いよいよ発売のiPhone 15 シリーズ! 買うならどれ?
ガジェット通信 / 2023年9月20日 13時30分
Appleから「iPhone 15」シリーズが発表されました。全ての機種がダイナミックアイランドを採用し、iPhone 15 Pro Maxでは5倍の光学ズーム(35mm換算120mm)の望遠レンズを実現しました。
何と言っても一番の変更は、USB-TypeC(USB-C)コネクタの採用です。Lightningコネクタに慣れ親しんでいた人にとってはケーブルや周辺機器などを買い替える必要に迫られるなど、大変な面もありますが、MacやiPadなどの周辺機器を使えるようになるなど便利な面もあります。また、今回新たに採用された「アクションボタン」は、従来のサイレントボタン(スイッチ)の機能が標準で割り当てられていますが、カメラの起動やフラッシュのON/OFFなど、別の機能を割り当てることもできるようになりました。
iPhone 15/15 Plusの特徴おさらい
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2023/09/Apple-iPhone-15-lineup-color-lineup-geo-230912.jpg)
iPhone 15、15 Plusは、ブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンクと5色のカラーバリエーションです。筐体はアルミニウムで、その75%は再生アルミニウムということです。
A16 Bionicを採用し、iPhone 14 Pro相当のパフォーマンスが期待できます。
48MPのメインカメラは、35mm換算で26mm f1.6相当、超広角レンズは13mm f2.4相当の画角となり、メインカメラではロスレス2倍ズームによって52mm相当の画角が得られます。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2023/09/Apple-iPhone-15-lineup-dual-camera-system-230912.jpg)
さらに、コンピューテーショナルフォトグラフフィーも進化。ぼかしの適用量を調整したり、フォーカス(ピント)箇所の調整なども可能になります。せっかくのUSB-C採用ですが、USBコントローラーはUSB2のままなので通信速度は最大480Mbpsまでとなっています。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2023/09/Apple-iPhone-15-Portrait-mode-24MP-03-230912.jpg)
一方で、価格は前モデル(iPhone 14, 14 Plus)と比較して、5000円の値上がりとなります。iPhone 15では、128GBモデルで12万4800円、256GBモデルが13万9800円、512GBモデルが16万9800円。iPhone 15 Plusでは、128GBモデルが13万9800円、256GBモデルが15万4800円、512GBモデルが18万4800円。ドルベースでの価格は変わりないことから、円安の影響をヒシヒシと感じます。
iPhone 15 Pro/15 Pro Maxの特徴おさらい
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2023/09/Apple-iPhone-15-Pro-lineup-hero-230912_Full-Bleed-Image.jpg.xlarge_2x.jpeg)
iPhone 15 Pro、15 Pro Maxは、筐体にチタンを採用し、ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウムの4色展開。チタンを採用したことで、iPhone 15 Proが187g(iPhone 14 Pro 206g)、iPhone 15 Pro Maxが221g(iPhone 14 Pro Max 240g)と軽量化を実現しています。
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Apple初の3nmを採用したA17 Proチップを採用し、CPU性能で10%、GPU性能で20%アップしています。USB3コントローラーも内包し、最大10Gbpsの通信に対応します。
カメラ性能も大幅に機能アップしました。換算13mm相当の超広角、24mm相当の広角カメラはiPhone 15シリーズと共通で、iPhone 15Proでは77mm f2.8相当の3倍ズーム、iPhone 15 Pro Maxでは120mm f2.8相当の5倍ズームを内蔵します。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2023/09/Apple-iPhone-15-Pro-Max-48MP-camera-01-230912_big.jpg.large_2x.jpeg)
デフォルトのメインカメラレンズを24mm、28mm、35mmから選べ、よく使う画角を設定しておくことでとっさの撮影でもシャッターチャンスを逃さないのが便利なポイントです。特に、iPhone 15 Pro Maxで実現した光学120mm f2.8の望遠レンズは、スペックだけ見れば高級レンズ並みの性能ですので、スマホがあればカメラはいらないという人が増えてしまうかもしれません。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2023/09/Apple-iPhone-15-Pro-lineup-USB-C-connector-cable-230912_big.jpg.large_2x.jpeg)
そのほか、Mac用のレタッチソフト「Capture One」をインストールしたMacと接続し、撮影した写真データを直接転送する「テザー撮影」にも対応するほか、4K60PのProRes動画を直接外部ストレージに収録したり、2つのカメラでステレオ(3D動画)撮影にも対応します。プロ向けの機能Log撮影にも対応するなど、プロ向けのカメラ機材としても十分な性能です。
![](https://rensai.jp/wp-content/uploads/2023/09/Apple-iPhone-15-Pro-lineup-ProRAW-photo-shoot-230912_big.jpg.large_2x.jpeg)
価格は前モデル(iPhone 14 Pro、14 Pro Max)と比較して、1万円の値上がりとなります。iPhone 15 Proは128GBが15万9800円、256GBモデルが17万4800円、512GBモデルが20万4800円、1TBモデルが23万4800円。iPhone 15 Pro Maxは256GBモデルが18万9800円、512GBモデルが21万9800円、1TBモデルが24万9800円。
一部機種ではM2チップ採用のMacBook Airよりも高額な価格設定となり、言葉を失ってしまいます。
機種選びのポイントは?
今回、全機種ダイナミックアイランド採用となったことで、iPhone 14シリーズで乗り換えを迷っていた人にとっては良いタイミングとなりそうです。家族でiPhoneを使っている人であれば、容量を抑えてコスパの良い機種を選び、iCloudのファミリー共有を活用してストレージの不足を補えるかもしれません。写真や動画など、クリエイティブを重視する人にとっては、今回はiPhone 15 Pro Maxかもしれません。5倍の光学ズーム、120mm相当のレンズがどれほどの性能なのか興味深いです。USB-Cとなったことで周辺機器の買い替えも必要になる人がいるかもしれませんので、コスト重視の場合には、iPhone 14シリーズを候補として考えるのもよいでしょう。
(執筆者: ipodstyle)
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