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【特集】麻薬販売・密造・泥棒から「美味しい料理」まで!Steamで遊べる専門的な“イリーガル”なゲーム4選

Game*Spark / 2024年6月23日 18時0分

Movie Gamesは、ポーランドのByterunnersが手がける麻薬売人シミュレーター『Drug Dealer Simulator 2』をPC(Steam)向けにリリースしました。本作は、マリファナやアンフェタミンといった麻薬を製造・販売しながら商売を拡大していくシリーズ作品です。


Steamでは『グランド・セフト・オート』シリーズなどのような定番のクライムアクションから、専門的な分野を扱う『Drug Dealer Simulator』シリーズのような作品まで、さまざまな“イリーガル”な体験を楽しめるゲームが数多く発売されています。


一手間違えれば警察に捕まってしまうという危険性の中で、いかにして上手に立ち振る舞っていくかというのは“イリーガル”なゲームの醍醐味のひとつ。言うまでもなく現実では犯罪行為ですが、ゲームとしては緊張感やダイナミックな体験を楽しめるもので、ひとつの定番ジャンルとも言えます。


本記事では、Steamで遊べる“イリーガル”なゲームから、やや専門的な分野なものを4作品紹介していきます!


『Drug Dealer Simulator』シリーズ


最高にイリーガルで“堅実”な商売を楽しめる!


最初に紹介するのは、冒頭でも取り上げた『Drug Dealer Simulator』シリーズです。プレイヤーは小規模の麻薬密売人としてスタートし、お金や名声を稼ぎながら商売を拡大し、やがて地域で大きな力を持つ麻薬王を目指すのが目的です。


第1作『Drug Dealer Simulator』は2020年4月に発売。これまで6度の大型アップデートを実施し、植物の栽培や配下に製造ラボを与えるシステムなどを追加し、どんどんプレイの幅が広がっていきました。本作は発売から大きな反響を呼び、今もSteamユーザーレビューで“非常に好評”を獲得しています。


このシリーズでおすすめしたいのが、イリーガルな題材ながら経営ゲームとしてとても“堅実”なプレイを楽しめる部分。最初は扱える麻薬の種類も少なく、縄張りとしている範囲も小さいのですが、コツコツと麻薬を流通させたり、サンプルを配って新たな顧客を得たり、地道な営業を重ねながら商売を楽しみながら成長を実感できます。


もちろん麻薬を扱うシミュレーターとしての部分もしっかりとしています。海外ドラマ「ブレイキング・バッド」でもおなじみのメタンフェタミン(メス)などお馴染みの麻薬が登場したり、顧客が欲しい麻薬を愛称で呼んだりと、さまざまな点で勉強になる(?)ことも多いですね。


2024年6月20日には待望の続編『Drug Dealer Simulator 2』が発売されました。前作は閉鎖された都市を舞台にしていたのですが、続編は開放的な島を舞台に大幅にエリアを拡大。前作からのシステムの多くを引き継ぎ、また、これまでと異なる規模の商売を扱えるようにも進化しています。


今作でもイリーガルで“堅実”な商売模様は健在。前作以上に丁寧なチュートリアルで、より遊びやすくなっています。ただし、現時点では少し翻訳部分の不具合や最適化不足もありますが、前作でも精力的なアップデートを続けてきた開発実績があるので、今後にも期待したいですね。


なお、2024年には海外ドラマ「ナルコス」シリーズとのコラボ作品『DDS x Narcos』も登場予定です。




『Moonshine Inc.』


材料はもちろん製法までこだわる密造酒作り!


ポーランドの開発スタジオKlabaterが2022年12月2日にリリースした『Moonshine Inc.』では、豊富な種類の密造酒づくりを楽しめます。密造酒醸造家の生活をできるだけリアルに再現したというのが売りの本作は、製造はもちろん流通や警察組織への対応も考慮する必要があります。


主人公は、かつてマフィアの下っ端として密造酒製造とバーの経営を任せられていたものの、裏切りに遭って廃業。運良く警察から逃げ延びた主人公が、田舎で家族とともに再び密造酒づくりで一花咲かせようとするというストーリーが描かれています。


本作で扱える密造酒の種類は70種類以上あり、製造のための原料や施設、技術なども非常に豊富なのが大きな特徴。製造工程も発酵から蒸留、瓶詰めまで複数あり、それぞれの場面で分量や時間などの細かな調整を行うことで、レシピ通りに作ったり、より複雑なフレーバーを足したりといったアレンジも可能です。


すべての密造酒は「酒マップ」で管理され、お酒を作ることで同じカテゴリー内の近い酒がアンロックされていく仕様。さらに、経験を積むことで新しい施設も利用可能になり、どんどん商売の規模は大きくなっていきます。質の高い酒にこだわるか、新しい酒を作り続けるか、色々な密造が楽しめます。


なお、ゲーム内で密造は犯罪なので、当然ながら警察に見つかれば逮捕されてしまいます。警察には警戒レベルというものがあり、密造酒を酒場に卸すだけでなく、商店で不審な買い物をすればチェックされる可能性も。配送する酒場を変える、安全な食材を買うなど、警察の目をかいくぐることも大切です。


ストーリーモードは、5つの地域で用意されたミッションに挑んで物語を進めていく形式。プレイヤーの選択次第で複数の結末も用意されています。サンドボックスモードも用意されているので、自由に密造酒づくりを堪能することもできますよ!


