サイレントマジョリティをコンピュータが浮かび上がらせる日

ガジェット通信 / 2014年3月16日 14時0分

サイレントマジョリティをコンピュータが浮かび上がらせる日

今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

■サイレントマジョリティをコンピュータが浮かび上がらせる日

誰とは言わないが(複数)、人気ブロガーの中には、未来は機械が人間の仕事を奪うから、クリエイティブな職業しか生き残れないと吹聴する人たちが少なくない。

これってトリックがあると思うんだよね。確かに既存の仕事の一部は機械に置き換わるかもしれない。しかし一方で新たな仕事も生み出されていく。それをカウントしていない。1970年代に「21世紀には石油が枯渇する」と言われたのと同じ。予測通りにならなかったのは当時発見済みの油田しかカウントしていなかったため。新たに発見される油田や技術の進歩でより深く採掘できるようになることを計算に入れていなかった。

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まあそれはそれとして、もう一つ気になっていること。当のブロガーたちの仕事が俺にはさほどクリエイティブに見えない。人気ブロガーって大衆ウケするブロガーなんだよね。どういうものが大衆に人気があるかというと、もちろんドラゴンボールのように面白い作品もウケるのだけど、大衆に迎合する主張をする記事。「よくぞ言ってくれた」「俺も&私もそう思っていた」という大衆の代弁者。

これって自動生成できないものだろうか。google検索が象徴するように、多くの人がアクセスする少数の記事がこれまで注目されてきた。いわゆる人気サイト。

ところがもう一つ隠れた人気サイト(?)がある。無名の多くのサイトが共通して主張していること。一つ一つのサイトのアクセス数はわずかだが、合計すればすごい量になるはずの記事。

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いまのところまだコンピュータは文章の意味を理解できない。異なる表現で書かれているけど、内容的には同じ主張を「同じ」と判別するのがうまくできない。

いまのgoogleとかだと「Aについてかかれた記事」というのはわかっても、Aを肯定している記事なのか、否定している記事なのかは判別できない。これを判別するには文章の意味をコンピュータに理解させる必要がある。

でも意外と早くできるようになる気がするんだよね。むろん、人間同士ができないように、常に完璧に正しい判別はできないだろう。でもそこそこの実用性を持ったものなら、遠からずできるのではなかろうか。初歩的なものは翻訳ソフトがむかしからやっているわけで。

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データマイニング、ビッグデータに次ぐトレンド(笑)は、サイレントマジョリティのあぶり出しだ。誰もが思っていたことだけど、誰かが言うまで誰も注目しなかった事をあぶり出す。これが自動でできると、人間はかなり楽をできるように思う。楽をできる=仕事がなくなるとも言うが。

むろん炙りだされた事象から、それを掘り下げ研究するのは依然として人間の役割だ。でもそれが出来る人って限られていると思うんだよね。いまの大衆に迎合するだけのブロガーには無理だろう。いいかえれば現在の人気ブロガーは、せいぜいサイレントマジョリティ抽出の前処理をやっている程度。本当の創造性(クリエイティブ)は、その先にある。

執筆:この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年03月12日時点のものです。

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