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村人と共に生きるバイキングサバイバル『ASKA』探検とクラフト、管理すべてが楽しく忙しい!仲間とともに集落を発展させる喜びを味わえる【クラフトサバイバル名鑑】

Game*Spark / 2024年7月7日 17時0分

今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。


Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。今回紹介するのは、2024年6月20日にSteam早期アクセスでリリースされたバイキングサバイバル『ASKA』です。


期待の新作バイキングサバイバル『ASKA』


『ASKA』は、過去にパズルアクション『Black The Fall』などを手がけたルーマニアのインディーゲーム開発スタジオSand Sailor Studioの最新作。本作は2022年11月に行われた「PC Gaming Show: 2023」にて発表され、クローズドテストなどを経て2024年6月20日にSteam早期アクセスにてリリースされました。


プレイヤーは見知らぬ土地へと漂着したバイキングの戦士となり、神のお告げによって1から自分だけの集落を作り出すことになります。プロシージャル生成されるマップを探検しながら、NPCの村人たちに狩猟や伐採、村の警備などの指示を出し、恐るべき怪物や自然の脅威に立ち向かっていきます。


村人はそれぞれ得意分野があるだけでなく、仕事をさせていく内にスキルが成長していきます。冬になれば極寒となる土地で生き抜くためには、寒さや食料の対策といった準備や、安全な場所を作るための適切な指示を出していかなければなりません。


Steam早期アクセスリリース時点で、村人とともに集落を作り上げたり、ボスと戦ったり、最大4人でのマルチプレイを楽しんだりと、基本的なゲーム要素は体験できます。正式リリースは2025年を予定していて、それまでに2回のメジャーアップデートを配信する計画のようです。


漂着した土地で始まる戦士のサバイバル


『ASKA』は、ゲーム開始時に知力や感知に優れた「アスカ」と、力に優れた「ラグナル」の2人から主人公を選択するところから始まります。キャラクターは髪の色などいくつかの項目は変更可能ですが、スキルなどは変更できません。主人公とプレイする世界を決定したら、いよいよサバイバル生活のスタートです。


物語は主人公の乗っていた船が漂着したシーンから始まり、神のお告げによって仲間を集めて部族を再建することになります。最初は精霊の言葉に従いながら基本操作や建築、クラフト、村人の召喚といったゲームの基礎を学んでいきます。拠点の位置は自由に決められるので、まずは色々と周囲を探索するのがおすすめです。


ゲームとしてはオーソドックスなクラフトサバイバルで、石など集めて斧やツルハシといったツールを作り、生産施設などを建築することでプレイの幅が広がっていく形式。サバイバル項目としては体力・飢え・乾き・寒さで、アイテムは小(石など)、中(棒など)、大(丸太など)に分別され、大きなアイテムはインベントリに入らず抱えて持つことになります。


NPC村人は、村に作った「オーディンの眼」と呼ばれる施設に必要な触媒を入れて呼び寄せる方式です。呼べる村人は2人から選択可能で、持っている特殊能力などは事前に確認できます。当然ながら村人には住む家が必要ですし、彼らのニーズをしっかりと管理しなければならないので注意しましょう。


最初の村人を呼び寄せたあとはチュートリアルが終了し、プレイヤーは自由に村作りができるようになります。仲間とともに厳しい環境を生き抜くための知恵を勇気を身につけていきましょう!


神からの恩寵を得るという形式でやるべきことも表示されます。

NPC村人は優秀!管理をすれば自動化も


NPC村人には、生産施設にアサインすれば木こりや採集などの仕事を与えられます。施設ごとに集める資源の優先度などを決定できるほか、土地にバナーを建てることで仕事を行うエリアの指定も可能です。もちろん作業には道具が必要になるので注意しましょう。


また、仕事を設定しない村人は「大工」となり、村の建築物制作を手伝ってくれます。本作は丸太や大きな石といった抱えるアイテムも多いので、大きな施設を作る際にはとても頼りになります。村人の仕事は簡単に変えられるので、大規模作業を行う際は臨機応変に切り替えられます。


