エネイブル厩舎がまさかの「凋落」!? 最強3歳馬、長距離王の“脱落”……。JRAコントレイル、デアリングタクト「世界制圧」も視野か

ギャンブルジャーナル / 2020年10月21日 11時0分

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 世界一も視野に入るかもしれない。

 先週行われた秋華賞(G1)はデアリングタクトが単勝1.4倍の人気に応えて優勝。史上初となる無敗の3冠牝馬に輝いた。それに続いて、コントレイルが菊花賞(G1)で無敗の3冠を達成できるかにも注目が集まる。

 コントレイルはまだ3冠を達成したわけでなく、2頭とも古馬と対戦経験がないことから、最強馬と呼ぶのは少々気が早いかもしれない。だが、これまでの実績だけでも、すでに歴史的名馬と肩を並べていると言っても過言ではないだろう。

 3歳を代表する2頭に期待されるのは、まず古馬との対決を制して国内統一、そして世界で活躍することだ。かつてジャスタウェイが130ポンドの評価を受け、レーティングで世界一に輝いたことがあるが、それ以来の快挙はそう遠くないかもしれない。

 実は、欧州で有力馬の引退、まさかの敗戦が相次いでおり、上位勢が手薄となっている可能性があるのだ。

 現在のロンジンワールドベストレースホースランキング(対象期間:2020年1月1日から10月4日)の上位馬は以下の通り。

1位 ガイヤース(英) 130ポンド
2位 パレスピア(英) 126ポンド
3位 ペルシアンキング(仏) 125ポンド
3位 ストラディバリウス(英) 125ポンド
3位 ティズザロー(米) 125ポンド
6位 アーモンドアイ(日) 124ポンド
6位 オーセンティック(米) 124ポンド
6位 エネイブル(英) 124ポンド
6位 ネイチャーストリップ(豪) 124ポンド

 この中からエネイブルが凱旋門賞(G1)後に、引退を表明。さらに19日に世界1位のガイヤースも現役を退くことが決定した。さらにペルシアンキングも、引退が濃厚といわれている。

 9頭中、5頭が欧州馬。そのうち3頭が引退することになりそうだ。

 その一方で、6歳馬のストラディバリウスは現役続行の予定となっている。だが、17日に行われた英チャンピオンズロングディスタンスC(G2)でブービーの12着に惨敗。得意とする長距離戦で大敗という予想外の結果だった。

 また、世界2位のパレスピアはコントレイル、デアリングタクトと同じく無敗の3歳馬だったが、こちらも17日のクイーンエリザベス2世S(G1)で3着に敗れて、初黒星を喫した。

 ちなみに、この2頭を管理するのはエネイブルを手掛けたJ.ゴスデン調教師。厩舎を長きに渡って支えた最強女王の後釜として期待がかかる2頭だけに、この敗戦はかなりの痛手だろう。

「欧州ではトップホースの引退、先週末の開催で有力馬が敗れるという波乱が多くあり、ランキング上位馬はいずれかに該当しています。他にも、チャンピオンS(G1)でマジカルやロードノースが敗れるということもありました。

今まさに世代交代の時期が来ているように感じられるので、コントレイルやデアリングタクトにとっては世界制覇のチャンスかもしれません。まずは今年を無事に終えて、来年は世界で活躍することを楽しみにしたいですね」(競馬記者)

 現在、コントレイルは122ポンドで17位タイの評価を受けている。菊花賞、その後に出走の可能性があるジャパンC(G1)の走り次第では、さらに上位に食い込むことも十分にあり得るだろう。

 日本の競馬史を大きく変えるかもしれないコントレイルとデアリングタクト。本当の偉業を達成するのは、まだまだ先かもしれない。

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