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京都名店!下京区のすっぽん料理が旨すぎ!「最高のすっぽん」を味わってみた

ガジェット通信 / 2025年1月26日 20時0分

京都のすっぽん料理といえば『大市』や『ぎをん蘆田』と名店揃い。その中でも有名な『舞坂 本店』さんでのリポートをお送りしたいと思います。

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「なんだかすっぽん料理なんて……」という方もおられるかもしれませんが、ひとまずは先入観なしでお楽しみください

すっぽんの栄養価、スタミナは絶大

すっぽんはコラーゲンなどのタンパク質や、ビタミンB1、B2を豊富に含んでいることで知られる滋養強壮の食材です。甲羅や爪、膀胱、胆嚢以外はすべて食べられます。火が入る前のややグロテスクな見た目とは異なり、臭みのない独特の肉の質感、そして味わいに特徴があります。

プルプルとコラーゲンたっぷりの肉と味わい深いスープを楽しめるのが、丸鍋ことすっぽん鍋。最近では猟師でも有名な俳優・東出昌大さんのYouTubeでも、捕獲から調理風景、そして味を紹介される逸品です。

下京区にある『舞坂 本店』、この名店の存在を知ったのは小学生のころでした。当時、四条河原町のとある店頭で、乾燥したすっぽんの干物を見かけたのですが、そのインパクトの大きい見た目にすっかり驚かされてしまったのです。後に、そのお店は四条通に本店を構えていることを知り、以来ぜひ来店してみようと思っていたのでした。

ようやくこの舞坂に訪れたのは、家族の誕生日がきっかけでした。底冷えする京都の冬をしのぐべく、家族で栄養満点の野性味あふれる鍋をいただきにあがったというわけです。

店頭では変わらずすっぽんの干物が高級品として売られ、店内では活きのいいすっぽんが水槽を泳いでいました。2階席は完全個室で、大きな取引の接待に使われていそうな雰囲気を醸し出していました。こりゃあ、期待できる!

コースでまず到着したのは鯉の刺身。鯉というのはなかなか食べる機会が無かったのですが、コリコリとした歯ごたえはなんとも言えません。酢味噌でも醤油でもこれがうまい。本番のすっぽん料理に入るまでの序章を請け負ってくれます。

お次はう巻き。その出汁と卵のバランス。鰻表面の歯ごたえのコントラストと温かみは、錦市場で買う冷めたう巻きと一線を画します。このふたつの料理のプロローグですっぽんへの期待値が高まりますね。

そして、すっぽんの生き血と刺身。これが生のすっぽんの命をいただいているんだな、と実感できる荒々しい旨味。お替りしたいくらいです。

続いて、お待ちかねのすっぽん鍋。京都では「丸鍋」と呼ばれます。じっくり時間をかけて鍛えられたお鍋に入っているのは、潰したてのすっぽんです。そのスープの旨味は食材のみならず、鍋表面からも出ているともいわれます。『美味しんぼ』のエピソードなどでもおなじみですよね。

コラーゲンを全身で浴びる感じのプルプル感と旨味を夢中で噛みしめる家族たち。そのうまさで一同、思わず無言に。次の日にはジョギングしたくなるほどの滋養が全身にほとばしる鍋料理、ご馳走様でした。

歴史ある丸鍋。あなたも京都に旅行にいらした際は、騙されたと思ってこの京都ならではの鍋を味わってみてください。

『舞坂 本店』

所在地: 〒600-8845 京都府京都市下京区朱雀北ノ口町2

電話番号: 0120-088-011

営業時間: 11:00~20:30

定休日:火曜日(一部不定)、元日

(執筆者: 丸野裕行)

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