渋谷凪咲インタビュー NMB48卒業後の初主演作『あのコはだぁれ?』公開「ホラー映画で主演は夢が叶ったようなお話でした」
ガジェット通信 / 2024年7月25日 19時0分
清水崇監督の最新作『あのコはだぁれ?』(公開中)で、渋谷凪咲さんが主演を務めました。夏休みの補習クラスを担当する臨時教師・君島ほのか役を、渋谷さんは映画初主演にして本格演技初挑戦で熱演。「夢が叶ったようなお話」と喜びを語りました。
本作は、とある夏休み、補習授業を受ける男女5人の教室にいないはずの“あのコ”が怪奇を巻き起こす学園ホラー。昨年「本当に怖いホラー映画」として話題になった『ミンナのウタ』のDNAを引き継ぐ一作でもあります。渋谷さんに話をうかがいました。
■公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/anokodare-movie/ [リンク]
●今作はジャンルで言うとホラー映画ですが、出演が決まった時や、物語の最初の印象はいかがでしたか?
まさかでした。ホラー映画と自分とのかけ合わせが頭になかったので、最初は「わたしでいいのかな」と思ったのですが、清水監督と初めてお会いしてお話をさせていただいた時に「ホラーとコメディは似ていて、コメディはフリがあって最後オチて笑いになり、ホラーも構造は同じで、怖いか笑いか、その違いだけ」だと言われて、確かにそうだなと思いました。
でも台本をいただいた時は、本当に怖くて(笑)。昼間のカフェのように誰か人がいるところでしか読めないくらい怖かったのですが、読み進めていくうちにただ怖いだけでなく、主人公の君島ほのかに対して自分自身も共感しましたし、大切な恋人や生徒たちが巻き込まれて追い込まれていく状況を、どうにかして自分で何かしないといけないという心の移り変わり、彼女の成長にわたし自身も勇気をもらったような感じがしました。
●ちなみにホラーはお得意でしたか?
スリリングなことが好きでバンジーやスカイダイビングは大好きなこともあり、友だちと集まって怖い話を「キャーキャー」言いながら、ドキドキ感を楽しんだりしています。家族で旅行に行った帰り、夜の車の中で稲川淳二さんのこわい話のCDをかけたり(笑)、怖いけれど楽しいです。ホラーにしかないドキドキ感はけっこう好きですね。
●実際のホラー映画の撮影現場は、どのような感じでしたか?
映画の経験がなかったので最初は勝手が分からなかったのですが、いろいろな部署があるんですよね。監督、助監督、カメラマン、その中に<ホラー担当>さんがいて。その方がホラーシーンの演出などを担当されていて助言してくださいました。ホラー映画にはそういう担当があるのかと思っていたら、そういう部署はほかの現場ではないそうでして(笑)。
その方は清水監督のチームの助監督さんで、とてもホラーがお好きな方。ホラーに長けすぎているのでそういう役割を担ってくださっていたんです。面白い現場だなと思いました。
●日本を代表するようなホラーの専門家に囲まれて、学びになることも多そうですね。
ホラーの恐怖には、いろいろな種類があることを学びました。「キャーッ!」と驚く恐怖だけでなく、違和感に気付いた時の胃から何かが戻って来るような気持ち悪い感じもあるのだと。それってどう表現していいかまったく分からなかったのですが、そのホラー担当の方が「胃から川魚がとても勢いよく上がって来て口から出て来た時、どういう反応をしますか?」と言われて、確かにと(笑)。その方がいたから緊迫感が表現出来たので、そういう作業は楽しかったですね。
●ところで本作はNMB48グループ卒業後、初めての映画主演という大きな機会・出会いでもありましたね。
アイドルを卒業したきっかけも、自分自身の新たな一面であったり、そういうところをもっと知っていきたい、新しいことに挑戦したいという意味があったので、ホラー映画で主演というお話は、すごく嬉しかったです。夢が叶ったようなお話でした。
●なるほど、もともとお芝居に興味があったんですね。
そうですね。以前『だが、情熱はある』というドラマに出させていただいた時、お芝居はとても難しかったのですが、出来ないことで悩んでいることでさえ楽しいと思えたんです。それはNMB48に初めて入った時の感覚と一緒で、歌もダンスも苦手だったけれど、楽しくて11年間続けられて、自分の人生を代表するひとつになれたと思うので、今回の経験が次に繋がっていければいいなと思いました。そんな風に心がときめいたので、ときめいた時にときめいた場所に行きたいなと思い、お芝居に挑戦しようと思いました。
●最後になりますが、本作『あのコはだぁれ?』を楽しみにしているファンの方たちにメッセージをお願いいたします。
「今年の夏のホラーは、わたしたちにお任せください! お待たせしました!」とお伝えしたいですね。学園ホラーなので、生徒のみなさんもちょうど夏休みというタイミングですよね。夏休みの補習授業の中で起こる出来事なのですが、学校も出て来るしゲームセンターも出て来るし、みなさんにとって身近な場面でのホラーが盛り込まれていると思うので、楽しみながら怖がっていただけたらうれしいです!
●今日はありがとうございました!
■ストーリー
ある夏休み。補習授業を受ける男女5人。
この教室には、“いないはずの生徒” がいる──。
とある夏休み、臨時教師として補習クラスを担当することになった君島ほのか(渋谷凪咲)の目の前で、ある女子生徒が 突如屋上から飛び降り、不可解な死を遂げてしまう。
“いないはずの生徒”の謎に気がついたほのかと、補習を受ける生徒・三浦瞳(早瀬憩)、前川タケル(山時聡真)らは、“あのコ”にまつわるある衝撃の事実にたどり着く……。
彼らを待ち受ける、予想もつかない恐怖とは……?
(C) 2024「あのコはだぁれ?」製作委員会
(執筆者: ときたたかし)
この記事に関連するニュース
-
柳俊太郎、次に演じたいのは“まともな人間”!? 『他人は地獄だ』でイカれた冷徹男を熱演
クランクイン! / 2024年11月15日 7時0分
-
『ルート29』綾瀬はるか&大沢一菜インタビュー!「テレビで見るよりずっとかわいい」「目力がすごい」
オールアバウト / 2024年11月8日 21時15分
-
毒グモパニックホラー『スパイダー/増殖』の魅力とは? 木村昴インタビュー「気持ち悪い…かと思いきや、感動するんかい!」
ガジェット通信 / 2024年11月8日 8時30分
-
ホラー映画「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」近藤亮太監督、こだわりは「自分が本当に怖いと思うことを撮る」
映画.com / 2024年10月30日 21時30分
-
『カメ止め』再来の呼び声高い『侍タイムスリッパー』の魅力に迫る! 安田淳一監督&ヒロイン・沙倉ゆうのを直撃
クランクイン! / 2024年10月19日 7時0分
ランキング
-
1佐野正弘のケータイ業界情報局 第139回 「ahamo」料金据え置きで30GBに増量、対抗するKDDIの秘策は“ネットワーク”
マイナビニュース / 2024年11月14日 19時0分
-
2Google、Android向けの詐欺とストーカー対策の新リアルタイム機能を追加
ITmedia Mobile / 2024年11月14日 17時59分
-
3みずほと楽天の資本業務提携で何が変わる? 対面×デジタルの強みを掛け合わせ、モバイル連携は「できない」
ITmedia Mobile / 2024年11月14日 18時30分
-
4ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
ねとらぼ / 2024年11月14日 8時30分
-
5「これはひどい」 駐車場は“鳥のマーク”の階→元に戻ると…… “まさかの結末”に絶望 「なんてこった」
ねとらぼ / 2024年11月14日 19時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください