エリザベス女王杯(G1)C.ルメール「アーモンドアイがいなかったら」ラッキーライラック連覇に元JRA安藤勝己氏「勝利は必然」も…… 有馬記念で「鞍上問題」勃発か!?

ギャンブルジャーナル / 2020年11月16日 12時0分

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 15日、阪神競馬場で行われたエリザベス女王杯(G1)は、C.ルメール騎手の1番人気ラッキーライラック(牝5、栗東・松永幹夫厩舎)が優勝。昨年に続く連覇で通算4勝目となるG1勝利を飾った。

 1番人気の支持を受けたとはいえ、ラッキーライラックの単勝オッズは3.3倍。同馬を前走の札幌記念(G2)で3着に退けた2番人気ノームコアの単勝が3.8倍と僅差だった。

 また、絶好の馬場状態で行われた阪神開催は速い時計の決着が多く、外を回すと伸び切れない傾向もあった。フルゲートの8枠18番という大外の不利も、不安視される理由となっただろう。

 それでも最終的に1番人気を守り切ったのは、偏にC.ルメール騎手の存在が大きかったと考えられる。

 ラッキーライラックは今年に入ってM.デムーロ騎手とここまで4戦連続でコンビを組んでいた。だが、デムーロ騎手が今回ラヴズオンリーユーに騎乗するため、新たにパートナーとして白羽の矢が立ったのがルメール騎手だった。同騎手が、誰にも手綱を譲りたくないと公言するほど愛してやまないアーモンドアイとは同世代だ。

 奇しくもラッキーライラック陣営にとってアーモンドアイとルメール騎手のコンビは天敵ともいえる存在だった。

 17年8月のデビューから無敗の4連勝で1番人気に支持された桜花賞(G1)でアーモンドアイの前に2着に敗れた。この敗戦を機に2頭の立場は入れ替わる。牝馬3冠を達成したライバルに対し、オークス(G1)を3着、秋華賞(G1)では9着と苦杯を飲まされ続けた。ようやくG1・2勝目の美酒に酔えたのは昨年のエリザベス女王杯まで待たねばならなかった。

 連覇を達成したレース後の勝利騎手インタビューでルメール騎手が「残念ながら同世代にアーモンドアイがいたけれど、いなかったらレジェンドになっていたと思う」と、称えたのもそういった経緯が脳裏に浮かんでいたからかもしれない。

 その一方、この勝利からルメール騎手の好騎乗を切り離せないのも事実だ。「1番人気でミスをしなかったら勝つことができる。それが僕の仕事」というコメントからは、リーディングを独走している自負が伝わって来る。初騎乗、大外枠からの発走という不利がありながらも、完璧エスコートをこともなげにやってのけたのだから恐れ入る。

 これには元JRA騎手の安藤勝己氏も公式Twitterにて、「馬の格で勝利は必然としても、御し方がルメールならでは。スタート後の長い直線で、今の馬場を思えば位置を取りたくなるところ。最初からジッと我慢して、4角でもうワンテンポ遅らせた。仕掛けての脚には昨年の勝ち方を思い出したし、強い馬に強い競馬をさせる手腕は驚異やね」と絶賛した。

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