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思い出を語る! ドット絵が得意な2Dグラフィックデザイナーの苦悩

ガジェット通信 / 2014年7月11日 5時43分

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ゲームボーイ後期、ゲームボーイアドバンス(GBA)が発売されたばかりの頃、2DグラフィックデザイナーAさんは地獄のような日々だったと語る。プレイステーション(PS1)が人気を博し、プレイステーション2(PS2)が絶大な支持を得つつある時期だ。

「私はリアル絵やドット絵などの2D専門なのですが、当時はとにかくポリゴンゲームという時代で、どんどん2Dグラフィックデザイナーの仕事が無くなっていったんです。3Dをいくら勉強しても、すでに3Dを得意とするグラフィックデザイナーには追いつかない。それが何を意味するかというと、リストラの対象になる事を意味します」

ゲームボーイアドバンスは2Dゲームが多かったが、世の中はどんどん3Dへと向かい、2Dしかできないグラフィックデザイナーが無用になっていったという。なぜなら、3Dデザイナーはちょっとしたドット絵なら描けてしまうから。2Dしかできないデザイナーはいらないのである。

「そんな感じでリストラされたんですが、それでも生きていかなくちゃならない。2Dグラフィックデザイナーでもいいよっていう会社はケータイゲームやケータイサイトくらいでした」

その後ニンテンドーDSが発売され、どんどん3Dが重要視されていったが、ケータイ業界が2Dメインだったため、熟練の2Dグラフィックデザイナーが重宝されるようになっていったという。

「絵がうまいグラフィックデザイナーは多いのですが、ドット絵をうまく描けない人が多いですね。どう描けばリアルに見えるか、タブレットで描いたりスキャンするだけでゲームに取り込めちゃうからわかんないんですよね」

最近はスマホも3Dゲームが増えてきた。2Dの絵を生かしつつ3Dで動かすゲームが多いので、2Dと3Dのバランスが良い時代と言えるのかも知れない……。ちなみにAさんは現在もゲーム業界にいて、2Dグラフィックデザイナーとしてドット絵を描いているという(スキャン用の絵も描いてるとの事)。

※この記事はガジェ通ウェブライターの「太郎改太郎」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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