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日本の片田舎で繰り広げられる、日常の中の物語―ナラティブADV要素ありのコンビニシム『inKONBINI: One Store. Many Stories』を体験【TOKYO SANDBOX 2024】

Game*Spark / 2024年6月26日 21時0分

6月22日に東京・秋葉原で開催されたインディーゲームの展示イベント「TOKYO SANDBOX 2024」。今回はNagai Industries(永井興業)が開発中のコンビニ店員シム『inKONBINI: One Store. Many Stories』のレポートをお届けします!


1990年代の田舎が舞台な、ノスタルジックな雰囲気のシミュレーション


本作はNagai Industriesが開発中の、日本のコンビニを舞台としたシミュレーション。1990年代初頭という時代設定で、プレイヤーは大学生の「真琴」となって、叔母が経営する片田舎のコンビニを手伝います。


店には常連客が訪れ、会話を重ねることで彼らのストーリーを見ることができるほか、選択肢やプレイヤーの行動によって展開も変化していくなど、ただのシミュレーションだけでなく、ナラティブADVのような要素も持ち合わせています。


さらに、田舎の落ち着いた空気や心地よい環境音など、ノスタルジックな“やさしさ”を感じられるような雰囲気になっているのも大きな特徴です。


店員としての仕事もこなしつつ、常連客とのコミュニケーションも大切に


コンビニ店員としての日常業務はさまざまで、商品の発注や在庫整理、陳列などを行います。店内では商品の配置している場所がおかしかったり、前後が逆になって陳列されていることもあるので、品出し以外にも細かなチェックが重要です。


また、商品の位置などがおかしい場合、客が会話のなかでヒントを教えてくれることも。筆者がプレイしたときには、飲料用の冷蔵庫のなかに食パンが陳列されていました…。どうやら、引き継ぐ前の店員が間違えて並べてしまっていたようです。


後ろの飲料水の棚にパンが…。

ときには客から商品を探してほしいと頼まれることもあり、今回はキャットフードを探している様子。商品は「調べる」コマンドを使用することで説明文を読むことができるので、客のニーズにピッタリあったものを探しましょう。


レジでは実際に商品をバーコードに読み込ませる作業もありますが、商品をクルクルと回してバーコードを探すような、日常の“あるあるな場面”もしっかり描写されています。


常連客との会話ではさまざまな話題を聞くことができ、商品や叔母との関係性といった話題だけでなく、抱えている悩みなどを打ち明けてくれることも。プレイヤーは複数個の選択肢のなかから選んで会話を繋いでいきます。


さらに、会話の中から常連客の好みや必要としている商品の情報を分析することで、今後の発注業務やコミュニケーションをより円滑なものにできます。


また本作は日本語にも対応しており、商品やシステムの説明文などに問題はなくスムーズなプレイが可能な一方、会話の面では少し言い回しが気になってしまうような部分も。プレイヤーと客との会話が中心となってストーリーが展開されていく作品なので、ここが改善されれば物語にさらなる深みが生まれると思います。




今回は『inKONBINI: One Store. Many Stories』の試遊レポートをお届けしてきました。商品の発注や陳列、レジ作業などの業務を細かな部分まで再現した「お仕事シミュレーション」でありながら、落ち着きのあるサウンドや心温まるストーリーと会話など、やさしい雰囲気のあるナラティブADVの要素も兼ね備えている本作。


ひとつひとつは地味な作業であっても、それがだんだん楽しくなってきたり、「今度はあの人とどんな会話ができるんだろう?」と来店が楽しみになったりと、日常のなかの一コマである「ただの仕事」が、「特別な仕事」になっていくような充実感が味わえます。


『inKONBINI: One Store. Many Stories』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ向けに今後リリース予定です。



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