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『インサイド・ヘッド2』カナシミ役・大竹しのぶ&ライリー役・横溝菜帆インタビュー「意識してヨロコビを増やしていきたい」

ガジェット通信 / 2024年8月21日 9時0分

全世界が涙した『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『リメンバー・ミー』など、数々の心温まる感動の物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサー。どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台にした『インサイド・ヘッド2』が8月1日(木)より大ヒット公開中です。

公開4日間(7月31日(水)の前夜祭興行を含む)の動員数は572,752人を記録し、2024年洋画No.1のオープニング記録を達成! 累計興行収入は2024年の洋画作品最速の公開12日間(前夜祭興行を含む)で興行収入20億円を突破した!。さらに世界興行収入は15億9447万2085ドル(約2349億円)を超え、日本でも大ヒットした『トップガン マーヴェリック』や『アベンジャーズ』を超え、世界興行収入ランキング全体でトップ10入りを果たす歴史的快挙を達成しています!

※8/12付けBox office mojo調べ/1ドル147.34円計算。

本作で、前作に引き続き「カナシミ」の日本版声優を務める大竹しのぶさんと、ちょっぴり大人に成長したライリー役の横溝菜帆さんに作品の魅力についてお話を伺いました!

――本作大変素晴らしかったです、とても楽しく拝見させていただきました。大竹さんは前作の引き続きカナシミを演じていますが、前作の反響はいかがでしたか?

大竹:娘が『インサイド・ヘッド』がすごく好きで。感動して何度も観ていました。「2が作られるんだよ」と私が話した時も、とても喜んでいて、私よりも先に海外版の予告編や映像をチェックしていました。

――前作が公開された時にカナシミがすごく可愛くて、周りでも大人気でした。

横溝:5つの感情の中で一番友達と話しているときに“可愛いね”と言っていたのがカナシミです。

大竹:デザインも素敵ですし、とても良いキャラクターですよね。

――改めて本作でカナシミを演じられていかがでしたか?

大竹:今回、シンパイという新しいキャラクターが出てきて、ヨロコビの居場所が無くなってしまった時に、カナシミはヨロコビに頑張って欲しいと常に思っているから。そこが愛おしいなと思います。ライリーが悲しいとカナシミは涙を流すのですが、ライリーが幸せになるために悲しんでいるんですよね。誰かのために涙を流すことって素敵だなって。カナシミって優しい存在だなと思います。

横溝:本当に優しくて、さらに前作よりも勇敢になっていて強いカナシミになっていますよね。可愛くてカッコ良いです。

大竹:全体的に映像がすごく綺麗で素敵なのですが、感情たちの書き込みも細かくて。5人(ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビり、ムカムカ)が夜中に急に起こされて、ベッドから出てくるところのパジャマとかも可愛かったです。

横溝:それぞれが寝ている小さいベッドが本当に可愛かったですよね!

【動画】「インサイド・ヘッド2」本編映像「ライリーの泉」|大ヒット上映中!

https://www.youtube.com/watch?v=vB1R3-P4N1U

▲動画の最後に感情たちのパジャマ姿が出てきます!

――横溝さんは前作がとてもお好きだったそうですね。

横溝:小学校低学年くらいに友達と観に行ったのですが、小さい私にもわかりやすくて楽しめる作品で。感情を擬人化してカラフルに描くというアイデアが素敵ですし、笑いながら感動も出来て大好きな作品になりました。

――今回成長したライリーを演じてみていかがでしたか?

横溝:感情の起伏がすごく激しくて、表情も豊かですし、その感情をちゃんと声で表現出来る様に収録しました。ホッケーの試合の時の息遣いや、感情を溜め込んでしまって苦しい時の息遣いなど、息遣いが普通のセリフよりも苦労しました。

――カナシミを演じた大竹さんから見て、成長したライリーをご覧になっていかがでしたか?

大竹:先輩に可愛がられたいとか、友達のちょっとした裏切りとか、中高生の頃はそうだったよなあって懐かしくも感じましたよね。映画を観てくれる皆さんもこんなことあったなあって感じると思うし、「そんなこと気にしていたの?」ということも本人にとっては大問題だから。

――ティーンの心の機微をこんな風に描けるなんて…!と感動しました。今回登場した新しい感情の中でお気に入りはいますか?

大竹:やっぱりダリィかなあ。可愛いですよね。私もスマホを見ながらダラダラするのが好きで、もう知らない間にこんな時間?!ってなることが多いので似ています。

横溝:イイナーが可愛くて好きです。すごく素敵な人を見た時に、キラキラした目で「イイナー」って言っている姿にとても共感出来ました。

――今回、取材やイベントなどで大竹さんとご一緒して、こんなところが「イイナー」となったところはありますか?

横溝:存在全てに憧れます。お芝居はもちろんですが、佇まいやこうしてお話ししている時の優しさ、全てにイイナーって思っています。

大竹:そんなことないんですよ。横溝さんは高校2年生ですよね。私もその時から仕事をしていたからこうしてお話していると楽しいんです。朝ドラの撮影(連続テレビ小説 水色の時)をしながら、学校にも通っていました。いつも制服で現場に入って。

横溝:私も今日制服で来て、こうして素敵な衣装に着替えさせてもらっているので。大竹さんも学校とお仕事を両立させていたんだなって。

――お仕事は楽しくても、たまにはダリィって思ってしまうこともありますよね…!

大竹:ありました(笑)。遊びたいな〜。そう思うとこの映画で描いている全ての感情を人間が持っていて、改めてすごい。

――本当にそうですね!お2人が本作で印象に残っているシーンやセリフはどこですか?

横溝:1番ラストにライリーの顔がアップになりますが、その表情が大好きです。この作品の全てを物語っている感じがして。喜びに満ち溢れていてすごく素敵だなと思いました。

大竹:ヨロコビが「成長するって、喜びが少なくなる…」ということを言いますが、すごくグサっとくるセリフだなと思います。だからこそ、意識してヨロコビを増やしていきたいなと思いました。

――本作でのライリーには“感情の嵐”が巻き起こりますが、お2人はそんな時に意識していることはありますか?

横溝:色々と辛いことがあって諦めそうになった時も、明るい未来を想像するというか、常に前向きな気持ちになろうと努力して乗り切ってきました。それでもどうしても辛い時には家族が1番近くにいてくれるので。家族に本音を話すと一緒に考えてくれて、すごく心が軽くなります。今日も(試写会イベント)父と母と姉が見に来てくれています。母も、大竹さんのカナシミの声がすごくすごく好きなんです。

大竹:私は嫌なことがあっても割とすぐ忘れちゃうというか。心が乱れるってあまり無いんですよね。でもそれは年齢を重ねてからこその力の抜き方なのかもしれない。若い時って怒りも悲しみもあるし、それで良いと思うんですね。そんな時には周りの家族や友達と話してニュートラルに戻していく。人には人が大切なんだなと思います。

――今日は素敵なお話、言葉をありがとうございました!

撮影:オサダコウジ

『インサイド・ヘッド2』大ヒット上映中

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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