【2014年のカメラライフ】この年末に、「フルサイズカメラ」へのステップアップを真剣に考えてみた/プロの間で注目の機種が凄かった
ガジェット通信 / 2013年12月13日 21時30分
年末のボーナスで、一眼レフカメラを買い換えることにした。
WEBニュース編集経験4年目の僕。最初の年に、当時の最新機種「ニコン D7000」をすでに購入済み。内勤ばかりが続いたが、このところ、取材で撮ることが多くなり、これからも、一眼カメラを使う機会がぐーんと増えそう。
そこで気になるのが、最新のカメラ情報。ニコンのホームページを見ても「D7000」の後継機が発売されたようで、「D7000」の紹介が製品情報一覧のページから消えて、「旧機種」のページに追いやられていた。
せっかくなら新しいカメラを買って、ハードに使いたい。それに、「D7000」は「APS-Cサイズ機」という機種なのだが、周りのプロカメラマンに聞いてみたら、みんな「フルサイズ機」という機種を使ってた。違いはセンサーの性能で、「フルサイズ機」の方が大きいセンサーを搭載しているため、より鮮明な写真などが撮れるとのこと。「フルサイズ機」にするとカメラ本体も大きくなるが、最近は、小型化された「フルサイズ機」も発売されたようで、「ソニー α7/α7R」が気になると言っていたカメラマンもいた。
試しに、「D7000」「フルサイズ」「比較」のキーワードでググってみたら、「D600かD7000か――ニコンに聞く『フルサイズ』」という記事が一番上に出てきた。
●D600かD7000か――ニコンに聞く「フルサイズ」(ITmediaデジカメプラス)
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1211/30/news050.html
記事では、「フルサイズ機」は、「なんといっても画質が優れていますので、少々大きいのも止むを得ないという、それよりももっといい画質のカメラが欲しいというお客様」に最適と紹介されていた。
同じサイトに掲載されていた「あこがれを手にする前のフルサイズ一眼入門(前編)――買う理由と買わない理由」という記事では、具体的に、ニコンとキヤノンの「APS-Cサイズ機」と「フルサイズ機」をピックアップして、それぞれで撮った写真が紹介されていた。「フルサイズ機」で撮った写真の方が、鮮明でシャープなことが一目瞭然。俄然、「フルサイズ機」が欲しくなってしまった。
●あこがれを手にする前のフルサイズ一眼入門(前編)――買う理由と買わない理由(ITmediaデジカメプラス)
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1305/15/news042.html
ニコンの「フルサイズ機」だと「D610」「D800」などの機種があるらしい。「D610」は発売日が新しく、お値段は「D800」の方が高い。「DxOMarkにニコンD610のスコアが掲載」という記事に両者の比較が掲載されていたが、若干「D800」の方が上という感じで、差はほとんどないようだ。
●DxOMarkにニコンD610のスコアが掲載(デジカメinfo)
http://digicame-info.com/2013/10/dxomarkd610.html
キヤノンの「フルサイズ機」では、前述の記事「あこがれを手にする前のフルサイズ一眼入門」でも紹介されていた「EOS 5D Mark III」がいいらしい。ただ、「EOS 5D Mark IIIは撮影が楽しくエキサイティングなカメラ」という記事によると、「D800」との差はほとんどなく、「結局のところ、D800も5D3も素晴らしいツールで、どちらがベストかはあなた次第だ」とあった。
●EOS 5D Mark III は撮影が楽しくエキサイティングなカメラ(デジカメinfo)
http://digicame-info.com/2012/05/eos-5d-mark-iii-15.html
さっそく、家電量販店に行って、「ニコン D800」と「キヤノン EOS 5D Mark III」の実物を見てきた。シャッターを押してみたが、両者とも、なんとなく、いい写真が撮れる気がした。
ただ、触ってみて気になったのが大きさと重さ。「D7000」は重さが「690g」だが、「D800」は「900g」、「EOS 5D Mark III」は「860g」。「D610」ですら「760g」と重く、大きさも「D7000」がひと周り巨大化した感じ。
取材の機会が増え、外に頻繁に出るようになって実感したのだが、「D7000」ですら重くて、大きい。電車の中など、鞄の置き場所に困ってしまうくらい。
「フルサイズ機」は欲しいけど、「D7000」よりも重くて大きなカメラを持ち歩くことになるのかと考えると、正直、尻込みをしてしまった。「フルサイズ機」を使っているプロカメラマンたちが口を揃えて、持ち運びは苦労の連続と言っていたことの意味が分かった。「あこがれを手にする前のフルサイズ一眼入門(前編)――買う理由と買わない理由」にも、「重さを負担に感じるなら、カメラの使用頻度が減ったり、持ち出すのがおっくうになってシャッターチャンスに出会う確率が減る、なんてこともあり得る。どんなにフルサイズが高画質といっても、使う機会が減ってしまうなら、APS-C機から無理に移行する必要はない」と書いてあった。
ここに来て、かなりモチベーションが下がってしまったが、プロカメラマンが気になると言っていた小型化された「フルサイズ機」について、店員さんに聞いてみた。そこで出てきた「ソニー α7/α7R」は、ひと目見て、「フルサイズ機」なのに、信じられないくらいに小さかった!
