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FPS視点を追加した緻密なグラフィックと強力なオンラインモード 年末年始はPS4で次世代機版『グランド・セフト・オートV』を遊ぶべし

ガジェット通信 / 2014年12月18日 18時0分

FPS視点を追加した緻密なグラフィックと強力なオンラインモード 年末年始はPS4で次世代機版『グランド・セフト・オートV』を遊ぶべし

年末年始はガッツリとゲームを遊ぼうと考えている人は多いのでは? そんな時期に満を持して発売されたのがPlayStation 4版『グランド・セフト・オートV(以下、GTAV)』。PS3などでもう遊んだという人も遊んでみるべき超絶進化、まだPS4を持っていない人はこれだけのためにPS4を買ってもよいぐらいのクオリティを実際に体験することができたので、紹介していきます。

GTAV

『GTA V』といえば、広大なオープンワールドに自由度の高いクエスト、3人の主人公を自由に切り替えて進行できるユニークなゲームシステム、美麗なグラフィックが特徴の作品。PS4版は「グラフィックの強化」「FPS視点の導入」「オンラインモードを強化」という点で大幅に進化しています。

●ほぼ作り直しレベル! 緻密で表現力が格段に向上したグラフィック

GTAV

まず特筆すべきなのが、緻密で美麗に生まれ変わったグラフィック。PS4のハード性能に合わせて描画距離を拡大し、より遠方まで広大な街や自然が描かれています。PS3版でもワールドのリアリティに驚いた人はいるでしょうが、それを超える品質に。このために街のすべての3Dモデルについて、テクスチャーを作り直しているとのこと。

ほかにもたとえば、遠景に車が見える夜の場面では、車が実際に動いてテールランプが移動していることが分かります。雨が降る場面では、自然に水たまりができて水面が光を反射するという凝りよう。ロックスター・ゲームスが「PS3ではできなかったことをPS4で実現した」と語るように、徹底したリアリティの追及が盛り込まれています。

GTAV

表現手法も大幅に進化。フォーカスを合わせたオブジェクトの背景にはボケが適用され、より映画的な表現を実現しています。高品質なグラフィックによるリアリティと映画的な表現の両立により、“映像作品としてのリアリティ”が格段に高まった印象を受けます。

グランド・セフト・オートV: PlayStation®3版とPlayStation®4版の比較(YouTube)

http://youtu.be/IUjIFogVzUg

●FPS視点の導入で新たなゲーム体験

GTAV

PS4版では、新たにFPS(ファーストパーソン シューター)視点によるゲームプレイを導入。PS3版とは異なる新しいゲーム体験をもたらしています。従来のようにプレイヤーキャラクターを第三者の視点で追うTPS(サードパーソン シューター)視点はストーリーを語るのに向いているのに対して、FPS視点では戦闘シーンなどをよりリアルで緊迫感のある体験に。

GTAV

ロックスター・ゲームスによると、今後同社がFPSを作っていくというわけではなく、「新しい体験へのチャレンジ」(同社)としてFPS視点を導入したとのこと。とはいえ「意外に開発は大変でした」と語るように、FPS視点に対応する作り込みには相当な工数がかけられていることが想像できます。たとえば、車やバイク、飛行機、ヘリコプターなど多くの種類が登場する乗り物には、運転席やコックピットのデータを追加。ゲーム中の連絡手段として活躍するスマートフォンはモデリングし直し、アプリで“自撮り”までできるようになっています。

通常のTPS視点からFPS視点へは、PS4のコントローラーでタッチパッドをタップするだけで切り替えが可能。視点はユーザーのプレイスタイルに応じたカスタマイズが可能で、銃撃戦はFPS視点、構造物に隠れるカバー時にはTPS視点、車の運転はFPS視点、など任意に設定できます。