村作りが進めば炭作り場や調理場といった施設も作れるようになります。『ASKA』は生産の自動化が割と簡単で、例えば調理場で「肉のスープ」を量産してほしいと指定すれば、周囲の施設から材料や燃料といった必要なアイテムがある限りは自分で行動を考えて生産してくれます。


重要なのが基礎の木材や石材のほか、紐や衣服を作るための「繊維」の存在です。ゲーム内では季節が進行し、冬になれば恐るべき寒さが村を襲います。最初の冬を迎えるまでに最低限の衣服を村人に提供するため、畑で亜麻を育てたり、狩りで皮を集めなければなりません。


また、村では定期的に悪霊やオオカミ、クマなどの襲撃イベントが発生します。柵を作るだけでは護りきれないので、武器を村人に持たせたり、兵舎を作って村人を訓練させたりすることも大切です。


村人の管理はそこまで難しくなく、早期アクセスの現在でもあまり大きな不具合は発生しません。ただし、“木こりが切り株を壊してくれない”という仕様があるので、こちらは修正するか専門の労働ができるようになればいいのですが……。


クマの襲撃で大パニック。なんとか朝まで耐えましたが……。
切り株除去は村長のお仕事?

村作りも探求も楽しいが慣れるべき部分も多い


最初は村の整備で手一杯になりますが、1年目の冬を乗り越えるあたりで、プレイヤーは生存に必要なリソースや管理の方法が理解できるようになります。村を発展させるために大切なのが、鉄鉱石の発見です。


『ASKA』では、一部の高度建築の製作条件として「特定の建物を建築する」というものがあります。これが村の段階的な発展を楽しむゲームの要素として貢献しているのですが、どうしても金属ツールが必須となり、これを乗り越えなければ村の生活は停滞してしまうのです。


どんどん村を拡張していきましょう。

金属の供給を安定させるには「洞窟」の発見が必須です。洞窟の探し方はゲーム内のヘルプで丁寧に説明されますが、マップのシード値によってはなかなか見つからないことも珍しくありません。もちろん洞窟を見つける冒険は楽しいのですが、村の管理を考えるとあまり長い間離れるのが不安になるのも難しいところです。


ちなみに本作はHPの自動回復はありません。回復させるには「寝床で寝る」「ニンニクなど食べる」といった特定のアクションが必要です。寝ずに仕事をし続けてもいいのですが、HPが低ければ敵の襲撃であっさり死んでしまうので要注意です。こういった部分をゲームで悩んでいくのも楽しい要素ですね。


硬材を得れば新しい世界の始まり。

本作はサバイバル自体はそこまで難しくありません。冬の到来も、村人の最低限の衣服を着せて火を絶やさなければ生き残れますし、食料も保存しておけば季節分くらいは簡単に確保できます。村人たちをしっかりと管理することで快適な生活を確保できる、まさしく『ASKA』は仲間とともに厳しい世界を乗り越えていく体験をたっぷり楽しめますよ!




『ASKA』は、期待の新作サバイバルとして早期アクセスでリリースされ、Steamユーザーレビューでも「やや好評」の評価を得ています。裸一貫からスタートして素材集めやクラフト、建築を経て発展を実感できる、クラフトサバイバルとして欲しい要素を備えている作品です。


NPC村人はなにより非常にありがたい存在で、人が増えるごとにやれることが増えていくのを実感できます。作業指示などもシンプルながらしっかりと働いてくれますし、不足している問題点を訴えてくれます。管理ゲームの要素もあるので、仲間とともに生きる道を見つけ出す楽しさもあります。


神の力を得て一時的にカラスに変身もできます。
死んだら村人を犠牲に復活も。

リリース初期は不便な点や不具合も多かったのですが、アップデートで修正や改善も頻繁に行われています。全体的にはかなり遊びやすく、また、日本語にも対応しているので友人をマルチプレイに誘いやすいのも大きな利点です。


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