「α7」を持ち上げてみるとさらにびっくり。軽いのだ! 重さはなんと「416g」! 「D800」や「EOS 5D Mark III」の半分以下だ。首から下げても、ストレスをまったく感じなかった。
店員さんに、「『D800』&『EOS 5D Mark III』と、『α7/α7R』を比べた場合、どっちがきれいな写真が撮れるんですか?」とストレートに聞いてみた。店員さんは、「写真の良さは主観に基づくこともありまして…」「人それぞれ、こっちがいいと言う人もいますし、あっちがいいと言う人もいますので……」と明言を避けたが、ただ、「『D800』や『EOS 5D Mark III』と比べて、『α7/α7R』の画質が明らかに劣るという話は、少なくとも私は、まだ聞いたことがありません」と断言した。
店員さんの言葉は、つまり、「α7/α7R」は、「D800」&「EOS 5D Mark III」に劣らないということか。家に帰ってさっそく、「α7/α7R」を調べてみた。
「α7/α7R」は2013年11月15日に発売されたばかりだが、かなりの注目を集めているようで、たくさんの記事が見つかった。「α7/α7R」の画質が「D800」や「EOS 5D Mark III」に劣らないという内容が多く、むしろきれいという記事もあった。
「飛びついても損なし! フルサイズミラーレス「α7」に迫る」には、「α7」で撮った写真が実際に載っていた。シャープで鮮明だ。「ソニー α7/α7Rは、モンスタークラスの解像度を実現している」では、タイトルにあるように、解像度が「モンスタークラス」とうたっている。
●飛びついても損なし! フルサイズミラーレス「α7」に迫る (1/5)(ITmediaデジカメプラス)
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1311/19/news052.html
●ソニーα7/α7Rは、モンスタークラスの解像度を実現している(デジカメライフ)
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hu5150/dcl/camera_news/article/sony/2013/1130_01.html
「α7」と「α7R」の違いは、画質でいえば、「α7」よりも「α7R」が有効画素数などが高く、「α7R」がハイクラスのようだ。ただ、上記の記事に掲載されていた写真を見る限り、「α7」でもとてもきれい。「D800」や「EOS 5D Mark III」に劣らないというのは本当のようだ。
しかも、「α7」「α7R」は、小さくて軽いという点で、「世界最小・最軽量」を実現しているとのこと。正確に言うなら、これまで考えられてきた水準自体を無意味にしてしまうほどのコンパクトさと軽さを実現した画期的なカメラのようだ。画像処理エンジンも高性能で、動画にも強いらしい。
これなら、仕事以外でも、気軽に持って出かけることもできそうだし、逆に言うと、「α7」「α7R」以外の「フルサイズ機」だったら、仕事の時ですら持ち歩くのが嫌になりそう。
俄然、「α7」「α7R」が欲しくなってしまった。お値段は、インターネットで調べてみると、最安値が「α7」は12万円台で、「α7R」は18万円台。「D800」は22万円台で、「EOS 5D Mark III」は27万円台。「D610」ですら、15万円台。画質は同等でも価格はだいぶ安い! 思い切って「α7R」を買いたい気もするが、「α7」でも「D800」や「EOS 5D Mark III」に劣らないようだし、レンズを買うことも考えて出費は抑えておいて損はない。心は決まった。
ボーナスで「α7」を手に入れて、今よりも快適でハイクオリティーなカメラライフを実現するぞ!
【関連情報】
α7 | デジタル一眼カメラ“α”(アルファ)[Eマウント] | ソニー
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