元JRAジョッキー安藤勝己氏を超えたベテラン騎手が「穴馬」で3勝の大暴れ! 50歳・剛腕再びで「バク宙」の期待高まる

ギャンブルジャーナル / 2021年1月10日 10時0分

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 剛腕再び――。

 9日、中山競馬場で行われたニューイヤーS(L)は、14番人気のミッキーブリランテ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。昨年50歳を迎えた内田博幸騎手が、その手腕が健在であることをアピールした。

 16頭立て芝1600mのレース。出遅れ癖のあるミッキーブリランテだが、内田騎手が「ゲートをスムーズに出てくれたのが良かったですね」と振り返ったように、この日はまずまずのスタートを決めた。スタート後、すぐにコーナーを向かえることから外枠不利とされる中山の芝1600m。14番という外目の枠ながら、好位に取り付いてレースを進めた。

 3~4コーナーでは単独5番手に押し上げ、そのままの位置取りで直線へ。先に抜け出したミラアイトーンに外から襲い掛かるアルーシャ、その間でミッキーブリランテが必死に抵抗を見せる。一旦は外のアルーシャが抜け出したかに思われたが、ゴール前で再び盛り返したミッキーブリランテが、アルーシャをハナ差抑えて勝利を手にした。

 レース後、内田騎手は「今日はやる気になって走っていましたね。重賞でも上位に来ていますし、まともならこれぐらいはやれていい馬です。最後は差し返したように、根性の強さを見せてくれました」とコメント。人気薄ながらも激走した本馬を労った。

 メインレースを勝利した内田騎手は、この日3勝の大暴れ。6Rの未勝利戦で7番人気のエトワールマタンを勝利に導くと、9Rの黒竹賞(1勝クラス)では8番人気のティアップリオンでも勝利を収めている。

 この日は6レースで鞍上を務めた内田騎手だが、全て6番人気以下。決して騎乗馬に恵まれていたわけではなかった。

 内田騎手といえば、2006年4月2日の中山競馬で地方競馬所属騎手として初めて12競走中6勝するという快挙を成し遂げ、9月30日にはJRA年間56勝を達成。それまで元JRA騎手の安藤勝己氏が有していたJRA所属外騎手の最多勝記録である55勝を更新している。この年はそれから5勝を追加してJRA年間勝利数を61まで伸ばし、地方騎手でありながら中央競馬リーディング16位の成績を残した。

 2008年3月1日付でJRAに移籍すると、その年に123勝をマークし全国リーディング2位。翌年には146勝を挙げ、全国リーディング1位にも輝いたことがある剛腕だ。

 しかし、2011年5月1日付けで嶋田潤厩舎所属からフリーになった10日後、大井競馬で落馬。頸椎歯突起骨折の重傷を負い、この年は35勝に終わる。次の年から再び年間100勝を超える勝ち星を挙げるが、2014年に成績が低迷。昨年はついに2011年の35勝を下回り、年間30勝とJRA移籍後では最も少ない勝利数となった。

 それでも、今年は開催2日目から「穴馬」で3勝と輝きを放った内田騎手。2018年のフェブラリーS以来G1勝利からは遠ざかっているが、勝利後に見せていた恒例の「バク宙」を、今年は再び見られることに期待したい。

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