でINSIGHTの浸透活動が積極的に展開されていますが、私たちエンプロイーサクセスグループも経営層を巻き込み、部会の発足をサポートし、継続的な活動を後方支援しています。
おわりに
「未来の銀行を“今”つくったら、どんな銀行になるか?」 そんな発想からスタートしたデジタルバンクプロジェクト。
多種多様なバックグラウンドを持つ“みんな”に期待されることは簡単なものではありませんが、Mission・Vision・Valueを共通の指針として、皆で一つの方向に向かって走っています。ユニークな取り組みやチャレンジ精神を後押しする組織カルチャーがある現場では、メンバーが活き活きと活躍していますので、デジタルバンクプロジェクトに興味のある方はぜひHPよりお問合せくださいね!
※この記事はオウンドメディア『みんなの銀行 公式note』からの転載です。
(執筆者: みんなの銀行)
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