GTAV

特に車の運転時にFPS視点に切り替えると、それだけでドライブゲームとして成立する臨場感とリアリティ。PS3以前の『GTA』とは“乗り心地”が違います。

グランド・セフト・オートV: 1人称視点のゲームプレイ(YouTube)

http://youtu.be/ke8y6_fomlU?list=PLKsFshfNEXFnJM4m65T5tWsbgYL_q2EKJ

●30人同時プレイにも対応した『GTAオンライン』

複数人のマルチプレイが楽しめるオンラインモード『GTAオンライン』は、同時プレイ可能人数が従来の最大16人から最大30人へと大幅にパワーアップ。PS3版で過去に配信された追加コンテンツをすべて収録するほか、今後も毎月コンテンツを追加していくとのことなので、ボリュームも満点です。

GTAV

GTAV

ガジェット通信はチーム戦のデスマッチと公道レースを体験することができました。デスマッチは多対多になることで戦略性と緊迫感が大幅にアップ。公道レースはライバルが増えることでより白熱したレース展開が楽しめました。年末年始はプレイヤーも多くなると思うので、『GTAオンライン』がよりアツく楽しめそうですね。

●既に遊んだ人にもオススメできるこれだけの理由

上記の特徴だけでも十分オススメできるPS4版『GTAV』ですが、特にPS3版で遊んだことがある人にもオススメできるポイントを紹介しましょう。

・プレイデータは引き継ぎ可能

PS4版の『GTAV』は、ストーリーモードも『GTAオンライン』もデータの引き継ぎが可能。対象はPS3版からだけでなく、なんとXbox 360版からも引き継ぎができるのです。

・プレイ経験者にはボーナスコンテンツの特典あり

過去に『GTAV』をプレイしたことがあり、コミュニティサイト『ロックスター・ゲームスSocial Club』に入会しているユーザーには様々なボーナスコンテンツが用意されています。

GTAV

入手できるのは、水上飛行機“ドードー”やクラシックカー“デュークス”、飛行船といった乗り物のほか、野生動物の撮影や射撃練習場などのアクティビティ、新しい武器など。これらは移行ユーザーにのみ発生するイベントでチャレンジをクリアすることにより入手可能。ボーナスコンテンツを使ってプレイを有利に進めることができます。

・計100万ドル分のゲーム内マネーをプレゼント

シングルプレイ向けに50万ドル、『GTAオンライン』向けに50万ドルの計100万ドル分のゲーム内マネーがプレゼントされます。移行したデータとゲーム内マネーがあれば、こちらも有利にゲームを進められること間違いなし。

一緒にPS4版『GTAV』を体験し、PS3版のストーリーモードを全クリアした忍野ペペ記者に感想を聞いてみました。

PS3の720pから1080pに解像度が変わって、めちゃくちゃリアルでした。

FPS視点は自由に“どこで”、“何をするときに”切り替えるか細かくカスタマイズできるるので、FPSが好きな人、TPSが好きな人でもスムーズに遊べるのでは。自分の好きな視点でストレスなく遊べるのがいいですね。

『GTAオンライン』は大人数が参加することで楽しみ方が増えると思うし、FPS視点固定にすることでデスマッチはオンラインFPS的に、カーレースはレースゲーム的に遊べる面白さが加わったと思います。

一度クリアしていても新しい発見があって楽しめそうですね。

このようにPS3版を全クリしたユーザーにも魅力的に映るPS4版『GTAV』。もちろん『GTAV』未経験者にも、最新鋭のエンターテインメントとして要チェックです。年末年始はこれにハマってみては。

『グランド・セフト・オートV』製品概要

プラットフォーム:PlayStation 4、Xbox One

ジャンル:オープンワールド

CERO:Z(18歳以上対象)

発売日:2014年12月11日(木)

希望小売価格:7400円+税

プレイ人数:1人(『GTAオンライン』:2~30人)

開発元:ロックスター・ノース

発売元:ロックスター・ゲームス

(C)2014 Rockstar Games, Inc.

公式サイト:

http://www.rockstargames.com/V/ja_jp

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