夏だ！ダンジョンの季節だ！（本当か？）特選Steamサマーセール「ダンジョンRPG」編【Steamサマーセール2024年夏】

6月28日より開催されている「Steamサマーセール」も半ばに差し掛かりました。そこで今回は、Steamサマーセールで買えるオススメのDRPG（3DダンジョンRPG）を紹介します。弊誌では昨年も同様のコンセプトの記事を掲載していますので、こちらも是非ともご参考ください。

『世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER』（55％オフ / 6,030円）

ついにSteamにもやってきた3DダンジョンRPGの定番『世界樹の迷宮』。オリジナルでは2画面のうち1画面を使って行っていたマッピング作業を画面分割によりマウスやゲームパッドに最適化し、PCでも遊びやすいゲームとなって初期3作が復活を遂げました。

もちろん3作セットで1作目から遊んでも良いですが、単品で遊ぶのならおススメしたいのは3作目の『世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者 HD REMASTER』（50％オフ、2,233円）。マルチクラスといったシステムの充実や、南海を舞台にしていることもあって、暑い夏にピッタリな大冒険が楽しめます。

『神獄塔 メアリスケルターFinale』（80％オフ / 900円）

おとぎ話の主人公の名を冠した「血式少女」たちが戦う、ダークメルヘンファンタジーDRPGの完結作です。1作目および2作目は日本からはSteamで購入できないのですが、過去2作のストーリーを完全に網羅したモードがあり、このモードでバックストーリーを把握することができます。（1の9章まで→2を全部→1の余章という順番で読むのがおススメ。なお読破におよそ8時間必要）

襲いくる巨大な「ナイトメア」から逃げる「虐殺鬼ごっこ」といったホラー演出も相まって、本作は夏に遊ぶにふさわしいRPGに仕上がっています。

なお、サブゲームとして『恋獄塔めありーすけるたー』も収録。こちらは本編と裏腹にヒロインたちとの甘々なイチャイチャっぷりを堪能できるので、息抜きにどうぞ。また、弊誌では本作の序盤プレイレポートも掲載しています。

『エルミナージュORIGINAL ～闇の巫女と神々の指輪～』（30％オフ / 1,386円）

かつて発売されていた『ウィザードリィ エンパイア』シリーズの流れを汲む、伝統的なDRPGのシステムを継承したゲームが『エルミナージュ』シリーズとなります。Steamでは以前から英語版は配信されていたのですが、2024年になってついに日本語版もSteamに登場しました。

本作では「クリアアイテムのランダム配置」「ハイマスタースキルによる職業の個性化・終わりなき強化」「錬金強化によるアイテムカスタマイズ」「クリア後に明かされる膨大な世界観」など、既存の『ウィザードリィ』に囚われない斬新なシステムや設定を多数盛り込んでいるのが魅力です。

本作についても弊誌では特集記事を作成しておりますので、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

『ToHeart2 ダンジョントラベラーズ』（20％オフ / 1,586円）

名作ギャルゲー『ToHeart2』のファンディスク『愛佳でいくの!!』収録のDRPG『FINAL DRAGON CHRONICLE ～GUILTY REQUIEM～』を家庭用ゲーム機向けに大幅リメイクしたのが、『ToHeart2 ダンジョントラベラーズ』です。

『ToHeart2』のヒロインたちがキュート＆セクシーな衣装でそろい踏みし、モンスターも多くのモンスター娘が登場すると画面は華やかですが、その難易度はかなりのハードコア！序盤から死と隣り合わせの容赦ないダンジョン構造や敵構成で、さすがに手動マッピングの必要こそはないものの、かなりの歯ごたえあるダンジョン探索が楽しめます。

そして「クリアまではただのチュートリアル」と言わんがごとく、クリア後にはさらに容赦ない敵やダンジョンギミックが次々と登場。久しく手ごたえのあるコンピューターRPGを遊んでいない……という方は、このゲームを遊んでみても良いかもしれません。

『Wizardry: Proving Grounds of the Mad Overlord』（20％オフ / 3,184円）

2023年に突如として蘇った、事実上の「DRPGの原点」とも言えるのが本作です。「狂王の命を受け、地下迷宮の最深部に眠る魔術師を討伐し魔除けを持ち帰る」というシンプルな目的、そして非常にシビアな迷宮探索は、世界中のAppleIIユーザーを惹きつけ、そして多数の後のゲームクリエイターたちに影響を与えました。

