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ジェイソン・ステイサムが詐欺集団をボコボコに! 映画『ビーキーパー』デヴィッド・エアー監督

ガジェット通信 / 2025年1月8日 18時0分

ジェイソン・ステイサム最新主演作『ビーキーパー』が大ヒット公開中。これまで犯罪組織、悪徳警官、巨大ザメなど数々の強敵と戦ってきた ジェイソン・ステイサムが今回立ち向かうのは、弱者から金をだまし取る地上最悪の組織的詐欺集団。 その詐欺集団に全財産をだまし取られた恩人の復讐のため、 そして世界の秩序を守るため、怒りの炎を燃やす“ビーキーパー(養蜂家)”が立ち上がる。 リミッター全面解除の無敵ヒーローが容赦なく死の果てまで追いかける痛快リベンジアクションが誕生!

本作を手がけたデヴィッド・エアー監督にお話を伺いました!

――本作とても楽しく拝見させていただきました!どの様に制作がスタートしたのでしょうか?

『フューリー』(2014)で組んだ プロデューサー、ミラマックス(番組制作、配給会社)のプロデューサーから本作の元となる脚本が送られて来たことが始まりでした。今まで僕が撮ってきた映画とは全く異なっていてすごく新鮮に感じたのと、描かれているテーマと、養蜂家にまつわる神話的なところであったり、哲学的なところが面白いなと思いました。そして許せないヴィランたちの存在も良かった。

こういったジャンルはシンプルで、既視感があることが多い中、これは斬新な脚本だなと思ったんです。今の世の中で「正義とは何か」とか、「弱き者たちをいかに守っていくのか」とか、「世の中の悪をどう正すのか」ということが大事なテーマだと思いますし、観客の皆さんにも響くんじゃないかなと思ったんですよね。

――フィッシング詐欺やデジタル犯罪が日本でも大きな話題になっています。巧妙であり悪質な犯罪ですよね。

とんでもなくけしからん奴らですよね。人生をかけて、一生懸命お金を稼いで、引退後に心地良い生活を送ることが出来れば何よりなのに、見知らぬ人を信頼してしまったがためにお金をかすめ取られてしまう…。劇中にもセリフがありますけれど、サイバー犯罪の組織は、画面の向こう側にいる人たちを「データだから人じゃない」という感じで、“顔の無い”集団なんですよね。

僕自身も、こういうフィッシング詐欺に遭った人たちを知っていますし、本作の制作中に色々な人に話を聞くと、「自分の親がそういう詐欺被害に遭った」とか、「そんな親戚がいます」なんて話すんです。残念ながら非常に普遍的な問題であり、こういった楽しく観られるエンターテイメント作品が啓蒙の一つにもなったら良いなと思います。

――そんなけしからん奴らを、ステイサムさんが壊滅していってくれる展開が爽快ですね!

ジェイソンはとにかくアクション映画、アクションのエキスパートなんですよね。アクション映画界の生き字引というか、「この時のパンチはこうして仕上がった」とか「あの映画はこう振り付けしているんだよ」とかアクション映画について何でも知っている。そこがまず面白かったのと、パフォーマーとしての彼は本当に今時珍しく、スタント無しで全部自分でやる人なんですね。スタントダブルがいる場合は顔をうまく隠さなくては、と考える必要がありますけれど、ジェイソンの場合はそのまま演出できて、そのままカメラで収めることができるので、監督としてはすごく充実感があります。

彼自身はすごく静かで、思慮深くて、繊細で、ジェントルな方です。かつ、集中力が素晴らしい。よく撮影現場でわがまま言って大変な俳優の話を聞きますが(笑)、ジェイソンは真面目に働くのが大好きで、そういうところも尊敬出来ます。

――素敵なエピソードをありがとうございます!オフィスのシーンも特にすごかったですね。

なんであんなにスカッとするのかというと、悪事に対する当然の帰結がしっかり描かれているからだと思うんです。残念ながら現実の世の中はそうはならない。こうして制裁が下されることもなく悪事がそのまま、ですよね。ニュースなどでそういった残念な事柄を見ていて、胸を痛めている方ほどあのシーンにスカッとするのだと思います。

――監督のこれまでのフィルモグラフィーはリアル志向な作品が多いと思うのですが、本作はそういうところもありつつ、華やかに見せる演出も多かったと思います。それらのバランスはどう取っていますか?

僕にとってこの作品は“新しい言語”と言っていいと思います。今まではリアルなドラマを意識して撮ってきたわけですが、本作はカート・ウィマーさんが脚本を書いてくださっているので監督としても楽しむことが出来ちゃう、そんな立場だったんですよね。なので、意図的にたくさんの人に楽しんでもらえるポピュラーなスタイルを心がけました。それがまた想像以上に難しかったです。普遍的な体験となる映画を撮るというのはなかなかに難しいものです。派手で爽快な成分を今回初めて試してみたわけですが、この成分を自分のレパートリーというかレシピに加えることが出来て良かったです。なんでも試してみるものだなと感じています。

この経験をきっかけに、もっと成長したいですし、学び続けたいですね。あらゆるジャンルに挑戦していきたいと思います。

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