小中学生のプログラマーが集結! 大人顔負けの作品を発表したらしいぞ!!
ガジェット通信 / 2014年4月8日 20時30分
プログラミングを学んでいる小さな開発者たちが集まって作品づくりを競うイベント「第1回小中学生ハッカソン」(TENTO・デジタルポケット共催)が去る2014年3月30日、筑波大学東京キャンパスにて開かれた。
参加したのは首都圏各地でプログラミングを学ぶ子どもたち約40名。彼らは、子ども向けプログラミング教室TENTO、ビスケット塾、OtOMO、みどりっ子クラブに在籍する幼稚園年長〜中学2年生で、Viscuit、 Scratch、JavaScriptの3つの部門に分かれ、制限時間内で作品を作り発表し合う。
Viscuit部門では、「ゴールのあるゲームを作ろう」をテーマに、90分の制作時間に取り組んだ。紙にアイデアを書き、絵を手描きし、途中、プログラミングで分からない部分は講師に尋ねながら作品に仕上げていく。
Scratch部門も同様で、「身近な人の生活を助けるソフトを開発しよう」をテーマに3時間の作品づくりに挑戦。発表時には、
「お母さんのために作った電子料理本」
「物忘れの多い人のために作った忘れ防止タイマー」
「たくさんの人にお母さんの肩もみポイントを教えるソフト」
など、会場を沸かせるような作品が飛び出した。
Java Script部門は、小学6年生〜中学2年生までのチーム編成で競う形式がとられた。開発環境にはHTML5とJavaScriptのフレームワークで簡単にゲームやアプリを開発できるenchant.jsが使われ、「マップを使ったブラウザゲームを作ろう」をテーマに5時間にも及ぶ制作に挑戦した。
同部門の最優秀に選ばれたのは、難易度が自動で変化する「敵から逃げるゲーム」。オリジナルのアイデアを盛り込みつつ、制限時間内にうまくゲームとしてまとめられた点が評価された。
大会開催の意義に関してTENTO代表の竹林暁氏は「作品制作を他の子どもと一緒に行うことで、普段得られない刺激を受けて創造力をさらに伸ばしてほしかった」と語る。
今後も、もっと広く各地からジュニアプログラマーの皆さんに集まって交流し、刺激を与え合ってもらいたい。そういう場を各団体と協力して継続的に提供していきたいと竹林氏は話した。
(神谷加代)
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