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共感と感動の嵐に包まれる『インサイド・ヘッド2』レビュー【ネタバレあり】:夢と魔法に魅せられたミキ’s TODAY Vol.16

ガジェット通信 / 2024年7月5日 11時30分

こんにちは!

GANG PARADEのヤママチミキです!

今回は、前回告知したように『インサイド・ヘッド2』をバチバチにネタバレありでレビューしていきたいと思います!

なぜ2週に渡って書いているのかというと、ひとつの記事にネタバレ有り無しを上手くまとめられる自信が無かったからです(笑)

公開まで約1ヶ月あって、やっぱり内容が気になる方も多いと思うのですが、ネタバレって結構扱いが難しくないですか?

個人的には一足先に観させていただいたということで、この感動やら驚きやらを伝えたい気持ちがめちゃくちゃ大きく心の内を占めているのですが、ほんの少しだけ前情報をあまりないまま観てもらってから感想をぶつけ合いたい、みたいなちょっと面倒くさい気持ちもいたりして…。

そういう自分の中の小さな対立をまとめて折り合いをつけて、2週に渡ってのレビューとなっております。

あとはシンプルにネタバレ気にする方もいらっしゃると思うので、そういう方のワクワクを少しでも増幅できるような記事を書きたいと思ったのもありますね!

ということでさっそく、興奮抑えられず、文章まとめきれないネタバレしまくりでお伝えしていきます!

ネタバレNGの皆さま、ご注意ください。

【関連記事】新たな感情の“キャラクター”と“エリア”に感嘆『インサイド・ヘッド2』レビュー〈ネタバレなし〉

https://getnews.jp/archives/3538272 [リンク]

今作はライリーが思春期に入ったことで感情たちに沢山の出来事が起こっていくのですが、まず驚いたのは、”思春期”を表現するためにライリーの顎にニキビがあったことです!

いや、さすがに細すぎ!!!

一瞬でこの女の子がどのくらいの年齢なのかというのをなんとなく分かるような表現として、ニキビや歯の矯正があったり、そういうものが描かれていることで思春期のリアリティさがグッと上がっているように感じました。

映像の美しさ、細かさでいうと、感情たちって私たち人間と違った造りをしているじゃないですか。

どういう肌質なんだろう、と思っていたのですがそれもより鮮明に繊細に描かれていて、私はふわふわっぽいのかなと思ったので、ぜひみなさんも観ていただいて感情たちの質感について語りましょう(笑)

感情たちの関係性やひとりひとりの”らしさ”も深く表現されていてとてもおもしろいです。

ライリーの人間関係もまたリアルすぎて、きっと誰でも経験したことあるようなことがライリーの身にも起こっていて、よりストーリーがスっと入ってくる要因になっていたなと思います。

ライリーのシーンは、感情移入や共感など。

感情たちのシーンは、ハラハラドキドキの面白さ。

リアルとフィクションが入り交じっていて、心地よい忙しさに襲われます。

ライリーが友達とホッケーキャンプに向かう車の中で、自分はホッケーで高校に行きたいと思っていたけれど、友達はそうではなかったと告げられたときのなんとも言えないライリーの表情がすごく印象的でした。

細すぎる描写にライリーの気持ちを無意識に考えて自分の中のカナシミが動いていました。

今作のライリーは複雑な感情が増えたため、前作よりも繊細な感情の変化の表情が見えて、より人間味を感じるようになり、その変化に合わせてヨロコビやカナシミ、イカリたちも変化しているように感じました。

個人的には前作からいる感情たちの変化、成長のようなものにすごくグッとする瞬間が多かったです。

新たに現れたシンパイという感情によって、司令室を追い出されてしまった元々いた感情たちは、シンパイによって自分らしさを消されてしまいそうなライリーを守る為に司令室に戻ろうと奮闘します。

司令室までの道のりには沢山の壁が待ち受けていて、ヨロコビはいつも通りポジティブに前に進もうとするけれど中々うまくいかない。

それでも前向きに頑張るヨロコビだったけれど、ついに心が折れてしまう。

そんな描写が描かれるなんて思ってもみなかったし、なによりもヨロコビが涙を流したり、怒ったり、「分からない」という発言をしたり、マイナスな感情を持っていることに何よりも驚きました。

だってあの子は”ヨロコビ”なのに。

そして、そんなヨロコビに手を差し伸べたのがイカリだったことにも驚きました。

「怒り」という感情の中に「優しさ」が混じっていることがあまりにも美しすぎましたね…。

改めてこの子たちはただの感情ではなく、人間と同じようにいろんな思いを持つ存在としての感情なのだと思いました。

だからこそそれぞれの感情たちは自分の正義と仕事を全うするために動いているのが本当にたまらなく愛おしく感じます。

ハズカシはシンパイと共に来た子で、全面的にシンパイの味方だと思っていました。

でも、カナシミが司令室に戻ってきて、シンパイから隠れながら色々調べていた時にバレないようにカナシミの手助けをハズカシがした瞬間は、なんておもしろい裏切りなんだ!とワクワクしました。

カナシミとハズカシはキャラクターとしても、シンプルな感情としてもすごく相性が良い気がしていて、この2人は可愛すぎてほのぼのした気持ちになります。

ずっと見ていたいコンビです。

ラストの暴走してしまったシンパイをヨロコビが止めて、ライリーの感情の花を全員で抱きしめるシーンはさすがに涙が溢れました。

それぞれみんなが様々な感情として生きているからこそぶつかり合いが起きてしまったけれど、ライリーのことが大好きで、ライリーの人生のために生きているということは全員が共通していること。

感情の花を抱きしめた瞬間、感情たちは人間の感情としてのキャラクターではなく、個性を持ったひとりの存在になっていたと思います。

ヨロコビが「喜びが減っていく」と言ったとき、胸が痛くなりました。

大人は共感と感動の嵐に包まれる作品です。

ライリーの脳内は相変わらず予測できないことだらけで次は何が起こるのだろうと想像しても軽く越えてくることばかりでした。

子供は純粋なストーリーの面白さを楽しめる作品です。

バーッと書きすぎました…。

作品を観ないと分からないことばかりを書いてしまいすみません(笑)

この感動をみなさんと共有できる日をたのしみにしております。

8/1公開です。

ぜひ劇場に足を運んでください!!

『インサイド・ヘッド2』

8月1日(木)全国劇場公開

ウォルト・ディズニー・ジャパン

(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

写真:ヤママチミキ

TOP画像デザイン&イラスト:ジンボウサトシ

https://twitter.com/Godstick

https://www.instagram.com/garidesignoffice/

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