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真夜中なのに影がある!?  ソニーのミラーレス一眼「α7S」で暗闇のナイトサファリを撮影したら、驚くほど鮮明な写真が撮れた!

ガジェット通信 / 2014年8月25日 16時30分

真夜中なのに影がある!?  ソニーのミラーレス一眼「α7S」で暗闇のナイトサファリを撮影したら、驚くほど鮮明な写真が撮れた!

夏祭り、縁日、花火大会など、夏は夜外出するイベントが多い。この夏も終盤を迎えたが、イベントはまだまだ残っている。

せっかくなら思い出と一緒に、日々成長する子どもたちや、家族、友人たちの姿も写真に残しておきたいもの。しかし、夜間撮影にチャレンジするものの、暗かったり、ノイズで粗くなってしまったりと、撮れた写真を見てがっかり。夜の写真を撮ること自体あきらめてしまったという話をよく耳にする。

かくいう私も、以前購入した一眼レフカメラをうまく使いこなせず、押し入れにしまいっぱなしの状態にしてしまっている。高機能なカメラが搭載された最新式のスマホに買い換えて撮影してみたが、夜間撮影となれば結果は同じだ。子どもの寝顔をはじめ、お店の中や夜景を撮影したい時はフラッシュを使うことができない場合が多いし、ISO感度(簡単にいうと写真の明るさを決める感度のこと)の数値を上げればノイズが出てしまう。それでもなんとかして少しでも明るい写真を撮ろうと、シャッタースピードを遅くして対応してみるも、今度は手ぶれ画像ばかりに……。いろいろと試してみたがいずれも失敗。結局、夜はほとんど写真を撮らなくなってしまった。

そんな折、ISO感度の数値が6ケタという驚異的なカメラが発売されたという話を耳にした。その名はずばり、ソニーの「α7S」。スマホに搭載されているカメラのISO感度を「800」から「1600」に変更し、画像を明るくした経験をお持ちの人には、この「α7S」の数値がどれほどすごいかお分かりいただけるだろう。

「α7S」は、ミラーレス一眼の小型ボディに、一眼レフ上級機にしか搭載されることがなかったフルサイズセンサーを、世界初搭載した「α7」シリーズの最新機種。かばんに入るサイズで首から提げてもまったくストレスを感じないという機動力に、上級者も唸る高画質機能を搭載するというシリーズの特徴を踏襲した上で、さらにISO感度の数値を最高「409600」まで上げることができるそうだ。

これなら夜でも綺麗な写真が撮れるかもしれないと期待して、さっそく「α7S」を購入。さまざまな動物園が夏休みシーズンに実施している「ナイトサファリ」で夜間撮影にチャレンジしてみることにした。

向かった先は、静岡県・富士サファリパーク。当日は雲が多く、ナイトサファリの時間になると周囲は予想以上の暗さ、というか月が雲に隠れると、ほぼ真っ暗闇の世界になった。

わずかな月明かりを頼りに撮影を開始。最初の被写体はトラだ。一般的なISO感度から徐々に数値を上げて「51200」に設定してシャッターを切ると、肉眼では真っ暗な塊にしか見えなかったトラがくっきりと画像に浮かび上がってきた!

ナイトサファリ02

興奮冷めやらぬまま撮影を続けると、キリンの模様、ブラックバックの白い毛並みなど、肉眼ではほとんど見えないものたちが、くっきりと細部まで再現され、まるで昼間のようなキレイな写真が撮れた。圧巻は、パーク内を我が物顔で歩き回るラマやライオンたちだ。肉眼だと目の前に何か動物がいることが微かに分かる程度の状態なのに、写真ではくっきりと撮影されている。

ナイトサファリ03

ナイトサファリ04

そんな動物たちの画像をよく見ると、足から影が伸びていることが分かった。これは、月明かりで出来ている影であることを写真を見て気が付いた。「α7S」だからこそ実現した、月の木漏れ日が映し出す世界と言えるかもしれない。

ナイトサファリ05

「α7S」の高感度性能は動画撮影でも発揮された。

以下の動画は、「α7S」でISO感度を「6400」から段階的に設定して動画撮影したもの。真っ暗闇から一点、昼間のような明るさに変貌する様子を見れば、その凄さを実感していただけるだろう。

http://youtu.be/EkGtuOHO4yc

「α7S」がこのような写真を撮影できる秘密は、ソニーが独自開発している「電子の目」とも言われるセンサーにあるらしい。そのおかげで驚異的な高感度にも対応しながらも、ノイズに煩わされることなく、これまでの常識を打ち破る鮮やかさを夜間撮影でも実現できるのだ。

曇り空と暗闇に覆われた夜のサファリパークで、肉眼では見ることができない世界を鮮明に写し出した「α7S」。まだどれだけの性能を秘めているのか想像も付かないが、特別な環境の夜間撮影だけでなく、サイレントシャッターも付いているので、普段なかなか撮ることが難しい子どもの寝顔などもきっと鮮やかに撮れるはずだろう。

夜のイベントがまだまだ残っているこの夏、その思い出を「α7S」でしっかりと鮮やかに残しておきたい。

■写真撮影環境(記事上から)

SONYデジタル一眼カメラα7S(ILCE-7S)、レンズ:Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAデジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズSEL55F18Z、ISO感度51200、三脚使用(※共通)

・ブラックバック 絞り値:F 1.8 シャッタースピード:1/10秒

・トラ 絞り値:F1.8 シャッタースピード:1.3秒

・ラマ 絞り値:F1.8 シャッタースピード:1/6秒

・ライオン 絞り値:F 1.8 シャッタースピード:1/2秒

・ブラックバック 絞り値:F 1.8 シャッタースピード:1/8秒

■協力:富士サファリパーク

所在地:〒410-1231 静岡県裾野市須山字藤原 2255-27

電話番号:055-998-1311

(代)http://www.fujisafari.co.jp/

※ご注意

今回は富士サファリパークさんへ事前に取材許可を取り、特別に撮影をさせてもらいました。実際に一般のナイトサファリへ参加する一般来園者の皆さんは【ステージⅠ】ではライトアップされた状態で園内を見学し、【ステージⅡ】ではサファリパークから借りた高精度ナイトスコープを用いて真っ暗闇のなかに見える動物たちの観察を楽しむことができます。【ステージⅡ】では一般来園者さんの撮影は一切禁止となっておりますのでご注意ください。

【関連情報】

ソニー「α7S」

http://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7S/

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