『お終活 再春!人生ラプソディ』凰稀かなめインタビュー 「これから自分たちにも起こり得るだろうことを描いている作品です」
ガジェット通信 / 2024年6月11日 13時0分
「お終活」をテーマにした前作『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』のシリーズ第2弾、『お終活 再春!人生ラプソディ』が公開中です。パワーアップした第2弾のテーマは“再春”。主演の高畑淳子さんを中心に、これからも続いていく自分の人生を楽しく豊かに過ごすことの素晴らしさを、豪華キャストで描いています。
その本作に高畑さん演じる千賀子にシャンソンを教え、“再春”のお手伝いをする丸山英恵を、凰稀かなめさんが好演。お話をうかがいました。
■公式サイト:https://oshu-katsu.com/2/ [リンク]
●丸山英恵というキャラクターは、音楽プロデューサーであり、主人公にシャンソンを教える、言ってみれば“再春”のお手伝いをする素敵な役柄でしたね。
もともとシャンソンはわたしも歌ったり、教えてもらったり、コンサートに出演させていただいていて、身近にあるものでした。英恵さんの音楽プロデューサーの仕事も身近にいる方から日頃学ぶことも多かったので、そういう方に詳細を教えてもらったり、わたしは二人三脚の個人事務所で普段社長の姿もよく見ているので、参考にするものがたくさんありました。いろいろなものをかき集めて英恵さんになった、というイメージです。
●本作は「お終活」人気シリーズの第2弾となりますが、出演が決まった時はいかがでしたか?
わたしは、舞台のお仕事が多いのですが、映像にも力を入れていきたいので、映画のオファーをいただいた時はうれしかったです。おっしゃるように今回の作品はシリーズ第2弾ということで、第1弾の方々がすでにいらっしゃる現場の中に入っていくから、緊張して上手く入り込めるかなと思ったのですが、そんな心配はまったく要らなかったです。みなさん温かく受け止めてくださったので、好きなように楽しくやらせていただきました。
●映画で扱っていることは、誰にでも起こり得る現実ではありますよね。
そうですね。台本をいただいた時、わたしの両親は70歳を過ぎているので、これから自分たちにも起こり得るだろうことを描いていると思いました。わたし自身も40歳を過ぎ、これから介護をしていく、またはいずれわたしもそういう時が来るということを思った時、改めて早めに準備をしておくことがとても大切だなと思いました。
わたし自身もともと介護のことに興味があって勉強していたりしていたのですが、両親と今後のことなどについて話すようになりました。ただ、両親はとてもしっかりしている人たちなので、多少は決めていることもあったのですが、現実的にいろいろなことをどんどんやっていこうと。映画出演を経て実際にいろいろ決まっていったところはあります。
●こういう映画を観るという機会でもないと、知らないことがたくさんあるままだなと思いました。
この映画を観ていただくと分かるかも知れませんが、知識があるだけでも全然違うと思うんです。たとえば認知症、アルツハイマー、そういうものになってしまった時に、しちゃいけないことがたくさんあるんです。そういうことを知らないと、分からずに相手に接してしまうわけですよね。
これはある方の実体験とまとめた本の話なのですが、たとえばスーパーで毎日同じものを買う、靴下を買いに来るお客さんがいて。レジの方が「これはおかしいぞ」と思う。でもそこで「これ本当にほしいですか?」「買いますか?」と聞いてはいけないそうなんです。叱ったり、拒否してはいけないと。
住まいなども質問で聞き出すのではなく、お茶でも飲み何気ない会話をしながら聞き出すようにしないといけない。そういうことが少しでも分かっていると、人助けになる。自分の両親がそうなった場合、そう接していただくと安心しますよね。違うと拒絶すると、不安で混乱してしまうそうなんです。ちょっとしたことですが、勉強しておくと意識が変わるなと思いました。
●「お終活」という生前整理をすることだけでなく、これからの人生も楽しもうという“再春”というテーマについては思うことはありますか?
今回“再春”ということで、第二の人生、やりたかったことをやってみることがテーマになっていますよね。実際にわたしの両親も父親も小唄や三味線、母親は70歳を過ぎてダンスを始めたり、それぞれ人生を楽しむじゃないけれど、出来ることをやっていくようになりました。すごく前向きな感じになり、今を楽しめているのですごく元気だと思います。
映画を観ていると、両親と重なるところもあり、いずれわたしにも訪れることなので再春を楽しめたら良いなと。そのためにも今はたくさん仕事をして悔いなく生きたいと、この映画を通してとても勉強になりました。
●今日はありがとうございました!
■ストーリー
大原千賀子(高畑淳子)、真一(橋爪功)の一人娘・亜矢(剛力彩芽)が、いよいよ結婚目前! 喜びあふれる大原家だが、真一の認知症疑惑という新たな問題が……。
その一方で、千賀子は若い頃に習っていたシャンソンの恩師の娘・丸山英恵(凰稀かなめ)との出会いがきっかけで、再びレッスンに通いだす。音楽ライブプロデューサーでもある英恵からステージでシャンソンを歌わないかと勧められ、大張り切りの千賀子だが、コンサート目前に開催が危うくなり……。
はたして、千賀子はステージで歌えるのか!?そして大原家は一体、これからどうなるのか!?
スタイリスト:杏吏
洋服クレジット
ブラウス
71,500円税込
ジャケット
132,000円税込
スカート
83,600円税込
全てLANVIN COLLECTION
問い合わせ先
153-0042
東京都目黒区青葉台3-6-28住友不動産青葉台タワー2F (株)レリアン
0120-370-877
公開中
(執筆者: ときたたかし)
この記事に関連するニュース
-
元宝塚トップ女優、“終活”への想いを告白「ひとり身なので色々考えちゃいますが…」
女子SPA! / 2024年6月19日 8時44分
-
『お終活 再春!人生ラプソディ』 豪華キャストが送る観た人を幸せにする映画
TABLO / 2024年6月17日 6時30分
-
【スターシアターズ・榮慶子の映画コレ見た?】お終活 再春!人生ラプソディ 楽しい終活を考えたい
沖縄タイムス+プラス / 2024年6月7日 9時27分
-
LiLiCo、映画『お終活 再春!人生ラプソディ』で「故郷」を歌い「日本人になれた気がした」
ORICON NEWS / 2024年6月5日 10時39分
-
「メッチャびっくり」剛力彩芽、激変ショット公開! ピンクのロングヘア姿に「似合いすぎでないですか?」反響
オールアバウト / 2024年6月3日 16時55分
ランキング
-
1老後の趣味で気軽に“塗り絵”を始めて1年後…… めきめき上達した70代女性の美麗な水彩画に「本当にすごい…」「感動です」
ねとらぼ / 2024年6月29日 22時0分
-
2シャオミ、ペンを発売 「書き心地は良いが、タブレットとペアリングはできません」と公式
ITmedia NEWS / 2024年7月3日 8時30分
-
3「ロンハー」有吉弘行のヤジに指摘の声「酷かった」「凄く悲しい言葉」 42歳タレントが涙浮かべる
ねとらぼ / 2024年7月2日 15時31分
-
4NFTでバンクシーを分割販売、アート市場の民主化目指すUAEスタートアップ10101.art
Techable / 2024年7月3日 12時0分
-
5坂本龍馬はそんなこと言わない! 居酒屋で発見された“ウソすぎる名言”が話題「おもろすぎる」「せめて土佐弁で」
ねとらぼ / 2024年7月2日 20時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください