JRA菊花賞(G1)福永祐一「想定外」ライバル陣営に強烈アシスト!? 「祐一さんに助けられた」秘密兵器がコントレイル3冠阻止に急浮上

ギャンブルジャーナル / 2020年10月22日 7時0分

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「長距離戦は騎手で買え」

 駆け引きが要求される長丁場のレースは、騎手の腕が重要になるという競馬の格言である。

 これには裏付けもあり、武豊騎手は菊花賞(G1)で5勝、天皇賞・春(G1)で8勝と長距離G1で無類の強さを発揮している。JRA通算4000勝を超えるレジェンドがこれだけの成績を残していることが、長距離レースにおける騎手の重要性を示している。

 そのため、今週末に京都芝3000m条件で行われる菊花賞(G1)でも、いわゆる「騎手買い」は予想をするうえで有効な選択肢のひとつだろう。

 そこで注目したいのは、C.ルメール騎手が騎乗予定のアリストテレス(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)だ。

 収得賞金が1500万円で、4/6の抽選対象であるアリストテレス。出走できるかどうかはまだわからないが、夏に2連勝した上がり馬は脅威の存在だ。菊花賞はマンハッタンカフェ、オウケンブルースリ、トーホウジャッカルなど、夏に成長を遂げた馬が勝つケースも珍しくなく、軽視するのは禁物だろう。

 そして最も注目したいのが、ルメール騎手の長距離レースの成績である。

 過去5年、芝3000m超のレースで最多の6勝を挙げているルメール騎手。武豊騎手が4勝ということを考えれば、いかに長距離を得意としているか分かるだろう。菊花賞もサトノダイヤモンド、フィエールマンで制しており、過去10年では唯一2勝を挙げているジョッキーだ。

「ルメール騎手とノーザンファームは蜜月関係にあります。長距離を得意とし、リーディングジョッキーのルメール騎手を抽選対象馬に配するということは、それだけノーザンファームとしてはアリストテレスに期待しているということだと思います。

秋華賞では生産馬を4頭送り込みながらも、すべてが13着以下に敗れるという屈辱を味わったノーザンファームとしては、菊花賞での巻き返しを図りたいはずですよ」(競馬記者)

 実は、コントレイルのライバルとなりそうなアリストテレスに、福永祐一騎手が思わぬ“アシスト”をした過去がある。

 アリストテレスは前走の小牧特別(2勝クラス)をM.デムーロ騎手の手綱で勝利。このときの2着馬は福永騎手のフライライクバードだった。最後の直線は2頭の叩き合いとなったが、アリストテレスが3/4馬身先着。このとき、福永騎手の騎乗次第でアリストテレスは敗れていたかもしれないのだ。

 デムーロ騎手は『netkeiba.com』のインタビューコラム『Road to No.1』でこのレースについて振り返っている。詳細については本記事をご確認いただきたいのだが、ソラを使う馬についての質問に対して、アリストテレスもその1頭だと話した。

 3コーナーで早くも先頭に立ったアリストテレスについて、デムーロ騎手は「本当は行きたくなかった。かといって、僕のすぐ後ろに祐一さんがいて、ヨーイドンの競馬になったら勝つのが難しくなる」と話した。続けて「だから早めにレースを動かしたんだけど、祐一さんも早めにきてくれたことで助けられました。祐一さんがもうちょっとゆっくりきていたら、負けていたと思う」と勝因を分析した。

 もし、アリストテレスがこのレースを負けていれば、菊花賞は抽選どころか除外対象となっていたところだ。デムーロ騎手が言うように、福永騎手の仕掛けのタイミングが勝敗を左右していたのであれば、アリストテレスは福永騎手によって菊花賞に出走する“チャンス”を掴んだことになる。

 結果的に“敵に塩を送る”ような形になった福永騎手。アリストテレスが抽選を突破するようなことがあれば、コントレイルの3冠阻止候補として立ちはだかることになるだろう。

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