アバルト初のEV「Abarth 500e」内外装をチェック

ステランティスジャパンは10月11日、アバルトブランド初のEV「Abarth 500e（アバルト チンクエチェント イー）」の国内正規導入を発表。10月28日より、全国のアバルト正規ディーラーにて販売開始する。価格（税込み）は615万円～。

外観（エクステリア）

全長3.6mの車両に18インチアルミホイールを採用し、コンパクトながらスポーティな印象を受ける「Abarth 500e」。

18インチアルミホイール、フロントバンパー、ステアリングホイールはサソリの爪を模しており、独特な外観のリップスポイラーはサソリの足にインスパイアされている。

また、フロントグリルにダークチタングレーのアバルトレタリングを採用しているほか、車体の両サイドには稲妻の放電によって描かれたかのような新しいデザインのスコーピオン・エンブレムを配置している。

ボディタイプは、ハッチバックとカブリオレの2タイプを設定。ボディカラーは、アンチドーテホワイト、ベノムブラック、アドレナリンレッド、アシッドグリーンの4色を展開する。

内装（インテリア）

インテリアは、黒を基調としたシックでスポーティな空間に。各所にアルカンターラ素材をふんだんに採用し、高級感を演出している。

ヘッドレストには「Abarth 500e」専用のロゴをあしらい、ブルーとイエローのステッチを施した一体型のスポーツシート、ステアリングホイールにあしらったブルーのトップマークと共に、スポーティさを高めている。

走行性と安全装備

最高出力114kW、最大トルク235Nmのパワフルでレスポンスの優れたモーターと42kWhのバッテリーにより、「低中速域において気持ちの良いドライビングにフォーカスした」走りを実現。

0-100km/h加速は7秒で「Abarth 695」とほぼ同等、20-40km/h、40-60km/h の中間加速では「Abarth 695」より約1秒早いタイムを記録し、シティ走行において「Abarth 695」を超えるパフォーマンスを実現しているという。

充電走行距離は、ハッチバックモデルで303km、カブリオレモデルで294km。

また、アバルトのガソリンエンジンを忠実に再現したサウンドシステム「サウンドジェネレーター」を装備しており、「他の電気自動車とは異なる、唯一無二のドライビング体験を提供する」としている。

安全装備については、衝突被害軽減ブレーキ、レーンキーピングアシスト、トラフィックサインレコグニション、ブラインドスポットモニターを、アバルトとして初めて採用している。