乗降客や電車を感じて広告が動く!? 大江戸線六本木駅に新感覚デジタルサイネージが登場

ガジェット通信 / 2014年5月24日 11時0分

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都営地下鉄大江戸線六本木駅ホームの柱に、フラットスクリーンが登場。一見何の変哲もない広告用のビジョンのようですが、実は電車や乗降客の感知することができる技術が組み込まれており、これまでとは一味違った表現が可能となっています。

この『六本木ホームビジョン』、電通・NEC・東京都交通局の協業で、六本木駅の上下線ホームの柱12本に、24面65インチ縦型のデジタルサイネージを設置。ジェスチャーでの操作を可能にするシステムや音声センサーによる機能が入っています。

電通のクリエイティブディレクター・杉友ジョージ壮氏によると、「今回のデジタルサイネージは、キレイではありますが、他のビジョンと大差ありません。しかし、このビジョンの立地や利用者層などの条件を考慮して、それに連動するコンテンツを制作することによって、新しい表現とコミュニケーションが可能になります」といい、「未来のデジタルサイネージは、どんどんリアルタイム連動へシフトしていきますので、それを先駆けた企画になっています」と強調します。

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本格稼働に先駆けて、2014年5月25日まで行われている実証実験では、P&Gのヘアケアブランド『PANTENE』(パンテーン)の広告が表示されています。イメージキャラクターを務めるシンガーソングライターのchayさんが、通行人に気づいて振り向いたり手を振ったり、100種類以上の映像と言葉で擬似的なコミュニケーションができるようになっています。

「ユーザー層を想起しながら、一人一人に向けたコンテンツ作りが重要になってきます。サイネージの設置位置と体験者の立ち位置などを計算する必要が想像以上にあります。テレビなど他の媒体で活用したコンテンツを流用することも可能ですが、サイズも違えば、見栄えも違います。よって、今回は特に現場検証を重ねながら、どこから体験すると効果的か考慮しながら制作しました」(杉友氏)

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「六本木の混沌としたエネルギーとグローバルな人種が入り乱れる中で、新しいデジタル表現もすんなり受け入れてくれる土壌があると思った」という杉友氏。

今後の可能性についても「よりパーソナルなコミュニケーションが可能になってきますので、例えばサイネージの前に立っている人とかけあいの会話が成立したり、クーポンをその人だけに配信したりできます。また、その人のSNSと連動させて、その場所に立ち寄った楽しみやメリットを投稿することもできます。複数の駅と連動して、コミュニケーションが途切れなかったり、連続する話法もあり得ます」と語り、自身が所属するコミュニケーションチーム「_(UNDER _BAR)」でインタラクティブな展開を図っていく意向を示しています。

六本木駅では、『PANTENE』のほかに小学館のファッション誌『CanCam』も電車が通るとモデルの山本美月さんの髪やスカートが揺れ動くというサイネージを2014年5月25日まで展開中。今後も電車待ちのちょっとした合間を楽しませてくれるようなコンテンツの登場に期待したいところ。「_(UNDER _BAR)」ではこれまでソーシャルメディアやスマートフォンと連動したプロダクトを実施しているので、このようなサイネージとどのように絡めていくのかにも注目が集まるのではないでしょうか。

パンテーンオフィシャルサイト(P&G)

http://pantene.jp/ [リンク]

UNDER_BAR

http://team-underbar.com/

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