禁酒法時代のバスタブジンの説明などもあって楽しいですね。

かつて筆者がプレイレポートを執筆した頃は一部の動作が不安定でしたが、リリース後のアップデートによって、現在は大きく改善されています。チュートリアルも親切なので、(ゲームで)密造したいなと考えている人にぴったりですね!


『Thief Simulator』シリーズ


調査、侵入、そして窃盗!定番の泥棒シム


パブリッシャーPlayWayがリリースしている泥棒ゲーム『Thief Simulator』シリーズは、イリーガルなゲームプレイを楽しめる定番作品です。プレイヤーは泥棒としてターゲットの家から価値のあるものを盗み出し、経験値やお金を稼いで自信を強化していきます。


シリーズ第1作『Thief Simulator』(開発:Noble Muffins)は2018年11月に発売。日本ではニンテンドースイッチ向けに『泥棒シミュレーター』というダイレクトな名前で発売されていることでも知られています。ちなみに最初は『スィーフ シミュレーター』という名称でしたが、正式リリースまでに変更されています。


Steamストアページより

泥棒に重要なのは入念な下調べです。ゲーム内では同業者のネットワークから「住人は◯時から◯時まで外出する」「風呂場の窓は鍵がかかっていない」などの手がかりを得られます。また、レベルが上がればピッキングやハッキングなどのスキルも使用できるようになり、より稼げる仕事ができるようになります。


シリーズ続編『Thief Simulator 2』(開発:CookieDev/Ultimate Games)では、偵察やテクノロジー妨害に使える新ガジェット「ドローン」や、新技術「スリ」が登場。前作の要素を踏襲しつつプレイ範囲を拡大し、さらに幅広い泥棒がやりやすくなる正統進化を遂げています。


もちろん、下調べをせずに強引な泥棒をすることもできます。豊富なツールが用意されているため、泥棒を成功させるための正解はひとつではなく、プレイヤーの発想と行動力次第で色々なプレイができるのも魅力です。さまざまなミッションやストーリー展開も楽しめますし、隠れ家のリフォーム要素も用意されています。



『Ravenous Devils』


美味しい料理と素敵な服の秘訣は……!?


イタリアの開発スタジオBad Vices Gamesが開発を手がける『Ravenous Devils』は、とある街に引っ越してきた夫婦・パーシヴァルとヒルドレッドが、大金持ちになることを目指して仕立て屋とパブを経営する姿を描く経営・管理シミュレーションです。


経営ゲームの基本は「安く仕入れて高く売る」こと。その意味で、本作は究極の商売をしていると言っても過言ではありません。なぜなら仕立て屋とパブで提供する品物の原価が0なのです。その商売の秘訣は、仕立て屋にやってくるお客さんを殺して材料にすることです!


パーシヴァルの仕立て屋では、殺した客の服を剥いで服の材料にして、死体を秘密の投入口へ投げ込みます。ヒルドレッドは地下の調理場でその死体を受け取って食肉として加工、お肉をステーキやソーセージなどに調理してパブで提供するのです。こうして原価0の服と料理が完成するわけですね。


稼いだお金で新たな施設やレシピ、作業効率アップなどのアップグレードを行えば、稼ぎはより大きくなっていきます。パブや仕立て屋に来るお客さんを待たせないためにも、店員を雇ったり、店の設備を充実させることも大切です。お客さんの笑顔のためには努力は欠かせませんね。また、夫婦の夢を目指す物語や街での陰謀などを描くストーリーも必見です。


リリース時はストーリーモードだけでしたが、アップデートで「エンドレスモード」が追加され、逮捕されたり破産するまで好きなだけ商売を楽しめるようになっています。その設定から「スウィーニー・トッド」などを思わせる本作。カジュアルに遊べる経営ゲームとしての魅力も満点です。




今回は「専門的な職業」を扱う4つの“イリーガル”なゲームを紹介しました。この4作品はいずれも日本語に対応しているので、ゲームとしてもかなり遊びやすいのも大きな魅力です。


犯罪をテーマにした作品としては『グランド・セフト・オート』『セインツロウ』『Mafia』『ウォッチドッグス』シリーズなど、多くの定番作品もあります。また、専門的なジャンルとしては『Anonymous Hacker Simulator』などの高評価作品もあります。


暴力・ハッキング・泥棒・密造・麻薬販売などなど、Steamには“イリーガル”なジャンルが豊富です。みなさんも気になる犯罪があれば是非とも遊んでみましょう。もちろん、現実での犯罪行為は御法度ですので気をつけてくださいね!



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