1981年のAppleII版のリリースから42年の時を越えてリメイクされた本作は、AppleII版のシビアなプレイ感覚を濃く残しつつも、さまざまな選択可能なオプションで遊びやすく設定することができます。PC版であれば任意の画像を顔グラフィックとして取り込むことができるので、自分だけのドリームパーティで古の迷宮に挑んでみるのも悪くないのではないでしょうか。

本作のプレイレポート記事も過去に掲載しておりますので、こちらもご参照ください。

『剣と魔法と学園モノ。Anniversary Edition』（15％オフ / 2,108円）

「ととモノ。」の愛称で知られる、2008年発売のDRPGのリマスター版が本作になります。かわいらしいキャラクターによる「学園モノ」のイメージとは裏腹に、システム面は多くの点で古典的なDRPGを踏襲しつつ、挑むたびに構成を変えるダンジョン、アイテム強化や特殊効果が付与できる錬金などの要素も搭載。

最序盤の難易度調整にこそ難がありますが、それを乗り越えてしまえばダンジョンを埋めつつ、ひたすら敵を倒して無数のアイテムドロップや錬金でキャラクターを強くしていくハック＆スラッシュの面白さが堪能できるゲームです。

よりハードコア方面に難易度調整の舵を切った続編の『2G Remaster Edition』もありますが、筆者個人としては1作目の方が遊びやすさもハック＆スラッシュの楽しみ方も上ではないかなと思っています。

本作および続編『2G Remaster Edition』のプレイレポートも弊誌に掲載しておりますので、興味を持った方はご覧ください。

『Touhou Artificial Dream in Arcadia』（25％オフ / 900円）

ここからはインディーのDRPGを紹介しましょう。本作『Touhou Artificial Dream in Arcadia』は「東方Project」の二次創作で、現実世界と幻想郷を行き来できる不思議な女子高生・宇佐見菫子を主人公とするDRPGです。

ある日、幻想郷の住人に外見はそっくりだが、言葉をしゃべらない「スリーパー」と呼ばれる謎のクローンが溢れるようになってしまった幻想郷。そして時を同じくして、スリーパーたちを捕獲できるハイジャック機能がスマホにインストールされていることに気付いた菫子。スリーパーとの弾幕戦に勝利すれば、彼女たちを仲間に引き入れることができます。

捕獲したスリーパーは戦闘要員のほか、2体を合体させて新たなスリーパーを誕生させたり、属性耐性やスキルを菫子に移植させたりすることも可能で、本作の全体的なグラフィックの雰囲気と合わせ、『真・女神転生』シリーズを強く意識したゲームです。

東方Projectファン、または3DダンジョンRPG時代の『真・女神転生』に思い入れのある方は、本作をきっとお気に召すと思います。

『Path of the Abyss』（20％オフ / 640円）

アビリティやスキルパネルを駆使し、迷宮の地下へ地下へと潜っていくDRPGが本作『Path of the Abyss』です。

本作の大きな特徴は3x3の大きな「スキルパネル」で、これに各キャラクターが覚えているスキルをはめ込んでいき、戦闘はスキルパネルの項目をクリックで選択することによりセミリアルタイムで進行していく……という、独自性が光るDRPGです。

スキルパネルにはリソース上限を削る代わりに多大なパッシブ効果をもたらすもの、周囲のスキルにシナジー効果を及ぼすものなどもあり、組み合わせは千差万別。取れる戦略も人によって全く変わってきます
長くダンジョンに滞在していると、危険な敵が出る可能性が高くなる代わりにドロップアイテムの質も向上します。こうしたハック＆スラッシュの面白さについては本作は充実していると言っていいでしょう。

本作は現在早期アクセスで、将来的にアップデートされる可能性はありますが、現状でもメインストーリーに関してはしっかり完結しています。早期アクセス開始時点でのプレイレポートも弊誌に掲載していますので、興味があればご覧ください。

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Steamサマーセールは、日本時間6月27日午前2時から7月12日午前2時まで実施しています。

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